昨日、少し早い『母の日プレゼント』を渡しに実家に帰りました。
松山市内ですので、車で15分ぐらいのところです。
昭和8年生まれ、現在88歳の母は、
記憶力がよく、テキパキよく動き、交友関係も広い人ですが、
コロナ禍でステイホームになってからは、
楽しみにしていた集まりがお休みになり、つまらなそうで、
ため息が多くなりました。
「物忘れも多くなって辛い・・・。」とぼやくときもあります。
母の日のプレゼントは毎年悩むのですが、
民舞の会に参加する時は、真っ赤な口紅をつけると言っていたので、
真っ赤な口紅を買って持っていきました。
せっかくプレゼントしたのに、口紅をつけようとしないので、
「口紅つけとーみ!」というと、ちょっとめんどくさそうにしていましたが、
鏡を前に持って行ってあげると、ぶつぶつ言いながら取り出し、つけてくれました。
見る見る表情が明るくなり、
「ええねぇ~♪」と
鏡を前に顔全体をみて気に入ってくれた感じです。
そうしたら、
「最近、“しゅみ”がまた増えた・・。」と言い出し、
「しゅみ?!」と私、
「しゅみよ!」と、母は鏡の前で顔を動かすので、
「あぁー、シミ!」・・・。
88歳の母は、かれこれ前からシミやしわがあります。
いまだに、鏡をみればシミを気にしてしまうのは、
いくつになっても女性であるということですね。
それから、母は、昔から「シミーズ」のことを「シュミーズ」と言っていたなと、
普通に「シミ」と言えないことが、昔と変わってないなぁと思えて、
この懐かしい感じは、ええなぁと思いました。
すこぶる元気な母ですが、
病院通いと毎日の薬が必要になって、
仕事の合間や休みの日に
母や義父の用事に
家族と相談しながら動かないといけなくなってきました。
実際にやってみて、大変さがわかりました。
両親が元気な時は、考えもしなかったことです。
今、思うのは、
独身時代・結婚の時・30代・40代・50代での両親との距離感。
大事だし、それぞれ違うということです。
独身時代は、距離を取って、離れていた方が良いと思います。
お互い自立していて、遠くからお互いを気遣うぐらい。
結婚の時は、積極的に意思疎通をはかったほうが良いと思います。
普段は聞けない、親の想いを受け継ぐこともできて、
それが、結婚してからの礎になります。
30代40代の働き盛り・両親も元気な時は、程よく距離を取って、
必要な時に支え合うぐらいがちょうど良いと思います。
結婚して自分たち夫婦と子供との暮らしを軸にして、
どちらかが、実家寄りになるのは、気を付けた方がいいと思います。
円満に親戚付き合いをする方法は、
まずはパートナーの親兄弟に連絡し、気遣って、
次に自分の親兄弟に連絡するという付き合い方です。
自分が50代になってくると、親も70代後半から80代です。
若い時とは違い、親の老いを目の当たりにしたとき、
距離は近くなり、介護が必要になってきます。
その時に、お互いに、気持ちよく接し合いたいものです。