日だまり
院内の白い柵の上に
野鳥がふらりと舞いおり、
あたたかい森の薫をのこし、
何処ともなく翼をひろげ
ビルを越え飛び去りました。
何事にもにもこだわらず、
天の響きに合わせて
舞い遊ぶ野の鳥たち。
念仏の世界には罪悪も業報もを感ずることはないのである。
念仏者は無礙の一道なり、
そのいわれいかんとなれば、
信心の行者には天神・地祇も敬伏(きょうふく)し、
魔界・外道も障礙(しょうげ)することなし。
罪悪も業報も感ずることあたわず、
諸善もおよぶことなきゆえに
無礙の一道なりと、云々(うんぬん)。
親鸞上人 歎異鈔 第七
『注』
無礙(むげ)・・・障りのないこと。さまたげのないこと。何ものにもとらわれず自由自在であること。
無礙の一道・・・何もにもさまたげられない一すじの道。
障礙(しょうげ)・・・さわり、さまたげ。さとりを得るための障害となるもの。
四種の障害(法をそしること・自己に執着すること・苦しみを恐れること・
すべての生きものにたいする利益について無関心であること)がある。

院内の白い柵の上に
野鳥がふらりと舞いおり、
あたたかい森の薫をのこし、
何処ともなく翼をひろげ
ビルを越え飛び去りました。
何事にもにもこだわらず、
天の響きに合わせて
舞い遊ぶ野の鳥たち。
念仏の世界には罪悪も業報もを感ずることはないのである。
念仏者は無礙の一道なり、
そのいわれいかんとなれば、
信心の行者には天神・地祇も敬伏(きょうふく)し、
魔界・外道も障礙(しょうげ)することなし。
罪悪も業報も感ずることあたわず、
諸善もおよぶことなきゆえに
無礙の一道なりと、云々(うんぬん)。
親鸞上人 歎異鈔 第七
『注』
無礙(むげ)・・・障りのないこと。さまたげのないこと。何ものにもとらわれず自由自在であること。
無礙の一道・・・何もにもさまたげられない一すじの道。
障礙(しょうげ)・・・さわり、さまたげ。さとりを得るための障害となるもの。
四種の障害(法をそしること・自己に執着すること・苦しみを恐れること・
すべての生きものにたいする利益について無関心であること)がある。

