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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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■五感俳句639「虫時雨とても静かな胸騒ぎ」(かわにし雄策)

2023-09-25 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句639・第六感6胸騒ぎ1・かわにし雄策01・2023-09-25(月)
○「虫時雨とても静かな胸騒ぎ」(かわにし雄策01)
○季語(虫時雨・三秋)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「胸騒ぎ」は静かなほど重くざわざわとさしせまる。虫時雨の中で。口語の「とても」がよく効いている。下記に「とても」使用句を挙げる。


かわにし雄策(かわにしゆうさく)
○好きな一句「影持たぬ兄が帰つてゆく夏野」02
○季語(夏野・三夏)(引用同上)

【Profile】:1943年福岡県出身神奈川県横浜市在住。「(はく)」(1978年有冨光英が東京で創刊。師系:→宇田零雨)(→加藤光樹代表)同人、編集長。「軍手の創」が第35回(2007年)新俳句人連盟賞佳作1位。

 

■Pickup「副詞〈とても〉使用俳句3句」(2023-09-25)
01「三・一一神はゐないかとても小さい」(『龍宮』2012)(照井翠)
02「赤い夏月仰臥はとても怖いかたち」(井筒安男)
03「おじいちゃんはとてもあたたかな切株」(『切株』2000)(小町圭)


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