明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

最新ニュースを斬る(47)今度の選挙はどの党にする?

2024-10-15 23:43:00 | 私の意見

日本の選挙制度は小選挙区制です。特徴は(1人区の場合)1票でも多く取った候補者一人が当選するというものです。これは投票率に関係なく単純に得票数だけの多寡で決まりますから、例えば得票数が有権者数の20%しかなくても立候補者の中で1位なら当選です。これって何かおかしくないですか?

選挙というのは政治に対して自分の意思を表明する唯一のチャンスです。もし投票率が60%だとすると4割の有権者は政治に関心がないことになります。では投票しなかった4割は政治がどうあろうと、現在の生活に全く不満がないのでしょうか。日常生活で全く不満が無い人というのは余り想像が出来ませんが、社会の中で自分と関わりのある部分だけを取り上げれば大概の人は「政治とは無関係」だと言えます。

要するに日常的に苦労している問題はどうやったら仕事が充実して成績が上がり、社会の中で必要とされて「結果利益が出て」収入が増えるか、でしょう。それに対して障害となっているのが「政治、つまりルール」だという状況は、そうそう無いと言えます。関心がないというより「関係が無い」のでは?、というのが私の考えです。勿論理屈を考えて行けば関係は大アリなんですが、そこまで突き詰めて考える能力も知識も日本人は持ち合わせてはいません。このような政治音痴は小さい時からの学校教育に政治問題を教えないのが最大の欠陥でしょう。困ったもんです。

ですので結果として目立った関係のある人、つまり資本家や経営者やその他社会の制度やルーリングに異議のある人または新たな政治を求める人などなどしか投票しないのではないでしょうか。そして後は投票は義務と考えている人達です。これでは投票率は精々6割がいいところでしょう。

ところが政治家が不祥事を起こしたとなると「俄然マスコミが騒ぎ出して」、それまで余り興味がなかった人々の関心が急に高まって選挙が話題に登るのです。今回は裏金問題が「選挙の争点」となりました。要するに「税金を払わないでズルした」という見方です(これも変な理屈です。本業の政治についての議論はないんですね、不思議です)。その他には夫婦別姓問題と統一教会問題ですが、一番大きいのは「物価高」ではないでしょうか。常に選挙の焦点は「経済の発展と生活の向上」です。

普通の人には、どうしたら経済が上向いて生活が潤うのか、その方法が分かりません。だから政治家頼みにならざるを得ないと言えます。じゃあ政治家は分かってるんでしょうか・・・?

実は自民党は勿論ですが、野党だって「そんな難しいことをやろう」とは思ってません。分からないというのが本音でしょう。しかし、それを言っちゃあ「おしまい」ですから適当に誤魔化してる訳です。そもそも一番重要な経済問題さえクリア出来るのならば、何も裏金なんて「危ない橋」を渡る必要は全くありません。それが「思い付かないから」と言うわけでも無いのですが、経済そっちのけで蓄財や地位に欲を燃やす連中が後を絶たないのが現状ですね。嫌になります。誰か経済が分かる人、いませんかぁ?

まあ、大所高所から選挙を考えるのは別の機会に譲るとして、目の前の衆院選で野党が政権交代するためには「野党が一つにまとまる」ことが絶対です(選挙制度が現状の小選挙区制である限りは)。

そこで今回の選挙は

1、人物ではなくて「党」で選ぶ。政治家には「人物を見て」という考えもあるが、それが結局は「政治に金がかかる」原因になっているのが事実です。政治をするのは有権者という民主主義の根幹に徹すれば、政治は人より「党」が正しいのです。
2、野党は合体して「新党」を再結成する
3、選挙は与党と新党の二者択一とする(共産党は多分一緒にはならないだろうから三者択一?)
4、野党間の政策の違いは自民党内の派閥の違いほど違っている訳では無いのが現実だから、一つの党に合体して政権交代してから内部で派閥に分かれれば済むのでは。
5、野党が政権を取ったら外部シンクタンクを活用し「叡智を集め」、経済政策を実行することで「野党政治家の経済音痴」を払拭する
6、金は全然使わなくても政治が出来るという事を証明し、金に左右されない政治を実現し信頼を得る

以上です。

とにかく資本家の支援で政治を動かし円安誘導で株価を上昇させるアベノミクスでは、金持ちはどんどん儲かる仕組みのままであり、我々労働者には円安物価高の圧力で生活はいつまで経っても苦しいままです。何故改善されないのか?

答えは簡単、今の「格差社会こそ」が自民党と支持母体の資本家が思い描いている「理想社会」だから、です(これ本当の話)。直す気なんて「これっぽっち」も無いんですから、いい加減にその辺りを「気付けよ!」って感じですが、まあまあ待ちましょう。教育で今の子供が立派な政治感覚を持つ2050年ごろになれば、ようやくまともな経済政策が論議されると思います。とにかく資本家じゃなくて「労働者目線」で政治を考える党に投票しましょう。じゃあ、その党は立憲か維新かそれとも国民・・・どこなの、ですって?

だから野党一本化だっちゅうの!(怒り)

野党の皆さん、本当に政治をやる気があるんならそろそろ「全野党が一つ」になって選挙をやってみませんか?



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