●五体俳句381・肉1・竹中宏1・2018-5-29(火)
○「牡丹にことば肉より出て瞑し」(『饕餮』1984)(竹中宏1)
○季語(牡丹・初夏)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:言葉を発するとき、口腔や舌・喉を意識する。それら肉体からしぼり出された言葉は、牡丹の花影に降りかかるときすでに瞑(くら)い。
●竹中宏(たけなかひろし)
○好きな一句「ある遠さは灼けてしづかにもがく濤」(『アナモルフォーズ』2003)2
○季語(灼ける・晩夏)(「俳句201607」より引用)
【Profile】:1940年京都市伏見区出身。1958年「萬力」入会、→中村草田男に師事。「萬緑」同人。京大俳句会会友。1988年「翔臨」創刊、主宰。
↓
竹内宏掲載句
03ゆつくりと伽藍を巻いて蛇穴に(蛇穴に入る・仲秋)〈特集550・いろは俳句4-9(ゆ)〉2021/10/1
04水鳥は無數の壜のすれあふ音(水鳥・三冬)〈特集685・びんびん俳句1-9壜4〉2025/1/31
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます