明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

アースモンダミンカップの成功は、ゴルフ業界に革命を齎す?

2020-06-30 20:44:19 | スポーツ・ゴルフ
昨日のアースモンダミンは、大盛況の内に終わった。渡邉彩香の5年ぶり復活優勝で、八方めでたしめでたしというお祝いムードで一杯である。スポンサーのアース製薬は、採算度外視という侠気のある対応で「人気急上昇」赤丸付き、夏に向かって売上が伸びる可能性も出てきた(侠気ってえのも差別発言になるのかな?)。まあ、コロナ対策でPCRとかいろいろスタッフや準備なんかが必要で、1千万ほど余計に経費がかかるらしいがそこは大企業のアース製薬、やっぱ社長がゴルフ好きなんだろうね、嬉しい限りだ。そこへ行くと、続々とトーナメント中止を決めた他のスポンサー達は、意気地がないったらありゃしない。少しはアース製薬を見習って欲しいもんである。

今回ネット配信のみというLPGAの英断には感心したが、むしろ「こっちのほうが良いんじゃない?」という声が圧倒的なのには我が意を得たり、と言う思いである。そこで私はゴルフ中継の「有料コンテンツ化」を検討してみた。

1、有料コンテンツの実態
世の中、何かとサブスク全盛である。音楽配信に始まったこの流れは、いまや電子書籍から洋服まで、何でもかんでも会費制のオンパレードだ。当然、中身が会費に見合ったものでないと、会員数が増えないくてやってはいけない。実物が絡むと安くてもコストがかかるしゴミ問題も出てくるため、大概のサブスクは「中身だけの利用料」という形態を取っている。つまり、売り買いはもとより最後に脱会するときにも、「今まで買ったコンテンツ」は全部綺麗サッパリなくなる寸法だ。そこで、心得違いの悪さをする人がいるってんで、漏れなく「コピー防止機能」が付いてくる。つまり、ゴルフ中継その他の選手の映像など全部のコンテンツは、サブスク契約者のみの「閲覧権」で提供されるとなる。自分の見たい時間に見ることが必要なので、ストリーミングだけの中継よりは、「ダウンロードまたは一画面ごとの閲覧権利」というのが望ましい。勿論、ダウンロード総数は制限されるだろう。NBAなんかは期間限定で「全てのチームの試合」が閲覧可能だった。LPGAなんかも毎週試合があるのだから、2週間位取っておけばいいと思う。勿論、お気に入りの選手の感動の優勝シーンとかを取っておきたい人は、「買取する」のも良いかも知れない。会員になるほどではないが、ちょっと見てみたいという人には、1試合だけの「視聴権または買取」があってもいいと思う。料金は会場に足を運ぶことを考えれば、2000円位で丁度いいのでは。飲み屋でワイワイ楽しむ見方も多いに推奨したい。しかし年間2万円で10万人なら、売上は20億円というのはどうなのか。これで35試合をカバーするとなると、ちょっと少ないような気がする。

2、売上増進策
有料サブスク会員を、どうやって増やすか。ゴルフが大好きな人は意外と多い。そのゴルフ好きはゴルフ場でプレーするのが好きなのか、あるいはもっと幅広く、ゴルフというスポーツの緊張感やドラマ性または女子ゴルフのスター性などの「実際のプレーだけでは無い」ファン層もいるであろう。また実際にプレーが好きな競技ゴルフレベルの人であっても、夜の飲み会の話題では「ゴルフの話」がメインだと想像する。であれば、今までゴルフ中継と言えばテレビだけだったのが、今度はネットでサブスクというパターンになるだけで、話題の中心であることには変わりはないのである。違いは「年間会費」だけだ。それが年に2万円とすれば、全員とは言わないまでも「半分くらい」は入会するのではないだろうか。そして会員特典として、実際のプレー費用にも「嬉しい割引」などがあるならば、これはこれで入会を促すキッカケになると思う。勿論、割引で出た損失は、LPGAが負担する、でいいだろう。

3、さらに特典
特典ついでに、ファンの集いとかレッスン会とか、中でも女子ゴルフ限定だがファッションショー(勿論、ゴルフウェアのショーである。普通の格好は、見るも無残なプロが多いので・・・)とか、選手関連のグッズの販売とか、更には「選手のファンクラブ」などの入会にも、ゴルフ中継のサブスク会員であることが条件になれば、会員数も爆発的に増加すると考えられるではないか。ちなみに、私はサブスク募集が始まれば、真っ先に年間契約をするつもりである。個人ファンクラブについては、勿論「三ヶ島かな選手」で決まりだ!

4、おまけ
とまあ有料コンテンツ化の概要は以上の感じで、これからどんどん工夫を凝らしていけばいいと思っている。何より、資金不足にかこつけて「企業のCMを途中にいれたりしない」というのを絶対に守って貰いたい。スポンサーはボランティアで、陰のサポート役に徹してもらい、ゴルフファンも、その「真摯なゴルフ愛」というのに感動して(今回のように)その企業を応援しようという気になる、っていうのが正しいサポーターの姿であろう。ゴルフ場もビジネスである以上は「最低限の利益=お金」は大事だけれども、研修生を育てたり色々なサポート面でゴルフ人気を盛り上げたり、やることは一杯ある筈である。ドレスコードとかマナーにばっかりうるさくって、会員権販売に「変な格付け」を求めたりするような「古臭いゴルフ場」がコロナで収入減になり、経営が立ち行かなくなる、なんて話も「悪いことではない」。エンジョイゴルファーやアスリート志向のゴルフ場が増えてくれば、高くて爺さんばっかりの「名門」ゴルフ場は、いずれ消えて無くなる運命なのだ(万歳!)。出来ればゴルフプレーは快適に、そしてクラブハウスは「シンプルで質素」がベストである。

以上、LPGAの女子ゴルフ「ネット中継サブスク会員募集要項」を書いてみた。これは、テレビの「おざなり録画放送」にウンザリしている、女子ゴルフファンの「熱い叫び」である。LPGAよ、もっとガンガンやってくれよ!、頼むよ〜ぅ!

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