Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

穏やかに過ごせることの大切さ

2018-08-19 20:00:14 | 日常
夏になると戦争の話をよくテレビでも報道されているけれど『 戦争体験者 』もまた高齢になり『 知る人 』も少なくなっている。


そういうオイラの亡くなったばぁちゃんも戦争体験者だったが、小学生の頃の 夏休みの宿題か何かで『 体験者に話を聞く 』という課題があったけれども

亡くなったばぁちゃんは戦争の話は思い出したくないからあまりしたくない。と言っていたのを思い出す。


大人になって身近にもオイラが世話になっている熟女様(年が二回り以上離れている)がいる。

その熟女様には姉さんが居るのだが、これまた熟女様よりも年が一回りも離れている。

以前にこんな事を聞いた。


    なんでそんなに姉さんと歳が離れてんの?


   熟女様 :  あぁ~死んだ父さんが戦争でシベリアに行って戦争が終わっても帰って来れへんだからやで


      シベリア拘留


   (☉д☉) シ、シベリア マジか


聞けば
姉さんが母親のお腹にいる時か生まれてすぐかで戦争に借り出されいなくなり、戦争が終わっても日本に帰ることが出来ずにシベリアに10年近くも居たそうな。

それまで熟女様の母親は10年近くも帰りを待って姉さんを育てたそうで…。


   熟女様は父親がシベリアから帰って来てからの子供

   熟女様の姉さんは戦争に行く前の子供


長い時間を奪われていた。


    年が離れていた理由に『 戦争 』があったのだと初めて知った


後に熟女様の姉さんにもオイラは会うことが出来、オイラは気になってその時の話を聞いた。


無事日本に帰って来れたのは良いが、熟女様の姉さんは10年近く経ってシベリアから帰って来ていきなり現れた父親をどう思ったのだろうか?


    姉さん、初めてお父さん見た時どう思ったん? (直球で聞いたんス)



   熟女様の姉さん :  このオッサン誰やねん?って思ったわ~父親って言われても実感なかったで~

 
    そりゃそうやわな…


【 シベリア拘留 】とよくテレビでも見る話だけども、遠い地の話で身近に関わっていたなんて知らなかったし

あの時なぜ年が離れているのか?と熟女様に問わなかったら分らなかった。


また熟女様の母親も10年近くも戦争に行って生死の分からぬ帰る事の出来なかった旦那さんを待っていたとは…。

必ず生きて帰って来ると信じていたのだね


そんな戦争体験者の熟女様の両親も年齢故に亡くなっております。


戦争になり得られるモノより、失われ奪われるモノの方がずっと多いし大きいように思える。  いつの時代も平和であってほしいと願うよ
コメント
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