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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■方法俳句627「睡蓮を出て一本の鯉となる」(横溝養三)

2023-07-06 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句627・直喩140となる2・横溝養三01・2023-07-06(木)
○「睡蓮を出て一本の鯉となる」(横溝養三01)
○季語(睡蓮・晩夏)(「→老いてこそ勉強」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:睡蓮の花と葉に下に隠れていた鯉。その庇護から出て鯉が独り立ちした印象を覚える。「一本」に込められた鯉の覚悟。


横溝養三(よこみぞようぞう)(1919-1989)
○好きな一句「水と石だけの箱庭雨蛙」02
○季語(雨蛙・三夏)(第17回角川俳句賞受賞作品「杣の部落」50句中の1句)(「俳句201411」別冊付録「第60回記念歴代受賞作品集~角川俳句賞のすべて」より)

【Profile】:東京都出身。「俳句と旅」を経て1953年「萬緑」入会。→中村草田男に師事。「杣の部落」50句により第17回(1971年)角川俳句賞受賞。


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