夜、
甥( 小学生 )に
猫たちの話を少しだけした。
そこで
パーちゃん( アトリエ & 工房の住猫パセリ )が亡くなった経緯も詳しく話した。
パセリが亡くなった時、埋葬する為に甥は泥だけになりながら皆と一緒に必死で穴を掘っていた。
パセリがどうして亡くなったのかは知っていたが、そこに辿り着くまでのことを話してはいなかったのだ。
私の話を何も言わず、ただジィ―っと私を見つめ聞いていた。
甥の顔の表情から、その話の内容にショックを受けているのが分かった。
それから、他の猫たちの話をするうちに
『 保健所 』の話もした。
甥はそういう所がある事すら知らなかったのだ。
犬や猫の保健所なんて、大人がこんな話をしなければ小学生が知らないのも無理はない
無理やり保健所に連れてこられた仔がほとんどだけれど、
長年一緒に暮らし家族同然だった犬や猫を飼い主は自分の都合で、
殺されるとわかっていて連れて行くこともあるんや。
お前(甥)は ライフ君たちを殺されるとわかっていて保健所に連れて行けるか?
私の話を聞き、甥は更に表情をこわばらせ、両手で顔を押さえ下を向いた。
なんで…なんでそんなことが許されるんや…
人間も犬も猫も同じ『 いのち 』やのに、なんでなんやろな… としか返事ができんかった。
これも現実や。 そういう施設があって、そういう仔たちがおることも忘れたらあかんで!!!
けれど、【 犬猫殺処分ゼロ 】へ向けて動きだしている県があることも話した。
それを聞き
それはどこ? 何県なの? と嬉しそうに話を聞いていた。
現実を知り、これからも人に優しく、動物に優しくあってくれよ
わかった
甥には『 現実を知り、そのうえで本当の優しさと大切さを見極めろ 』と
小学生にはショックが大きいかもしれなかったが、我が家のライフの酷い怪我も『 目を背けず見ろ!! 』と言ってきた。
私が隠さず話すことで甥なりに私の意図する意味が分っている。
今回のこのお話もきっと衝撃だったに違いないが、彼にとってはまた一つ大切さを知ることとなったはずなのだ