言葉も文化も違う遠い異国の日本に移住し多くの苦難と労働に接しながらも、関帝信仰を中心にして祖国を偲びまた関帝廟の中に浅草から勧請されたと云われる観音菩薩を祀り、日本の文化も温かく抱擁しながら心を一つにして、是までの繁栄を築かれた中華街を訪れて感じますのは人々の活気ある行動と気高さ、意気込み温かさであり、日本人が忘れ去った人と人の絆の深さを強く感じその生き様に感動しました。
奥様がいちど横浜中華街に行きたいと望んでおられ、今回も息子のご招待で実現しました。奥様と歩いていますと祖国の文化を大切にした店構えが連なり、沢山の観光客で溢れふと店の奥に5人程の中国の手相見さんが並びその前に8人の若いお客さんが座り順番をまっていました。私共も奥さんと一緒に椅子に座り、片言の日本語が聞こえ不思議にもひと時のあいだ異国情緒を感じました。