皆さんご存知の、最も美しいスイングの持ち主であるローリー・マキロイ。このスイングを目指してフィニッシュを「ピタリ」と決める選手が続出した。それまではフィニッシュの後にはクラブを前に戻していたのだが、マキロイの活躍後はピタッとフィニッシュポーズで静止したまま、数秒間姿勢を保つ選手が多くなったのである。身体が柔らかいせいか、クラブヘッドが目標方向を向くまで上体が回転していて、実に美しくカッコイイ。実は私も真似したいと思ってはいるのだが、「したい」というだけで「実際やろうと努力することすらムリ」なのである。全然ムリ。だが、そこからスイングの「やるべきこと」は、はっきりと見えてきた(と思う)。それを私なりに説明してみたい。これは全アマチュアゴルファーの知りたいことでもある。
では、マキロイのスイングと私での一番根本的な違いは何か?、ということから始めていきたい。
1、全体の流れがスムーズ
いわゆるワンピースなスイングということだが、これは一流のプロ選手であれば当然である。私もそれなりに「淀みなく振れている」と思ったが、如何せん「ビュッ」という感覚はまるでなく、テークバックからトップ・ダウンスイング・インパクトまで、全くと言っていいほどの「等速スイング」である。つまり力を入れるタイミングが「無い」というわけだ。これでは力を集中することが出来ない。スイングのスピードをテークバックよりインパクトのほうを数段速くなる必要がある。もちろん、インパクトスピードが早くなれば良いのだがそうも行かないので、テークバックを遅くし「バランスを取る事」が必要な気がした。つまり、インパクトのスピードに合わせて「全体のリズム」を遅くしなければならないのだ。マキロイが「1、2」のタイミングで振っているとするならば、私は「1〜〜〜、2〜〜〜」ということになるだろうか。
2、バックスイングをトップへ上げる「ちょっと前」のタイミングで、左への腰の切り返しをする
全体を遅くすると前項で言ったが、腰の切り返しと上体の沈み込みは「出来るだけ一瞬で」終わらせること。ここのスピードをMAXとすることで、捻転差を大きくすることが出来、初めてダウンスイングを姿勢良く振り下ろすことが出来るのだ。つまり、腰と両足が前を向いている時、肩を結ぶ線は「まだ右後方を向いていないといけない」のである。右後方はムリとしても、少なくとも左肩は「右足の前」ぐらいで留まってほしいと思う。そのためには、腰の回転は速いほうが良い。
3、上体を沈みこみは「ヨイショ!」という餅つきの要領で行うのが良い
マキロイのスイングを見ていると、トップからダウンに移るタイミングで「左肩が大きく盛り上がっている」のがハッキリと見える。打つ態勢に入るときの自然な動きだ。腰を回転しているから、振り下ろす動作は「胸郭と肩」から始まる。それによって腕と手が引っ張られ、クラブが遅れて振られることで結果として「タメ」が出来る。タメが作れたから飛距離が伸びるというわけではなく、クラブを急加速するから「タメが出来る」のだと思う。始めから全力で振り下ろしていると、腕の振りがそれ以上速くならないので、「クラブが加速せず」にインパクトを迎えてしまい、ボールに充分な推力を与えられないのだ。結果として、ボールがヘナヘナとドロップしてしまい、見ていてもかっこ悪いこと夥しい。スイングにはメリハリを付けて、インパクト時に速度と衝突エネルギー量が最大になるように「スピードを調整」すべきである。
4、インパクトでは左足が伸びて、力感がMAXになる
インパクトに最大の力を放出することが、飛距離を最大にする秘訣である。そのためには、インパクトで上体の傾きが漢字の「入」の字になっていて左手も身体について「やや前にハンドファーストの形」になっていること。右手が少し肘がゆとりがあって、ボールをヒットした後にリリースされて「伸ばす」のが正しい。このインパクト前後の数十センチの間は上体も両肩も飛球線と平行になっていて(軸が真っ直ぐで、右肩は少し下がっている)、頭も動かないのが理想である。私の場合は「上体が起き上がって、軸が右に傾いてしまって」いることが分かった。これは腰の回転と左への体重移動に「上体がついて行ってスエーしている」ことが原因だと思う。或いは前傾姿勢が崩れてしまって起き上がったために、肩の回転面がボールから外れてしまった、のどちらかである。そして、左足を伸ばして全身の力をインパクトに集中すること。インパクトで「全力をボールにぶつける形」を繰り返し練習することで、自然とインパクトで力を入れる「コツ」が掴めてくる。ただ力いっぱい振るだけではなく、例えばフィル・ミケルソンのように「右手が(正確には彼は左利きだから左手)しっかり伸びたフォロー」を毎回取れるような、「理想的な形を覚える」ことに特化した練習が大事である。ボールに当たる当たらないは、この際無視するのが上達の早道ではないだろうか。
5、最後にスイングのマキロイ化計画のポイントは、それぞれの動きのスピードをコントロールすることである
私のスイングは今回ダンロップのスクールで連続写真を撮って貰って分析したのだが、腰の回転が「遅く」てダウンスイングのスピード(と言っても、これまた遅いのだが)に「追いついていない」のだ。タイミングではない、回転力が「遅すぎる」のである。遅い上に上体が「下半身と同時に回転してしまっている」ために、腰と肩の「捻転差が殆どゼロ」である。ここは無理してもトップの位置のまま我慢しなければ、マキロイのようなスイングは「永久に出来ない」。やはりマキロイのスイングは、アマチュアにとっては「目指してはいけないスイング」なのだろうか。いや、私はマキロイのスイングをそのままコピーするのは無理にしても、全体を「そっくり遅くする」のであれば、可能だと思う。いわば「スローなマキロイ」だ。スイングを2倍遅くして、飛距離を半分にするのだ(ギャグである)。何と言われても良い、マキロイのスイングが欲しいのだ!
結論:各動作のスピードアップと、体全体を大きく使った地面方向への振り下ろし。それでスイングが力強く見える(見えるだけで良い)。そしてインパクトからフォローまで、頭の位置は最初のまま我慢する(そうするtpかっこよく見える)。とくに①前傾姿勢を保って腰と肩の捻転差を作ること、および②「タメ」を意識して右手のリリースをハーフウェイダウン位まで我慢すること、の2点である。それに何より「顔を下に向ける」ことも大事だ。思いっきり打っているように見えるではないか。
以上、やるべきことは見えてきた。
次回のダンロップでのレッスンまでは、この2点の課題を中心にスイングづくりを練習して、出来たかどうかを「スクールの連続写真」で確認すること。おまけとして「デジタル解析」でハンドファーストとダウンブローに打てているかどうかも見てみたい。これって何か「怖いもの見たさ」の感がするんだけど・・・。
実は球をあげようとしてシャクっていたりして。ないことを祈るのみ、である。
PS:アースモンダミンカップは菅沼がトップで、原英莉花とキムハヌルと申ジエが続く。河本は9位、鈴木愛は16位で、またまた優勝争いに絡んできそうだ。調子が出ていない菊地絵理香・黄アルムは90位で3オーバー。永井花奈・青木瀬令奈・松田鈴英は115位で5オーバーである。勝みなみ・三浦桃香・イボミは、予選通過はチョット無理かも。で、肝心の堀琴音は、定位置の115位。リランキングは今回は通りそうもない。ガックシ・・・。
では、マキロイのスイングと私での一番根本的な違いは何か?、ということから始めていきたい。
1、全体の流れがスムーズ
いわゆるワンピースなスイングということだが、これは一流のプロ選手であれば当然である。私もそれなりに「淀みなく振れている」と思ったが、如何せん「ビュッ」という感覚はまるでなく、テークバックからトップ・ダウンスイング・インパクトまで、全くと言っていいほどの「等速スイング」である。つまり力を入れるタイミングが「無い」というわけだ。これでは力を集中することが出来ない。スイングのスピードをテークバックよりインパクトのほうを数段速くなる必要がある。もちろん、インパクトスピードが早くなれば良いのだがそうも行かないので、テークバックを遅くし「バランスを取る事」が必要な気がした。つまり、インパクトのスピードに合わせて「全体のリズム」を遅くしなければならないのだ。マキロイが「1、2」のタイミングで振っているとするならば、私は「1〜〜〜、2〜〜〜」ということになるだろうか。
2、バックスイングをトップへ上げる「ちょっと前」のタイミングで、左への腰の切り返しをする
全体を遅くすると前項で言ったが、腰の切り返しと上体の沈み込みは「出来るだけ一瞬で」終わらせること。ここのスピードをMAXとすることで、捻転差を大きくすることが出来、初めてダウンスイングを姿勢良く振り下ろすことが出来るのだ。つまり、腰と両足が前を向いている時、肩を結ぶ線は「まだ右後方を向いていないといけない」のである。右後方はムリとしても、少なくとも左肩は「右足の前」ぐらいで留まってほしいと思う。そのためには、腰の回転は速いほうが良い。
3、上体を沈みこみは「ヨイショ!」という餅つきの要領で行うのが良い
マキロイのスイングを見ていると、トップからダウンに移るタイミングで「左肩が大きく盛り上がっている」のがハッキリと見える。打つ態勢に入るときの自然な動きだ。腰を回転しているから、振り下ろす動作は「胸郭と肩」から始まる。それによって腕と手が引っ張られ、クラブが遅れて振られることで結果として「タメ」が出来る。タメが作れたから飛距離が伸びるというわけではなく、クラブを急加速するから「タメが出来る」のだと思う。始めから全力で振り下ろしていると、腕の振りがそれ以上速くならないので、「クラブが加速せず」にインパクトを迎えてしまい、ボールに充分な推力を与えられないのだ。結果として、ボールがヘナヘナとドロップしてしまい、見ていてもかっこ悪いこと夥しい。スイングにはメリハリを付けて、インパクト時に速度と衝突エネルギー量が最大になるように「スピードを調整」すべきである。
4、インパクトでは左足が伸びて、力感がMAXになる
インパクトに最大の力を放出することが、飛距離を最大にする秘訣である。そのためには、インパクトで上体の傾きが漢字の「入」の字になっていて左手も身体について「やや前にハンドファーストの形」になっていること。右手が少し肘がゆとりがあって、ボールをヒットした後にリリースされて「伸ばす」のが正しい。このインパクト前後の数十センチの間は上体も両肩も飛球線と平行になっていて(軸が真っ直ぐで、右肩は少し下がっている)、頭も動かないのが理想である。私の場合は「上体が起き上がって、軸が右に傾いてしまって」いることが分かった。これは腰の回転と左への体重移動に「上体がついて行ってスエーしている」ことが原因だと思う。或いは前傾姿勢が崩れてしまって起き上がったために、肩の回転面がボールから外れてしまった、のどちらかである。そして、左足を伸ばして全身の力をインパクトに集中すること。インパクトで「全力をボールにぶつける形」を繰り返し練習することで、自然とインパクトで力を入れる「コツ」が掴めてくる。ただ力いっぱい振るだけではなく、例えばフィル・ミケルソンのように「右手が(正確には彼は左利きだから左手)しっかり伸びたフォロー」を毎回取れるような、「理想的な形を覚える」ことに特化した練習が大事である。ボールに当たる当たらないは、この際無視するのが上達の早道ではないだろうか。
5、最後にスイングのマキロイ化計画のポイントは、それぞれの動きのスピードをコントロールすることである
私のスイングは今回ダンロップのスクールで連続写真を撮って貰って分析したのだが、腰の回転が「遅く」てダウンスイングのスピード(と言っても、これまた遅いのだが)に「追いついていない」のだ。タイミングではない、回転力が「遅すぎる」のである。遅い上に上体が「下半身と同時に回転してしまっている」ために、腰と肩の「捻転差が殆どゼロ」である。ここは無理してもトップの位置のまま我慢しなければ、マキロイのようなスイングは「永久に出来ない」。やはりマキロイのスイングは、アマチュアにとっては「目指してはいけないスイング」なのだろうか。いや、私はマキロイのスイングをそのままコピーするのは無理にしても、全体を「そっくり遅くする」のであれば、可能だと思う。いわば「スローなマキロイ」だ。スイングを2倍遅くして、飛距離を半分にするのだ(ギャグである)。何と言われても良い、マキロイのスイングが欲しいのだ!
結論:各動作のスピードアップと、体全体を大きく使った地面方向への振り下ろし。それでスイングが力強く見える(見えるだけで良い)。そしてインパクトからフォローまで、頭の位置は最初のまま我慢する(そうするtpかっこよく見える)。とくに①前傾姿勢を保って腰と肩の捻転差を作ること、および②「タメ」を意識して右手のリリースをハーフウェイダウン位まで我慢すること、の2点である。それに何より「顔を下に向ける」ことも大事だ。思いっきり打っているように見えるではないか。
以上、やるべきことは見えてきた。
次回のダンロップでのレッスンまでは、この2点の課題を中心にスイングづくりを練習して、出来たかどうかを「スクールの連続写真」で確認すること。おまけとして「デジタル解析」でハンドファーストとダウンブローに打てているかどうかも見てみたい。これって何か「怖いもの見たさ」の感がするんだけど・・・。
実は球をあげようとしてシャクっていたりして。ないことを祈るのみ、である。
PS:アースモンダミンカップは菅沼がトップで、原英莉花とキムハヌルと申ジエが続く。河本は9位、鈴木愛は16位で、またまた優勝争いに絡んできそうだ。調子が出ていない菊地絵理香・黄アルムは90位で3オーバー。永井花奈・青木瀬令奈・松田鈴英は115位で5オーバーである。勝みなみ・三浦桃香・イボミは、予選通過はチョット無理かも。で、肝心の堀琴音は、定位置の115位。リランキングは今回は通りそうもない。ガックシ・・・。
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