●五体俳句024・手元01・井上井月
○「手元から日の暮れゆくや凧」(井上井月01)
○季語(凧・春)
【鑑賞】:凧揚げの糸を引っ張っている手元。その手元から日暮れが始まっています。一日の刻、新年の三日の刻も急いでいます。
○井上井月(いのうえせいげつ)(1822~1887)
○代表句「何処やらに鶴の声きく霞かな」02
○季語(霞・春)
【Profile】:1822(文政5)年、越後長岡に生まれる。1869年から1884年まで、伊奈谷各地の神社、寺院などの奉額のほか、句集序文、句画帳などを残す。→種田山頭火も心酔した酒好き、放浪の俳人。
井上井月掲載句
03寝て起きて又のむ酒や花心(花心・春)〈特集・酒呑み(起き酒)〉2013/4/19
04肴から酒をもとめて冬の月(冬の月・三冬)〈特集・酒呑み2(酒の肴)〉2018/11/30
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