ゴールデンウイーク最終盤はキャンプに。ということで、定番となっている愛南町須ノ川へ向かいましたが、なん
と「愛媛いやしの南予博2016」イベントのため、キャンプができない状況でした。下調べしていなかったので、
文句も言えません。さあて、どうするか。
御荘MICまで行く路で、以前に下見したことがある、「山」が付くところがあったはず! と思い出しながら、到着。
観光案内所で尋ねると「山出憩いの里」と判明。車で20分くらいとのことで、さっそく急行。渓流沿いにある施
設は山間合にたたずみ、いかにもといった風情。思い出しました、ここですね。
温泉と食堂、バンガローとデッキになっているテントサイトに芝生のフリーエリアなどがあるようです。手入れは
行き届いているようですが、破損している設備も散見されます。さ~てどうしようか。ネットでは最も安いフリーで
のテント1張り1300円とのこと。午後3時をまわっており、他の場所に移動するのも厳しいので、お世話になる
ことに。温泉の番台? が受付となっております。全員の名前を記入し、1300円を支払い。テントに提げる札を
もらいます。フリーサイトは2か所あるとのことで、上流側にしました。先客が1張りありましたが、広い空間では
ぜんぜん問題なし。水場・トイレも近いし、いい感じです。
さて、和気一家では愛南中毒ともいえる状況が2年前からありまして、その中心は愛南の魚介類なわけです。
テント泊に、地元スーパー・直産市での食材調達で、安価にあげるのが黄金の方程式であります。愛媛最南端
の実力たるもの、恐るべきものがあります。別途、紹介しますね。
しかし、今回はその定番を離すことにしました。なぜならば………。和気入道の「神にも通じる力」として持つ、胃
袋が欲する琴線に響くものが。いつもなら相手にしない施設の食堂を利用しようと家族に提案しました。まあ、
買い物をして家に戻ればいいわけで、海産物は家で食べれば問題ないし、買い出し・調理の手間も省けるし。
「愛南直産バイキング」と題されたメニューのみ。さあ、いざ!
こじんまりとしたビッフェ形式で、派手さはありませんが、野菜でデコレーションされた料理の数々はなかなかの
存在感です。一言でまとめると、「春野菜満喫」でした。すごいよ、これは。
動物性たんぱくはたいへん寂しいものがあります。肉が好きな人には物足らないでしょう。焼肉屋か、バーベ
キューでもどうぞ。海産物も少ないですが、きびなごの南蛮漬けと愛媛南予の辛子みそで食べる茹でたイカは絶品
でした。
家人ともども、健全なアルコール依存の和気入道はとしては「うまい料理には酒」が鉄則ですが、今回はそう思
いませんでした。空腹を邪魔するものは必要なし。ビールとかそうでしょ。
高級感のない、季節感ごり押しの手作り感満点の素朴なメニューは、「癒し」の極致でした。来週末も行きそうで
こわい。もっと評価されていいよなあ。外国の人とか、ストレスで泣きそうで哭けない皆さん。どうぞお越しください。
愛南、「海の須ノ川」に「山の山出」。