先週に続いていつものチェックポイントを書き出しています。このところ特に私が気をつけている点を選んでみました。
2、開始 〜 インパクト
④ 右肘を腹に付けて縦回転
右肩を真上に引いてエネルギーを最大にしてスイングを開始するが、このこと自体はそれ程力を入れる動作ではないから余り意識する必要はないだろうと思います。それよりもダウンスイングで右肘を腹に付け、前傾姿勢を崩さずに胸を地面に向けながら「肩を縦回転」させる事の方が重要ではないでしょうか。これが出来ないと、クラブを振る時に遠心力が働いて「軌道が外に膨らんで」しまいます。それを計算に入れて「予め外に球を置いておけばいいじゃないか」という考え方もあります。しかしこれはクラブを最高速にして「ボール位置でパチンとぶつける」スイングの考え方です。球を飛ばす方法には人それぞれあるから否定はしませんが、私はそれよりも「やり投げ」のように、当たってから手首をリリースして「ヘッドに球を乗せて放り投げる」スタイルの方がどちらかというと好きです。その方が当たった瞬間の負荷も感じられるし、それを跳ね返す為にさらに力が加わって飛距離が出るんじゃないか、と密かに思っているわけですね。実際は当たる前に最高速に持って行くのが物理学的には正しいのだと思うけど、載せて運ぶぞ!と身構えた方が「当たった後の力の入れ具合」が全然違うと考えています。まあ、意識の違いで実際はそれ程の違いは無いのだろうとは思うが、どっちにしろ余りインパクトを意識し過ぎるとロクなことにならない、というのが私の体験上の戒めです。今の段階では打つ事より形にこだわって練習したいと思います。
⑤ 右腕を曲げたままインパクト
要するに、インパクトで何かしようと考えること自体がスイングの邪魔なのだと考えます。スイングは決まった位置から予定した場所にスムーズにクラブを振ればそれで良いのであって、「球を打つ」と考えたら体の筋肉はこわばり変な所に力が入って、結果スイング全体が駄目になるんじゃないか(と思う)。だから右腕も曲げたままスイングをして、このまま振ると「当たっちゃうなぁ〜」と思いながらボール位置を通過して思った通りに当たる、程度の意識で丁度良いと考えました。大事なことは、右腕は「曲がった状態が一番力が入る」という事実です。もっと言えば、肘が曲がって「二の腕が体から離れていない状態」で振るのが理想です(ボクシングのボディブローを打つイメージです)。具体的にはヘッドが球に当たってからそのまま前に押し出せれば言うことないですね。まあ最高速でヘッドが走って球にぶつかり、なおかつその反動に負けない力で「押し戻す」こと。それが出来れば合格点は貰えると思います。その態勢を作るのが「右肘を曲げたままインパクト」することだと考えています。インパクトを点で捉えるのではなく線でイメージする、というのは正しい考えだと思います。そしてその線を目標方向より「ちょっと右上に向けて」イメージするのがコツです。
⑥ 左腕を引っ張り続ける
インパクトで終わり!のスイングにならないためにも左腕は引っ張り続けなければいけない。これは無理して引っ張ると言うよりも「決めた所まで引っ張る」という方がやり易いと思います。今は体の柔軟性が余り無くて思っている高さまで引き上げることが出来ていないが、徐々に練習していけば良くなるんじゃ無いだろうか。何事も継続が大事です。今はどうしてもインパクトイメージが「点で当てる」事に執着していて、それを脱することが出来ずに中々上手く行かないのが悩みですがこれをもう少し「線で放り投げる」イメージを持つことが出来るようになって来れば、「左腕を引っ張る」という課題もクリア出来るようになって来ると思います。要は引っ張るという動作がスイングの一部としてイメージの中に取り込まれれば、それ程苦労しなくても出来ちゃう気がします。スイングは「切り返し」まではあれこれ考えて慎重に形を作らなきゃいけないわけですが、ダウンスイングが始まってしまえばフィニッシュまでは一瞬です。その一瞬の動作を毎回正確に行うには、ルーティンを決めて練習し、スイングを無意識化する或いは「振る」と言うような一つの言葉に凝縮した「パッケージ・スイング」に仕上げることが必要ではないでしょうか。そうすれば、綺麗なフォローは放っておいても完成すると思います。それを作り上げるのが練習というわけですね。だから私は練習が大好きなのです。練習すれば絶対に上手くなります。それが証拠にアプローチとパターは、練習しないからいつまでも「下手っぴ」で全然上手くならないわけです(普通のドライビングレンジにはアプローチやパターの練習場所を併設しているところは殆どないので、実際にやろうという人も少ないのでは?)。世の中には必要な技術を万遍なく練習して、全体的に徐々にレベルアップしていこうという人は少ないんじゃないか、お金もかかるし。それに私は「一つの事を極める」のが好きです。というより二つもやったら「二兎を追うものは一兎をも得ず」ですね、凡人は高望みしないこと。これ、私の座右の銘になっています。
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と言うわけで、未だに「ハンドファーストに打つ」という課題に取り組んでいる私でした。しかし石の上にも3年の例えで、ようやく私でも「何とか恰好だけ」はハンドファーストに打つことが出来るようになりました。ほぼ。ハンドファーストに打つ為に必要な事が何か?、は分かってきたように思います。だからこれからは一段ハードルを上げてハンドファーストで打ち、かつ「飛ばす」に目標を変更しようと思います。よって今年は7番アイアンを卒業して、より難しい5番アイアンと「5番ウッド」の両方に挑戦する事にしました。ドライバーはとにかく前へ飛ばせれば十分なのでそれほど練習はしていません。5番ウッドで180ヤード飛ばすのが今年の目標です。何か出来そうな気がしてきました。体が動くのもあと数年、それまでに満足の行くショットが打てるようになっていれば思い残すことはありません。私のゴルフ道はもう少しで完成です。以上。
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ちょっと待ってよ!。ゴルフには傾斜やハザードやライやその他の障害物があって、それらをクリアした上にさらに難しい「アプローチとパター」があるじゃあありませんか?。インドアの平らなマットの上でたまたまショットが上手く打てたからって、それでゴルフ道云々言うのは100年早いんじゃないの?っつー話ですよ!
皆さんの仰ることは「良~く分かります」です、はい。でも時間が足りないじゃないですか。今の私の人生ではここまでやるのが精一杯。残りは来世で、今度は若いうちからしっかり練習してもっと上手くなるよう頑張ります。ですから今はこれで良しとしましょう。少なくともショットに関しては「どうすれば良い球がうてるか?の理屈」が分かっただけでも、ゴルフというスポーツを十分に楽しめたと思っています。
それでは次回はいよいよウッドの練習です。乞うご期待!
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