1月の成人式以来の着付けのお仕事です。
来年成人式の前撮りのためオファーがありました。
昨日の雨が嘘のようにさわやかな晴天です。
桜も満開で、絶好の撮影日和。
ネイビーの着物がとってもよく似合うかわいらしいお嬢さんでした。
おばあちゃんがとっても嬉しそうでした。
いいお仕事ができました。
着物着付けは、
奥が深く、物の道理を知って、納得して、
その先に美しさの追及があることを教えてもらいました。
30年以上携わっていますが、
今だに新しい事の発見と、探求は続いています。
何より、日本の伝統技に触れことができて幸せです。
この着物着付けは私のライフワークになりました。
コロナで着付け教室も縮小していましたが、
そろそろ、以前のようにまた生徒さんにお集まりいただこうかと思っています。
成人式の着付けのお仕事も無事に終え、
生徒さんと復習をしていたところ、
いつも結んでいた帯結びが、
生徒さんのど忘れから、
ここに手先(てさき)を通したら、ゴージャスじゃないって、
偶然出来上がった帯結びです☆
日本の伝統技能で織られた素敵な柄の錦帯。
1本の長い帯が、幾通りもの形に結べて、女性を美しく着飾ります。
本当に、着物は女性の美意識を刺激します。
私は帯結びのバイアスの綺麗な曲線が好きです。
柔らかいドレープとシャープな折目をつけて、
仕上げにテンションをかけて帯の艶をだし、仕上げます。
若い方々にも新鮮に感じてもらえるように
着付けも進化しながら、継承されていくのだと思います。
今日は先輩お仲人さんのところに伺って、
いろいろ情報交換してきました。
今更ですが、お見合いの歴史もちゃんと知った上で、
現代にあったお見合いに進化させ、
良いご縁を繋げたいなと思う今日この頃です。
☆和更紗に雪輪柄の袋帯 二重太鼓
〈正統派が好き〉
ヴォーチェで着付け教室を開講しています。
今日も午後、姉妹のお稽古がありました。
お稽古中に、帯結びの角出しをしていて、
ふと、NHKの朝ドラ「おちょやん」で観た女優さんの着物姿を思い出し、
たれの裏が出ている結び方を練習してみようと、
空き時間に練習しました。
1時間集中しました。
私のライフワークで気分もスッキリできた、直後‼
あッちゃ~~~!!ということが判明して、
バタバタ・バタバタ・・・
ギリギリセーフでお仕事終了になりました。
昨年からはじめたVOCEの書道教室は1月書初めをしました。
「ひのまる書道塾」の石丸東陽先生が毎週1回ヴォーチェの事務所に来ます。
1月は書初めということで、
私は結婚の「結」の字を選び、書体は行書にしました。
先生のお手本↓
そして、私の正書したのが、↓
力を入れたり抜いたり、流れで書いたりが難しいですね。
書道教室は毎週水曜日17時30分~18時30分の1時間
現在生徒は私を含めて2名です。
定員は4名なので、募集中です。
2月からはペン習字(硬筆)なので、
普段の文字をキレイに書きたい方、いかがでしょうか!
お月謝制5,500円です。
松山大街道のゆうび苑さんで
振袖の着付けを
スタッフと一緒にしてきました。
かわいいお嬢様、とってもお似合いでした。
スタッフも練習の成果を発揮してもらって、
帯結びは完璧でした。
今年は1名で、40分ぐらいで終わってしまったので、
もっとたくさん着付けたい!と思いました。
来年は、いつも通りの成人式が開催されることを願うばかりです。
今年の成人式はコロナ感染拡大により中止が決まりました。
成人式を楽しみにしていた二十歳の方々の気持ちを考えると残念でなりません。
今私が着付け教室やブライダル着付けの仕事をしているのは、
自分の成人式に着る着物を、銀天街で買ったことがきっかけです。
呉服屋さんのキャッチセールスで振袖が気に入って
勝手にローンを組んで買ったら、
母にものすごく怒られて、その週の日曜日に母と着物屋さんに行きました。
解約する予定でしたが、母もその着物が気に入って、
振袖は自分で責任もって支払うことになり、
帯は気に入らないと、母が別の呉服屋さんで見つけて買ってくれました。
思い返せば、私の衝動買いの始まりは、その振袖からです。
その秋に、母が近所の着付け教室に行ったら、
楽しかったけん、ゆうちゃんも一緒に行こう!と誘ってくれました。
振袖を買った私が、着物に興味があることがうれしかったようです。
初めて行った着付け教室では、
勉強でもなんでもそんなにできるほうではないのに、
着付けはすらすらできたことで、自分には向いているかもしれないと、
どんどんのめりこんでいきました。
カリキュラムも上のクラスを目指すようになったのですが、
バブル期の着物学院は、パーティーとかで着物の展示会があり、
自分も買わないといけないし、
知人にも紹介しないといけないというのがあり、
二十歳の私には、無理だと思ったことと、
そのビジネスに疑問を持ったので、やめてしまいました。
母は、御免状とか技術がもったいないと残念がっていましたが、
その当時、別のことに興味があり、着付けから離れていました。
でもお世話になった着物学院の先生とは月一で交流していて、
25歳の時に、その先生から、
結婚式の美容室が土日に着付けができるアシスタントを
探しているから、行ってみないかと誘ってくださり、
ちょうど、興味を持って活動していたことが終わったので、
着付け教室の御免状を持っているというプライドだけで行ってしまいました。
早速結婚式に出席するご親族の留袖着付けをやってみなさいと言われ、
着付けると、先生が、
「ぜんぜんダメ!、脇の始末もおはしょりもキタナイ、
あなたそこで、見てなさい!」と
言いながら、私が着つけたお客様の着物を全部ほどいて、
一から着付けをはじめました。
私は悔しさと恥ずかしさで
プライドを傷つけられたとショックを受けましたが、
先生の着付けをみて、そのすばらしさに、
「この先生に一から習い直そう、そうしないと、勉強した意味がない」と思い、
毎週、アシスタントに入って、勉強させてもらいました。
その先生のところで、12年間勉強させてもらって、
美容師免許も取らせてもらって、
先生には感謝しかありません。
若気の至りで、生意気なこともたくさん言ったりしたりしましたが、
今になって、反省し先生の気持ちを理解することができます。
ただ、はじめて先生の着付けをみて、
先生のような着付けができる人になりたい!と思ったこと、
先生の花嫁着付けの技術を後輩に伝えたい!と思ったこと、
この二つは、今ヴォーチェの着付け教室でできていると思います。
また、仕事などでストレスが溜まってきたら、
着物に触れて、癒されて、リフレッシュできるので、
やっぱり着物着つけは私のライフワークだと思います。
今日は、着付け教室の生徒さんが新しい生徒さんを連れてきてくれました。
紐の結び方から、説明していて、楽しいなぁと実感しました。
新しい生徒さんが3か月後に、
ほぼ自分で着れるようになるのがまた楽しみです。
また明日も着付け教室があるので楽しみです。
そして、10日は二十歳の振袖着付けがあります。
成人式はありませんが、
お友達と楽しい思い出づくりを楽しんでいただきたいです。
今日は松山市の成人式の日でした。
10時前に最後のお嬢さんのお支度が完了しました。
着付けスタッフもこの日のために1年間練習してきました。
私が25歳の時に、着付けの先生から、
「成人式の着付けは、お嬢さんがほぼはじめて着物を着るので、
着崩れたり紐や帯の締め方が悪く苦しくなったりしたら、
その後の人生で着物を着なくなるから、着付ける者は責任重大よ」
と厳しく指導されました。
今日の方々が、着物でつらい思いをせず、
楽しい成人式だったと笑顔で終わることを願うばかりです。
今日は20才のときに母につくってもらった浴衣でお稽古しました。
その当時は、木綿の反物を呉服屋さんで選んで仕立ててもらっていました。
こういう藍色か白地の物が主流で、この柄は「20才なのに地味なの選んだね」と母に言われました。
30年経っても着れるので、これを選んで良かったなと思っています。
帯は、白地の博多帯です。これは5年ほど前に自分で奮発して買いました。
どちらも古典柄のためバランス良く蝶結びにしました。
偶然にも、VOCEホームページのVOCE倶楽部着付け教室の浴衣の写真と結び方が一緒でした。
その他おしゃれで可愛い結び方、たくさんレパートリーある中、、、
ここぞというときは、無意識のうちに、
自分の一番好きで得意なことをしちゃうんですね。
着付けや着物に興味のある方は、お気軽にお問合せください。
※着物や小物がお手元にない方でもお稽古着があります!
ステキなホテルで結婚式がありました。
スタイリッシュなお部屋で
留袖のお着付けをさせていただきました。
お客様のご来店を待っている間の写真です。
新婦のお母様の留袖は、
おばあ様がお母様の結婚するときにあつらえて持たせたものだそうです。
二十何年間タンスの中で、この日を待ちわびていたことでしょう。
とてもステキな新郎新婦様とご家族の皆様でした。