


御年19歳



猫嫌いだったマロンばぁちゃんが唯一大好きだった

最期の最後までママさんの呼びかけに応えていたそうです。
オイラは事情がありその日はマロンの傍にはいられず、夕方帰って来るまで命がもってくれるだどうか…と思っていたが
オイラは看取れなかったが寂しがり屋のマロンだったので、ママさんが傍に居てくれ『 独りで逝かせなくてよかった

ママさんもジロー兄貴の時とは違い、一人で

マロンばぁちゃんはライフ(






人間でいえば90代という高齢。健康優良児でもこんなにも長生きするのは難しいといえるのに、病気を患いながらも長生きをしてくれた。
もともと

猫が夢中になるという「 ちゅ~る 」でさえもあまり好んで食べないという「 食の好みにこだわりがある猫 」であった。
4月にはいってすぐパタリと



毎日一日

キャットフードやウエットパウチ・猫缶など今は豊富に売られているし、地元では売っていないような品(ご飯)もネットで取り寄せて、どれか一つでも食べてくれるならと必死だった。
それでも身体の調子が良くない・食欲すら起こらず食べる気力もない・身体が栄養を摂ることをやめたのかご飯の入った器を顔に近づけるも嫌そうな顔をしてプイッっと背け何も食べない

この数週間で食べない日が続き、身体も骨が浮き出て皮だけとなり前足の関節も痛みがあるのだろう普通には曲げられず寝ることもままならず
後ろ脚も関節が曲がらなくなり歩く時もロボットのように突っ張った状態で外側から足を開いて一歩を踏み出し歩くのがやっと。
猫特有の顔を洗う仕草をするも前足1本だけでは支えきれず倒れてしまう、指一本でちょっと押しただけでも倒れてしまうほど弱々しくなってしまった。
ほんの数年前までは


毎日心配でたまらなかったけど食べたくなかったら無理に食べなくていい、見たい景色・お気に入りの場所・好きな匂い…存分に今を謳歌してくれたら嬉しいや

それでもオイラとママさんは





毎日毎日欠かさず言い続けてきた

脱水症状を防ぐための

( ¯•ω•¯ ) 点滴をせねば死期が早まる… でも嫌な思いをしてまでするべきなのか…
点滴をマロンが嫌がるたびにオイラとママさんは葛藤し相談し合った

マロンには長生きをしてほしいが、老いて痛みを我慢しままならぬ身体を持て余し果たしてそれが正解なのか? オイラたちの失うことへの寂しさからのエゴではないのか?
これは

相談して点滴をやめることにした。
つい先日

そう考えると、やっと病と痛みから解放され・自由に歩ける走れる動けることが出来て喜ばしいことなのに残された点滴を見ると居なくなったと実感して寂しさが溢れた。
ジロー兄貴とマロンの二匹は別々の場所から同じ時期に

本当は甘えたいのに愛情表現が不器用な仔で、瞳が黄金色と緑色の

歳をとるたびに気難しいところも出てきたけど可愛らしくもあり、愛猫のモナやライフを失った時にはオイラを励ますように何も言わずただいつも傍に居てくれた。
いつもオイラやママさんにサイレントニャ~

一日一緒にいる時間を設け、兄貴夫婦・甥や姪も

4月13日、荼毘に付しました。
火葬場の方に小枝のように細いと思っていた「 お骨 」はとても綺麗でしっかりしている方だと言われました










自分が元気なうちに皆を無事に見送れて安堵もしたが、心の寂しさや「 もう重みを感じることはできないのだ 」という悲しみはいつになっても慣れるものではない。いつも大粒の涙が出る。





楽しい時間を共に過ごすことが出来たことに、ただただ感謝してる。












長い間、一緒に生きてくれてありがとうね 。必ずまた逢おう

