明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ヤクザの本質は「他人の金」を自分に移動すること。

2016-03-14 20:00:11 | 今日の話題
単純明快である、誰かがお金を持っているとする、それを非合法であれ「合法」であれ、自分の物にすることである。合法ならいいじゃないかという人は考えて欲しい。合法的にお金を誰かから自分に移すことは可能だろうか?必ず「何らかの反対給付」があるはずである。お金はその「給付=価値ある物または仕事」に対して払われる。だが合法か非合法かはヤクザは考えていない。可能か不可能かまたはリスクがあるかないか、それだけである。

ポイントは、お金を得るために「何か価値のあるものを提供しなきゃ」と考えるかどうか、である。お金は価値に対して支払われる、だから価値を生み出さなくてはお金は貰えない、真っ当な考えだ。だが、ヤクザは最初からお金「そのもの」をターゲットとする。お金を価値の結果とは考えない。いうならば、動物を殺して食べるのと変わらないのだ。だから手っ取り早く奪う方法が許されれば、たちまちこの世は殺戮の嵐になるであろう。戦国時代までの日本もそうであった。

大きなカテゴリーではヤクザは犯罪者である。犯罪者の本質は、価値を生み出す労働というものいわば「人生の本質である労働に、楽しさを見出せない」ことである。これが病気なのか欠陥なのか遺伝子の異常なのかは今後の研究の進歩を待たねばならないが、明らかなことは「働かないで金を得る」こと、これが犯罪者の特徴である。競馬も宝クジも法律上は合法であるが、実は本質的には何ら犯罪者と思考過程において変わるところがない。

世の中の全ての事がお金に換算され、「今ならお得!」とか「先着300人に当たる!」とか「ふるさと納税でこんなに儲かる!」とか、労働せずに儲けようとするあらゆる誘惑は全部、犯罪者を育てるエサだという事。円安や株高もアベノミクス第三の矢も、実態は労働を無視した「射幸心」の表れ、要するに犯罪者の思考である。

日本を犯罪者天国から救い出す鍵は、民衆の心の中にある。何か儲け話が出てきたら、それはどのような労働を要求するのかな?と考える、そういう癖を身に付けることから始めたら、また新しい世界が見えてくる、、、かも。

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