全米女子オープン最終日は、テレビの前で正座するくらい入れ込んでいた。録画してある映像をゆっくり朝食を食べながら見始めたが、上位陣が軒並みスコアを落とす出だしで「ボロボロの我慢大会」になっている。比嘉真美子もボギー先行で、いくつか惜しいパットを外しては、ズルズルとスコアを崩している。初日あんなに決まっていたロングパットが、一筋ラインが合わずにバーディーが取れないまま、ホール数が進んでいく「やきもきする展開」である。レキシーもバーディーを取ったかと思えばボギーを連続して打ち、優勝戦線から脱落して「本命が次々消えていく」。そしてトップ・グループが続々脱落する中、なんと伏兵「イ・ジョンウン6」が優勝した。アキョーっ!
イ・ジョンウン6は、比嘉と同じ組で回っていた選手。2016年新人王を取り、2017年に年間ストローク「69.80」という驚異的なスコアで賞金女王になった後、今年からアメリカツアーに挑戦している「ルーキー」である。スイングと実績を見れば、実力と安定性は「超一級」な素材であることは間違いない。去年サロンパスカップで日本に来ていたので、記憶にある人も多いと思う。顔が子供っぽくて可愛いので、これからファンになる人も多いのではないかと思う。背丈は比嘉とそんなに違わないが腕はまるまると太くて、「相当筋力トレーニングをしている」のが、はっきりと分かる身体つきである。トレーナーの藤田大介氏(日本人!)によると、イ・ジョンウン6はトレーナーがストップを掛けなければならないほどの「トレーニングおたく」らしい。メンタルの強さに加えて「身体的強さ」を兼ね備えた、ゴルフをするために作られた「サイボーグ」と言ってもおかしくない!
スイングは完璧な「教科書通り」の美しいスイングで、レキー・トンプソンなどと比べると「もう言うまでもない」ほどの差がある。レキシーは個性的と言えば聞こえは良いが、逆に言えば欠点も多い。欠点をなおすより長所を活かして伸ばすという「アメリカお得意の教育方針」だから魅力はあるが、だからといって欠点をカバーしきれるわけでもない。それが今回は裏目に出てしまったと言える。まあ、勝負はプロ同志の場合は「パター」で決まるわけだから、比嘉だって初日の65を出した時のパターが蘇れば、「充分行けた」のだがしょうがない。今日は出だしからパターが「ショート」していて、いろいろトライしていたのだが、ホールを消化しても治ってくれなかった。11番で短いバーディ・パットを外したところで、ギブアップしたと思う。最後の方にやっと長いのが決まって意地を見せたが、見せ場を作るには遅すぎたようである。その点、イ・ジョンウン6は、パターが決まらないまでも「我慢してパーオンを続け」たおかげで、後半のバーディーを呼び込んだのは勝負の流れと言えようか。じっと流れが変わるのをひたすら待つというのも、なかなか出来ることではない。流れが変わったのは10番グリーンで、奥からのアプローチが「ピンフラッグに当たってポトリとカップ脇に落ちた」というラッキーがあって、それから一気にトップに駆け上がった。もし当たっていなければ10mはオーバーしているくらいの強さだったので、きっとパーを取るのは難しかったろう。優勝するときというのは、こういうラッキーが一つや二つはあるものである(と、解説の岡本綾子が言っていた)。
いずれにしろ、ウィナーに相応しい実力派の選手であることは、今日のプレーを見ていた「世界中の人が認めた」といっても過言ではないだろう。取り敢えずは「おめでとう」と言っておこう。彼女は、日本のツアーに参加するのではなく、真っ直ぐ脇目も振らずに「世界最高峰のアメリカツアー」に挑戦した。その「志や良し」と私は言いたい。日本のような二流のツアーでチマチマと小金を稼いでお茶を濁している韓国選手は、彼女の精神を見習うべきである。それに付けてもアン・シネみたいな毒にも薬にもならないセクシー・タイフーンなんて色物を、有難がって大騒ぎしている日本の鼻の下の長い観客にも、もう少し「本物」を見て欲しいものである。まあ私としては、次は是非とも「日本人」が、このトロフィーを掲げてくれるものと信じて、名残惜しくはあったがテレビを消し、いつもの双伸ゴルフ練習場に向かった。何故かって?、スイングをイ・ジョンウン6のような「美しいスイング」に変えようと思ったからである。この前はダスティン・ジョンソンを真似してみたが、私にはそもそも無理だということが「よーく分かった」て失敗した。今度はちょっとは行けそうなのだが、カッコだけでも「似てる」スイングができれば大満足である(本人の自己満足)。
思い返せば、比嘉真美子は全英に続いて「またしても5位Tと敗れた」のだが、一歩々々確実に「頂点へと向かっている」のは間違いない、そう私は確信しいる。今日は残念な結果に終わったが、「爽やかに散った」彼女に拍手を送りたい。
ところで裏街道の日本ツアー・リゾートトラストレディスが同時開催されていて、実力者がお休みの中、私の「一押し」の原英莉花が、見事優勝した!。ぺ・ソンウとのプレーオフの末に2mのパットを決めた「待ちに待った勝利」だった。比嘉の大活躍の陰に隠れて注目はそれほどされなかったが、ようやく「黄金世代で未勝利云々」と言われるのにも飽きてきた頃である。これで米ツアーで複数勝利を挙げている畑岡奈紗を筆頭に、勝みなみ・渋野日向子・原英莉花・河本結・大里桃子・新垣比奈とツアー優勝メンバーが出揃ってきた。お尻に火がついた格好になっているのが、松田鈴英と小祝さくらである。この二人はいつ勝ってもおかしくない実力の持ち主だから焦る必要はないとは思うが、本人にしてみれば「早く一勝したい」という気持ちで「半端なくテンパっている」のではないかと心配である。河本も、「同世代には負けたくない」などと涙を流して悔しがっているみたいだが、取り敢えず「一回ずつは勝たせてあげる」位の度量がなければ、人間として「大成しないよ」と言ってあげたい。若い次世代の実力者が大勢位いるのだから、「一回りする」だけで結構かかってしまうのだ。で、次回のヨネックスレディスは松田か小祝に「勝ちを譲る」のが良いと思うんだけど、どう思う?
イ・ジョンウン6は、比嘉と同じ組で回っていた選手。2016年新人王を取り、2017年に年間ストローク「69.80」という驚異的なスコアで賞金女王になった後、今年からアメリカツアーに挑戦している「ルーキー」である。スイングと実績を見れば、実力と安定性は「超一級」な素材であることは間違いない。去年サロンパスカップで日本に来ていたので、記憶にある人も多いと思う。顔が子供っぽくて可愛いので、これからファンになる人も多いのではないかと思う。背丈は比嘉とそんなに違わないが腕はまるまると太くて、「相当筋力トレーニングをしている」のが、はっきりと分かる身体つきである。トレーナーの藤田大介氏(日本人!)によると、イ・ジョンウン6はトレーナーがストップを掛けなければならないほどの「トレーニングおたく」らしい。メンタルの強さに加えて「身体的強さ」を兼ね備えた、ゴルフをするために作られた「サイボーグ」と言ってもおかしくない!
スイングは完璧な「教科書通り」の美しいスイングで、レキー・トンプソンなどと比べると「もう言うまでもない」ほどの差がある。レキシーは個性的と言えば聞こえは良いが、逆に言えば欠点も多い。欠点をなおすより長所を活かして伸ばすという「アメリカお得意の教育方針」だから魅力はあるが、だからといって欠点をカバーしきれるわけでもない。それが今回は裏目に出てしまったと言える。まあ、勝負はプロ同志の場合は「パター」で決まるわけだから、比嘉だって初日の65を出した時のパターが蘇れば、「充分行けた」のだがしょうがない。今日は出だしからパターが「ショート」していて、いろいろトライしていたのだが、ホールを消化しても治ってくれなかった。11番で短いバーディ・パットを外したところで、ギブアップしたと思う。最後の方にやっと長いのが決まって意地を見せたが、見せ場を作るには遅すぎたようである。その点、イ・ジョンウン6は、パターが決まらないまでも「我慢してパーオンを続け」たおかげで、後半のバーディーを呼び込んだのは勝負の流れと言えようか。じっと流れが変わるのをひたすら待つというのも、なかなか出来ることではない。流れが変わったのは10番グリーンで、奥からのアプローチが「ピンフラッグに当たってポトリとカップ脇に落ちた」というラッキーがあって、それから一気にトップに駆け上がった。もし当たっていなければ10mはオーバーしているくらいの強さだったので、きっとパーを取るのは難しかったろう。優勝するときというのは、こういうラッキーが一つや二つはあるものである(と、解説の岡本綾子が言っていた)。
いずれにしろ、ウィナーに相応しい実力派の選手であることは、今日のプレーを見ていた「世界中の人が認めた」といっても過言ではないだろう。取り敢えずは「おめでとう」と言っておこう。彼女は、日本のツアーに参加するのではなく、真っ直ぐ脇目も振らずに「世界最高峰のアメリカツアー」に挑戦した。その「志や良し」と私は言いたい。日本のような二流のツアーでチマチマと小金を稼いでお茶を濁している韓国選手は、彼女の精神を見習うべきである。それに付けてもアン・シネみたいな毒にも薬にもならないセクシー・タイフーンなんて色物を、有難がって大騒ぎしている日本の鼻の下の長い観客にも、もう少し「本物」を見て欲しいものである。まあ私としては、次は是非とも「日本人」が、このトロフィーを掲げてくれるものと信じて、名残惜しくはあったがテレビを消し、いつもの双伸ゴルフ練習場に向かった。何故かって?、スイングをイ・ジョンウン6のような「美しいスイング」に変えようと思ったからである。この前はダスティン・ジョンソンを真似してみたが、私にはそもそも無理だということが「よーく分かった」て失敗した。今度はちょっとは行けそうなのだが、カッコだけでも「似てる」スイングができれば大満足である(本人の自己満足)。
思い返せば、比嘉真美子は全英に続いて「またしても5位Tと敗れた」のだが、一歩々々確実に「頂点へと向かっている」のは間違いない、そう私は確信しいる。今日は残念な結果に終わったが、「爽やかに散った」彼女に拍手を送りたい。
ところで裏街道の日本ツアー・リゾートトラストレディスが同時開催されていて、実力者がお休みの中、私の「一押し」の原英莉花が、見事優勝した!。ぺ・ソンウとのプレーオフの末に2mのパットを決めた「待ちに待った勝利」だった。比嘉の大活躍の陰に隠れて注目はそれほどされなかったが、ようやく「黄金世代で未勝利云々」と言われるのにも飽きてきた頃である。これで米ツアーで複数勝利を挙げている畑岡奈紗を筆頭に、勝みなみ・渋野日向子・原英莉花・河本結・大里桃子・新垣比奈とツアー優勝メンバーが出揃ってきた。お尻に火がついた格好になっているのが、松田鈴英と小祝さくらである。この二人はいつ勝ってもおかしくない実力の持ち主だから焦る必要はないとは思うが、本人にしてみれば「早く一勝したい」という気持ちで「半端なくテンパっている」のではないかと心配である。河本も、「同世代には負けたくない」などと涙を流して悔しがっているみたいだが、取り敢えず「一回ずつは勝たせてあげる」位の度量がなければ、人間として「大成しないよ」と言ってあげたい。若い次世代の実力者が大勢位いるのだから、「一回りする」だけで結構かかってしまうのだ。で、次回のヨネックスレディスは松田か小祝に「勝ちを譲る」のが良いと思うんだけど、どう思う?
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