●特集俳句381・家具俳句10=籐椅子・岡本松濱1・2018-5-28(月)
○「籐椅子にうつしみ雲の如くあり」(『松濱句抄白菊』1941)(岡本松濱1)
○季語(籐椅子・三夏)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「うつしみ(現し身)」とは、 この世に生きている身。うつそみ。籐椅子に揺られていれば、我が現し身はまるではかなく消える雲のようだ。「家具俳句」は「籐椅子」にて最終回。
●岡本松濱(おかもとしょうひん)(1879~1939)
○好きな一句「春雪やうす日さし来る傘の内」(『松濱句抄白菊』1941)2
○季語(春雪・三春)(→「現代俳句データベース」より引用)
【Profile】:大阪府出身。1932年に→正岡子規に師事し、38年上京して「ホトトギス社」社員としての編集、事務に携わった。→高浜虚子派鍛錬句会には必ず参加している。大阪で「寒菊」創刊主宰。
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岡本松濱掲載句
03鏡にも手のあと白し天瓜粉(天瓜粉・三夏)〈五体477・手18〉2020/5/7
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