1、回転軸の前傾が足りなかった
球を捕まえられずに右へプッシュするかと思えば、今度は捕まりすぎて左へ引っ掛ける。これを延々繰り返すばかりで、目標方向へ飛んでいくのは10発に1度だけ。これが前回までの私のスイングだった。ちゃごる理論は私に合わないのか・・・と諦めようとした時、試行錯誤の中で基本の動作を一から見直してみることにしたら「回転軸が前傾していない」ことに気が付いた。スイングプレーンばかりに目がいっていたが、そのプレーン自体が「回転軸とずれて」いたのである。理想の回転軸の角度は、肩とボールを結んだ線が「回転軸と90度」になるように「前傾を深く」することだった。私の感覚では、ボールを真下に見るぐらいに「左肩を落として回す」ことである。左右の肩の回転軸を固定し、肩と腕とクラブを一直線にスイングしてボールに正確にインパクトするためには、ボールを見ている「視界」から消えるくらい「左肩を下げる」必要があった。
2、思いっきり120%で振る
回転軸を「縦回転」に修正したら方向性と捕まりが「劇的に」改善された。その結果、思いっきり振っても真っ直ぐ飛ぶようになったのである。それからは120%マン振りして飛距離を伸ばしても、球が左右に散る心配が無くなった。ドライバーなどで「全力スイング」をすると、自然と「下半身」から体全体が動くようになる。野球の下手投げピッチングの感じでグッと腰を入れて腕を思いっきり振ると、当然飛距離は「やったぜーっ!」と思わず叫びそうになるくらい、伸びた(これ、ホントです)。曲がりそうで恐る恐る振るのと、全力で振っても真っ直ぐ飛ぶと分かっていて振るのと、当然飛距離は違って当たり前である。また、仮に飛距離が伸びなかったとしても、真っすぐ飛べばスコアアップは確実だ。
3、インパクトは遅れて当たる
以前はインパクトは身体の真正面で打つと思っていた。つまりインパクトでは、左肩からグリップ・シャフト・ヘッドと「一本の線」になっているもんだと思い込んでいたのである。本当は、グリップから「ヘッドは後ろに遅れて」インパクトするので正解だった。これはコロンブスの卵だ。これならハンドファーストに当たる訳である。この「遅れ具合」を加減することで、高い球・低い球も打ち分けられる(試したわけではないから違うかも)。多分、実際に当たっている時は、左腕と「ほぼ」一直線になっていると思うが、ヘッドが遅れて当たりそれから球を押していくことで、インパクトにパワーが伝わると私は考えた。つまり、この「遅れ分」がシャフトのしなりを生んで「加速感」につながるわけだ。もし当たる前に伸び切っていたら、インパクトでボールを押す力は生まれてこない理屈である。
以上、これでスイング理論の追求は「初心者レベル」から次の段階にアップした。何だかちょっとした「達成感」が感じられて、もういいかな?、なんて思いが頭をよぎる・・・。ああ、これが私の悪い癖なのだ。まだまだ全然出来てもいないのに、もう「スイングは極めた」などと天狗になってしまうのである。同じようにやる気を出すためには、次の目標が必要だ。それは何かと云うと、ズバリ「飛距離」である!
7番アイアンで「150ヤード」を安定して打つ。またはドライバーで「キャリー230ヤード、ラン20ヤード」を安定してうつ、これである。これは「無我夢中、忘我の境地」で振ることでしか達成できないように思う。しかし曲がらないスイングを手に入れた私であれば、あとは「無我夢中に振る」だけである。やって出来ない事はない。年齢はまだ71歳だから「健康を心配するほど」でもない。いっちょやってみよう。これが私の「次のステージ」である。楽しみになって来た。
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