1、スポーツ界にまたパワハラ
女子空手オリンピック代表が師匠からパワハラを受けていると告訴したらしい。あいも変わらずである。指導監督省庁は文科省かどうか知らないが、日本のスポーツ界の悪しき伝統であるから早期に抜本的改革をすべきである、と私は思う。今回も指導者が旧態依然とした強化策を選手に強要していたという。しかもそれを「まずいですよ」と諫言する人もいなかったと言うらしいから、根は同じで全く変わっていない。私の改善策は以下の通りだ。
a. 選手が「コーチを選べる」組織づくりをする
選手というのは、各々に合った方法で練習させることで伸びていくものである。それを自分は「こうして強くなったんだから」と一つの方法を一方的に押し付けるような強化方法は、上手くいく選手はいいが「合わない選手」はダメになってしまう。コーチは自分で選ぶ、というのが「アスリートファースト」の基本だと思う。
b. 精神論をやめて、計測機器による「科学的なトレーニング」を取り入れる
ゴルフの練習なども同じだが、昔は「黙ってトラック一杯のボールを打て」と言われたものだ。今はトラックマンなどの弾道計測器を使って、科学の力で数字を見ながら練習のパフォーマンスを上げている。今回竹刀を使った練習が問題になっているが、恐怖心を取り除くためにやっているんだと師範は強弁しているそうな。こんな精神論では「無謀な選手」は育つかも知れないが「強い選手」は育たない。相手の打撃を避けるのが練習である。当たっても全然平気というんでは、一つも練習にならないではないか。多分この師範は、選手は当たらないように「必死に」避けるから当然上手くなるはず、という指導をしているつもりだろうが、選手にしてみれば「練習でケガ」するなど、もってのほかで何の意味もない。理屈を言えば「恐怖心」は自分の防御能力以上の攻撃を受けた時に「必ず起きる」動物全般に備わった「心理的反応」だから、これを取り除くには「防御能力」を上げる以外に方法はないのである。当たらないように「必死に避ける」というだけでは、肝心な「避ける能力」の向上にはならない。これ、ライオンに追いかけられたら早く走れるか、というのと同じ問題である。多分、殆どの選手はライオンに食べられて「終わり」となるのが目に見えている。師範は「怖いと思うから強くなれないんだ」と叱咤したというが、どうもこの人「頭が悪い」としか思えないんだけど(まあ空手家だからしょうがないかも・・・空手ファンの方、ごめんなさい)。
c. 日本中のスポーツ指導組織を再点検する
ボクシング連盟でも以前同じようなことがあったが、ここは国が音頭を取って「組織のオープン化」を強制的に進めるべきである。理事長だとか強化部長だとか「お偉いさん」が力を持っていて、周りは意見を言えないという雰囲気が問題の核心になっている。何か問題が起こったら、その組織だけ話題になって少し改善されるかも知れないが、同じ問題が「隣で起きていても」誰も取り上げないというのでは、問題の根絶には程遠い。まず国で、誰もが意見を自由に言える「透明性のある」組織というものの「雛形」を示すこと。そして全スポーツ団体をチェックして「雛形通りに出来ているか」を調べるのである。出来ていなければ「改善させる」こと。スポーツ団体は、所属選手の能力をアップさせるのが役目である。それが選手に「もうスポーツはやりたくない」と思わせるようでは本末転倒ではないか。本来は選手とコーチが一緒になって、計測データなどを見ながらトレーニングするのが一番良いと思う。オリンピック強化選手のように、国単位で一つの組織が出来上がる場合は特に、強い選手は誰でも自由に参加できるようにすべきであり、練習方法も「専属コーチ」が一緒に参加できるように改善するべきである。
2、生き物バンザイ!
ネットによると、ホタテは時速50kmで泳げる、と書いてあった。計算すると100mを7.2秒で泳ぐ計算だ、スゲェー。しかし、どのくらい泳げるのかと言うと、そんなに長い距離は泳げないのではないか。分からないが、多分1、2mぐらいピュッと泳ぐ感じ?、と思う。まさか100mを7.2秒のスピードのまま50km泳げるとは思わないよねぇ。これ、瞬間の速度を、単純に時速に当てはめて表示した「事実の誤解」ではないのか?、と思う。「時速」という以上は「1時間に移動した距離」を言わなければ誤解を招く。ホタテの場合、それは100mもいかないだろう。それにしてもホタテは捕食されないために素早く移動する能力を身につけたのだろうが、そうすると他の二枚貝も同じようにビュッビュッと泳いで逃げていくんだろうか。生き物の世界は不思議に満ちあふれている。
3、免疫力UP
「人参と舞茸」の組み合わせが、身体の免疫力UPに良いと生島ヒロシの朝ラジオで言っていた。健康にはめっぽう関心がある私にしてみれば、この組み合わせは早速料理に取り入れたい。人参は最近非常に気に入っていて小松菜やほうれん草と一緒に良く使っているが、舞茸はイマイチ味が余り好みじゃなかったので使っていなかった食材である。前にビタミンDを摂取するつもりで「きくらげ」を使おうと色々やってみたが、「水で戻したり」しなければいけなかったりと面倒で、結局使わなくなってしまった。その点舞茸は買ってきてそのまますぐ使えるので便利である。あと、木の実の栄養成分も良いらしい。アーモンドはビタミンE、くるみはオメガ3、というのは知っていてボリボリ食べるようにしているが、「松の実」は今コロナで話題の「免疫力UP」が期待できるというから聞き捨てならないのだ。医学的には色々あるだろうが難しいことは置いといて、是非とも速攻「お酒のつまみ」に加えたい食材である。
4、厚労省の23人会食問題
立憲民主党の長妻議員は、田村大臣に「責任を取ってもらわないと困る」と詰め寄っていた。この問題は職員の危機意識欠如にあるのだが、多分、田村大臣が追及されている責任は「部下にコロナ対策をキチンとやるように」指示していなかった「灯台下暗し」を言っているのだろう。政府内でも大人数での会食は控えるように徹底している筈だが、まだこのようなルール違反がポロポロ出てくる。これはコロナ対策を「〇〇してはならない」としか捉えていない、公務員の教条主義に原因があるのではないか。「ルールだから守れ」というだけでは、このぐらいはいいだろうとなるのは当たり前である。公務員に求められていることは「コロナ対策の先頭に立って戦っている我々から、コロナ感染者を1人も出してはならない」という強い決意で日常を過ごすことだ。そういう使命感がなくて「単にルールだけ」で仕事をしているから緩みが出てくる。そういう使命感を厚労省全員に植え付けることが出来なかったという意味では、田村大臣はリーダー失格であろう。・・・だが待てよ?。今回の23人の中で「コロナ陽性」になった者はいたのだろうか。勿論2週間は様子を見ないと分からないが、全員陰性であれば「取りあえず責任は果たした」ことになるのではないか、と思う。逆に言えば1人でも感染者が出れば、田村大臣は「責任をとって辞めざるを得ない」と言える。要は結果だ。長妻議員も「そういう理論を持ち出して」クギを刺すべきであった。町では「私達に我慢を強いているのに、自分等は遊んじゃって」という声が大多数だったようにニュースでも報じられているが、私はこういう不平不満を言っている人たちというのは、いつ迄たっても「主体的に自分を律する」ことが出来ない残念な人だと思う。厚労省の役人がルール破りの会食をしていたからと言って、だから自分も破っていいということにはならないはずである。世の中の色々な情報を見ながら「自分の行動は自分で決める」のが正しい大人の生き方であろう。要するに、他人がタバコを吸っていても「私は吸わない」という選択と決断である。だから役人が会食していても、私は動じることなく「ひっそり」家で冷凍食品を食べているのだ(それは会食する相手がいないからだろう!)。・・・とにかく厚労省の役人の問題は、田村大臣の指示に従わなかった部下の「規律」の問題である。コロナ感染者が出なければ、私とは何の関係もない話だと割り切っている。野党もこんなことで大騒ぎしてないで、具体的で有効なコロナ対策を提案することのほうが「余程国民にアピール」出来ると思うけど、無理だろうねぇ。残念だけど。
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