いつから、こうなったのでしょうか。よその国では、やっているのでしょうか。
嬉し涙はいいのです。スポーツなどで流しますね、見ている私達も称えます。
けれど、そうじゃない涙、悲嘆にくれている時に流す涙は、アップしない方が。
これは日本的な発想に基づいていると思われます。いくつかが挙げられます。
まず、臨場感を出したがる。手先が器用な国民性ゆえか映像に凝る点が一つ。
島国なので世間が狭い。同質なのが基本なので同調圧力があり、変化に敏感。
平和な時代の長かった国なので、遺伝子が鍛えられていない。つい、上滑りに。
どうでしょうか。自分の流したのが、悲し涙なのに、アップにされたなら。
それも、泣き出す瞬間を狙われてのズームアップされたなら。私は、御免です。
悲し涙アップ映像はやめた方がいい。露悪に成りかねない。日本的とも思う。
こういう発想は歴史上もあった。近隣諸国の痛みに鈍感な時代が。それどころか。
特に西洋人は、日本の悲し涙アップ映像を奇異に見ているのでは。やめた方がいい。