パリに行くと、必ず行く美術館があります。中世美術館 クリニュー美術館です。ローマ時代の遺跡を利用した美術館で、時代が下って巡礼の教会でもあったのでしょうか、ホタテ貝の装飾、庭にふるい井戸、ルネッサンス時代の絵に描かれた植物などが植えられています。なんといっても、一角獣と貴婦人のタピストリーの素晴らしさ、薄暗い室内に入ると、それぞれテーマを持ったタピストリーにかこまれます。いつも、しばらくその中に座ってます。その部屋をでると、ローマ時代の彫像や柱の部屋になります。以前、屋根はなく、自然光でゆったり鑑賞できたのですが、、、観光客の多い夏でもここだけは、ゆったり鑑賞できる美術館です。入ってすぐの部屋にある、木造の聖人た ちの姿もおおらかに表現されていて、毎回訪れると、心の中で、今日は!また来てしまいましたとつぶやきます。



