○五感俳句0322・質感=重018・井越芳子01・2017-03-13(月)
○「春陰や鳥の重さの砂袋」(『鳥の重さ』2007)(井越芳子01)
○季語(春陰) 「しゅんいんやとりのおもさのすなぶくろ」【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「春陰」というやや暗い重さをもつ季語に取り合わせたのは「砂袋」。その量感を「鳥の重さ」と表現した。決して鳥が入っている袋ではないが、袋の膨らみも見えてきそうだ。
●井越芳子(いごしよしこ)
○好きな一句「どの石もゆふべの落花浴びてをり」(『鳥の重さ』2007)02
○季語(落花) 「どのいしもゆふべのらっかあびてをり」
【Profile】:1958年東京生まれ。1984年「畦」入会。1995年「青山」入会。「青山」同人、俳人協会幹事、国際俳句交流協会会員。『鳥の重さ』により第31回俳人協会新人賞受賞。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます