思えば、遠くに来たものです。実は、ブルガリアはこんどの旅行の計画には入ってなかったのです。ルーマニアだけのツアーが成立できなかったのです。まあついでにいいか。いつも人間ウオッチングをしてるのですが、ルーマニア人、ブルガリア人ともにシャイな印象を受けました。なぜなら、路上で若いカップルが抱き合ってキスする姿を見ませんでした。ポーランドでは、あんたたち、いいかげんにしなさいよといいたいぐらい長く抱き合ってるのをしばしば見ます。まあ、それだけでシャイと決めつけるのはどうかと思いますが。ちょうど学校の社会見学でしょうか、子供たちの集団に何組も出会いました。日本から来た私たちが珍しいのか、写真を一緒にとってもいいかと聞かれ何人もと肩組んでポーズしちゃいました。素朴で純な子供たちでした。そして、お土産やさんの通りでも子供に取り囲まれ、いい感じでめちゃくちゃブルガリア語で話してたら、ちょっとおデブで間の抜けた坊やが、買ったばかりのカップをガチャンと落としてしまいました。きっと、家族の誰かへのお土産に違いありません。(いるんですよね、どこでもこんな子)彼は、すっかり悲しそうな顔になってしまいました。「いくら?もう一度、買いなさい」とお金をあげました。もう、私はその集団の救い主。可愛い子たちから頬を撫でられたり、投げキッスまで。私も調子に乗って、両手で投げキッス。彼らと別れて、あちこち見てたら、また彼らに会いました。おデブ坊やが、私のとこに来て、買ったよ、ありがとうと何度も言うのです。
さて、ソフィア教会の遺跡のそばで、ブルガリアの遊牧民が織ったというキリムを買ってしまいました。私の弱点は、シルクロード、遊牧民、フレスコ画、ジプシー。でも、いいキリムです。店の奥の部屋に飾ってありました。いい感じに植物染料の色が古びてます。言い値で買ったので、ツアーの同行の人に負けさせるものよと言われました。
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