山口県統一 共通Vテスト

山口県の公立高校入試を真剣に考える!

5月29日(金)

2015-05-29 09:22:30 | Weblog
まずは昨日の散歩。

5954歩と少な目。海からの風が強く、雨が降るかもしれないと思ったので…

登り坂をさけ、平坦な道を、それでも負荷を考えていつもより速足で歩いてみました。

1時間のウォーキングで、ありえんくらい汗をかいてしまいます。

糖尿のため、水分をたっぷりとっているからだとは思いますが、

それでも大雨降った勢いの汗。。。

ウォーキング後のシャワー&ノンアルコールビールが至福の時と

なっています。。。(侘)


昨日歩きながら考えたこと。。。

山口県の公立高校入試では、来年度から通学区域が普通科でもとり

はらわれ、全部の公立高校で、山口県内の受験が可能になります。

このことがもたらす意味、影響についてあまり取り沙汰されていない

ので、あえてここで提言しておこうと思います。

このことの意義は、自分に合った校風の学校(例えば、野球やバス

ケットボールなどスポーツの強豪校で甲子園や全国大会出場が見込め

る学校に行ける、受験に有利な学校に行けるといったこと)を普通科の

なかで選択できるようになったこと。今までは、定員の5%、数年前か

ら定員の10%の枠内でしか合格できなかったので、他の地域からの

「越境入学」は学力の面でかなりハードルの高いものとなっていました。

その高校の合格最低ラインが150点くらいであっても、10%枠では

180点くらいないと合格できないようなケースもあったため、普通で

あれば合格できる能力があるにもかかわらず、受験を断念せざるを得ない

事態がありました。



ん??? これって山口県内で考えてみて、そんなに需要がある変革なの?

確かにスポーツの世界においては、かなり需要があるかもしれません。

でもそれを受け入れる体制(寮とか下宿、生活面のサポート、金銭的な保護

者の負担)が整っていない状態であるのも事実。

公立では、資金が潤沢にまわらず、各部活のOBの寄付や、保護者の負担、

地域の支援などがあってはじめてこのような生徒を受け入れることができる

ようになるのです。

大学進学には有利なので、ライバルがいて、受験サポートがしっかりしてい

る学校に進学したいと考える生徒もいるでしょう。これも同じで、受け入れ

態勢が整っていない。。。

この部分を丸投げにして(そこは個人で考えてね!的な)制度を改革するの

はと感じています。

生活が整えにくく、日々の食事、洗濯などの生活に気がまわらず、時間の管理

ができにくく、自分の能力を最大限に発揮できていない生徒も今までたくさん

見てきました。

可能性を伸ばすための高校選択の範囲が広がるのは万々歳なのですが、進学後の

サポートをどのようにしていくかを進学先の学校、保護者、個人にゆだねすぎず

に、体制を整える配慮が欲しいと思います。


この学区がなくなることで、地方の小規模の高校に通っている生徒が、都市部の

学校に進学してしまい、それでなくても毎年定員割れして、学校の存続も危ぶま

れるような高校が増えてくるということが、杞憂で終わってほしいとも思います。

ともすれば、これが県の学校統廃合の策略だとしたら。。。(怖い怖い)


ってことで、進学に関して不安があれば、ご相談ください。受験生サポートしてまいります!

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