マジメ台湾旅行 完結編

おまたせ。これから佳境に入りますよ。
台北の龍山寺に行った時の事です。
その寺の裏町は、知る人ぞ知る台湾最大の色町である。

くだけた調子で再現してみると、こんな感じ……。
キョロキョロ、ソヤソヤ、ニタニタ、モゾモゾ、私は歩いていた。
すると、おやまあ、向こうから夜の蝶々が飛んできた。
明かりに群がる蝶とはこの事、くっついて離れようとはしない。
その蝶は中国語でこんな事を言ってきた。

蝶々（６００元、どうあるネ。）
私　（ここら辺はみな、その値段かいな？）
蝶々（そうあるネ、あなたどうするネ。）
私　（ん・・・・・・。）
蝶々（さあ、さあ、どうするネ。）
私　（まことに申し訳ない、良くないあるネ、じゃあネ。）

私はスタコラ退散した次第である。
ちなみに、６００元とは２１００円のことである。
安いと見るべきか、安すぎると見るべきか、いやはや。
そんなこんなで、締めくくりにしたいと思います。

ごらんの通りの、マジメ台湾旅行でした。
我が女親方の誤解無きよう、祈る次第であります。

(ー_ー)!!……完。