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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句665「魚屋の濡れし前掛野分前」(『夜汽車』2019)(寺澤始)

2024-09-12 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句665・湿感30・寺澤始01・2024-09-12(木)
○「魚屋の濡れし前掛野分前」(『夜汽車』2019)(寺澤始01)
○季語(野分・仲秋)(「→ふらんす堂」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそにぬねのはひふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:五感の湿感第30弾。重厚な青い綿の魚屋の前掛け。白く屋号が入っている。ふんだんに魚に水を浴びせる。勲章のように前掛けに濡れ模様ができる。充実した仕事の前触れである。


寺澤始(てらさわはじめ)
○好きな一句「秋灯や夜汽車の模型走らせる」(『夜汽車』2019)02
○季語(秋灯・三秋)(引用同上)

【Profile】:1970年東京都出身。静岡市に育つ。熊本で「火神」「幹の会」に参加。1998年首藤基澄に師事。「火神」同人。2001年「未来図」入会。→鍵和田秞子に師事。2016年第31回「未来図」新人賞受賞。2017年「未来図」同人。第1句集『夜汽車』により第16回日本詩歌句随筆評論大賞俳句部門「俳句四季賞」受賞。

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