明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しむ(42)大人気の「ちゃごる理論」を深める!

2020-09-22 21:55:23 | スポーツ・ゴルフ
こういう「あわよくば」の根性が、ゴルフの上達では間違いのもとなのだ。ナイスショット必ずしも「良いスイング」というわけではない。たまたま真っ直ぐ飛んだからといって、悪いスイングの場合だってあるのだ。大事なことは「このスイングを習得する!」と決めたら、例えシャンクが出ようがチーピンが出ようが、ただひたすらそのスイングに役立つ練習を、繰り返すことである。最初のうちは「ヘボい球」ばっかりで2時間費やしてしまうかも知れない。つまらないドリルもやる必要はあるだろう。結果がすぐに出ないことは頭に入れて置かなければならないのだ(特に私の場合)。しかし、しばらくやっても結果が出ないとどうしても不安になるのは人情である。これをやってて大丈夫だろうか・・・。そんな時、良い先生と出会えると、道を間違えず上達も早い。

ダンロップゴルフスクールはその意味で、私にとっては大変良かったと思っている。こないだの日曜日に自信満々で「今日こそは」と乗り込んだのだが、映像に映し出される自分のスイングは、贔屓目に見ても「レッスン最初の頃と、余り変わっていない」風に見えた(ああ、やっぱりだ!)。長い間体に染み込んだスイングは、そう簡単には改善できないのである。しかし、その中でも「良くなった部分」はいくつかあった。左右のスエーが無くなったこと。前傾姿勢の伸び上がりが減ってきたこと。スイング・プレーンがシャローになってきたこと。ややハンドファーストに当たるようになってきたこと、などなどである。まあまあ改善されてきた部分も、少しだがあるようだ。最近ようやく解ってきたことなのだが、良いスイングとは「出玉をコントロール出来るスイング」のことである(飛距離だけでは無い)。闇雲にマン振りして、たまたまビッグドライブが出ても、再現性がなければ良いショットとは言えないのだ。その打点の安定とコントロールという点では、まあ少しは「まし」になったと思っている(ちょっと自慢?)。

そんなこんなで、ダンロップゴルフスクールでの先生の指摘と、自分なりの改善ポイントを中心に、もう一度「繰り返し繰り返し身体に覚えさせる」ことに時間を費やすことにした。内容を覚えておくためにも、今日行った練習のポイントを、箇条書きにして以下に書いておくことにする。もしも何かの参考になるとすれば、幸いである。なお、●印の部分は、特に重要に思った点を書いてみた。

1、始動
バックスイングでは、頭を真っ直ぐにしたまま、左肩越しにボールを見るように左肩を深く入れ、前傾姿勢を作る。右手を右肩の少し上まで引き上げ、胸を空に向けるつもりで捻りあげると、パワーが溜まるらしい。その時、必ず左脇腹を折ること。左脇腹を折ることで、軸が動かず安定する。
●左半身になり、右膝は伸ばしていく

2、トップから振り出す時に、左手1本でクラブを支える
右手で支えると「左腕に緩み」が出て、ダウンスイングに入る時、「下半身の回転と同時に」左肩が早く回ってしまう。ダウンスイングを左足の踏み込みと上半身の沈み込みで開始した時、左肩・胸を含めたクラブ全体は「まだ右を向いて」ないといけない。この時間差が左脇を伸ばし、上半身の回転を作り出して、スイングにパワーが加わるのである。
●左脇・左広背筋がパワーを作る。

3、左肩の動き出しを遅らせる
下半身から始動し左脇を伸ばしたら、それから左肩をボールのほうにグッと入れて「ダウンスイングを開始」する。ダウンスイングの開始時には、下半身は既に正面を向いていて、回転の準備が出来ているのが理想だ。上半身と下半身の捻転差はキープすること。
●その時、頭を下に向けると回転が「縦」になる。

4、右手の背屈
これは「ちゃごる理論」の核心である。これを繰り返し練習することで、クラブを「下に回して振る」感覚が出来てくる。その際に、クラブを倒す方法として「手首から先」だけを曲げて、肘は伸ばすことが重要だ。手首を背屈しないでクラブを寝かせると、フェースがオープンになり、球は右に飛び出していく。とにかく背屈が出来なければ、「ちゃごる理論は壊滅」する。そのためには意識すると同時に、慣れるまでは「目で見て確認する」ことが大事だと「チャーリー高沖先生」は言っている。これは練習で無意識にできるまで反復すること。
●ポイントは、右手首を背屈すると左手首がロックされ、ヘッドが「シャット」になることである。

5、シャフト・プレーン
クラブを正しいプレーンに乗せることは重要だが、余り意識して「手に力が入ると」アーリーリリースになり、手が止まって「ボールに当てようとする」と、とんでもなくダフる。グリップを持つ手は早く動かしても、シャフトは「慣性で引っ張られるように」後からついてくるぐらいでいい。手にはインパクトまで「力を入れない」ことだ。
●クラブは引っ張ってるが、ボールに当てるのは「ヘッド」である。

6、クラブの入射角を一定にする
クラブの軌道を毎回一定にすることが、打点の安定につながる筈だ。シャフト角度が「右肩と右肘の間」に収まるように調整する。これより「上を通る」とアウトサイドインになってしまう。「右手の背屈と左手の掌屈のセット」がうまく出来ていれば、この高さの軌道で力も入り、スムーズにスイングが出来ると思う。
●正しい軌道のポイントは、左手甲を目標に向けて左手首を掌屈すること。

7、腕は振らずに回転で打つ
インパクトは一瞬で終わるので、あれこれ操作をしようなどとは考えないことである。ダウンスイングのスタートで左腕を伸ばしたら、そのまま胸を回転させてフォローまで一気に振り切ること。しかし今回は練習だから、スイングを分割して、ポイントに応じて強化ドリルを行うことにした。前回ダンロップゴルフスクールで覚えたことは、何より「腕を振らないこと」に尽きる。腕を振ろうとすると、身体が止まって「胸・肩・腰の回転不足」になってしまう。インパクトのタイミングで腕を伸ばそうとすると、逆に回転力が落ちてしまうから要注意だ。ビュッと振って、後からバシッが良い。
●グリップを振れば、黙っていてもヘッドは付いてくる。

8、左肩を垂直に引き上げ、右脇腹を折る
いままで「胸を回す」と簡単に言っていたが、正確には「左肩を垂直に引き上げる」である。肩を後ろに引くと、頭が前に出て突っ込んだ形になってしまう。これが引っ掛け・スライスの原因だ。上半身は、目標に向かって「縦回転」しないといけない。
●その際、自然に右脇腹が折れる筈である。

9、フォローは右肩を目標に振り出す
回転力を上げてスイングスピードを上げるには、クラブを支えている「肩の回転」のスピードアップが大事である。ダウンスイングでは右を向いていて、インパクトでは左肩が縦回転して左手が左股関節の位置まで下りてきて、それからインパクトで右手がヘッドを押し出してヒットする。インパクト後は、今度は右肩を目標方向にクラブを押し出てゆくのがフォローだ。
●肩を回すことで、自然と右腕が伸びる。

以上。

○今まで、たまに出るチーピンに悩んできたが、左肩を縦に動かすことで解決した。また、バックスイングで十分に胸と左肩を回し、深いトップから胸の回転で打つようにしたら、思いの外「真っ直ぐ」飛ぶようになった。やはり腕を使わないスイングが良い。飛距離は落ちたようだが、ひとまず「成功」である。

○今までスライスは余り出たことがなかったが、最近ドライバーがちょくちょく右に出て、右に曲がるプッシュスライスが出るようになった。これはインパクトでフェースが開いていることで起きる現象だと思う。右に出る現象は、ボール位置を「左足線上の、さらにちょっと外」に置いたら治った。一方スライスは、右手背屈と左手シャットで解決した。但し、パワーが足りないので「高さが出ず」、その分飛距離も落ちてると思う。それが嫌でグリップの握りを「フック」にする「応急処置」は、私の場合「引掛け」が出やすくなるので、お勧め出来ない改善方法である。

○さらにアイアンではシャンクも出た。これは、クラブの軌道が「外側を通り」、クラブのネック側に当たって起きる現象だ。クラブの通り道をよく見て振ることで解決するのだが、根本的な解決は、クラブを「外に振り出さない」ことである。ヘッド軌道を下に向けて意識することで、目標方向に真っ直ぐ振れるようになった。

最後にダンロップゴルフスクールで指摘されたポイントを書いておきたい。
それは
①上体はそのままにして、素早く腰を回し
②左脚を伸ばし
③左手を左腰の位置に持ってきて
④それから遅れて下りてきたヘッドで、「ハンドファースト・インパクト」する、
である。
実に理論的だ。右肩を下げて縦回転にすれば、「ちゃごる理論」になる。ゴルフのスイングは色々と教え方があるようだが、結局は「同じ形」になりそうである。

追加:次回までの練習
さて、これらの練習の成果が出ると良いのだが、まず私は胸・肩・腰それにグリップの「インパクトの形」を作って置き、それから「右腰の位置にあるヘッドを、インパクト位置まで振る」練習をしたい。タメの形を、時間差で作ってから振るのである。これは、ヘッドが「遅れてくる感覚」を身体に叩き込むためなのだ。果たしてこれが上手くいくかどうか。次回までの楽しみとしておきたい。

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