明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女子ゴルフで新垣ひながスコア誤記で失格!?

2018-08-18 22:47:18 | スポーツ・ゴルフ
ゴルフをやっていて何か新しいアイディアかまたはルーティンかそれともちょっとした仕草かあるいは僅かなクラブの位置か、何にしても「新しい何か」をすることで「自分の技術が良くなった」という自信が出てきている状態、つまり上り調子であると自覚することが、いわゆる「勢い」というものの正体である。全英オープンに乗り込んだ時の比嘉真美子がその良い例であるが、黄アルムも元々実力はあったところにスイング改造でリセットされ、いま絶好調の2勝である。青木瀬令菜もスイング改造で飛距離を伸ばしたし、福田真未もそうである。やはり優勝する選手は何か「明確な進化」があるのだと思う(余談だが、福田真未は芸能人の「安めぐみ」にそっくりである。なるほど)。

閑話休題、いずれにしても自分が上り調子で何か良いことが起きるような興奮が体内にじんわりと湧き上がっている、それが良い成績につながる必須条件である。一方で安定期を過ぎ周りの選手に比べてどうも自分がスコアが伸びなくて自信が持てない、そんな「今一つ勝ちきれない」といった期間が長引いて、徐々にゴルフをダメにしていく、というのがベテラン勢の凋落の流れである。この理論を我々アマチュアにも適用すると、いつも通りにゲームに臨んでナイスショットを連発することは「まずない」。その代わり何か新しいこと、または「ずっと取り組んでいて何か違った方法を試す」か要するに「今日はこういうゴルフをしよう」という明確な目標を持ってゲームをしていけば、例えスコアが伸びなくても何らかの成果(やっぱりダメだ、という場合も含めて)が期待できるのだ。ゴルフの上達は上を目指さなければ下がるばっかりであるが、同時に今現在の自分の実力を知ることも必要である。

それに関連して言えば、久々に香妻琴乃を画面で見たところ「一発打つごとに不満たらたら」の不貞腐れた態度がモロに映っていた。身体も不格好に太って、見ているだけでこちらも不愉快になるプレーヤーだ。本人に会ってないのでわからないが、自分のショットに不満を爆発させる態度にかけては「不貞腐れ女王・上田桃子」と双璧である。自分のショットが自分らしいスーパーショットじゃなくて素人みたいな凡打だったとしても、それを打ったのは「紛れもなく自分」なのだ。それには原因があり失敗するだけの理由がある。それを「なんであんな球を打ったのか」と自分を責めても何も始まらないではないか。そのことに気がつかない間は、いつまで経っても香妻琴乃は上位には来れないだろう。まずは「そういう実力」だと納得し、自分を客観的に見ることである。そうすれば自分の弱点も冷静に分析も出来るようになって、結局最後には強くなっていくのである。まあ、分かってはいるだろうけど。

それに引き換え、飯島茜とか大山志保とかのベテランが、上位で活躍するのは見ていて微笑ましい。大山はあの年で「まだ飛距離を伸ばしている」と言う(ホンマかいな?)。今回、菊池絵里香が短いパットを外して、怒りを「パターをグリーンに叩きつけて」晴らしているシーンをたまたま見たが(私が彼女のファンなだけに)マナー違反でもあり大変驚いた。クラブで地面を叩く行為はプロゴルファーでもよく見受けられるが、私はどういうわけかこの「地面を叩く音」が気になって仕方がない。練習場でも隣の人がトントンやってると無性に注意したくなってしまうのだがどうしようもない。行為自体に文句をつけるのは、ルール上では無理だと思うが(松山英樹は以前グリーン上でこの行為をして、イアン・ポールターにSNSで怒られていた)、私はこういうことをする人は「どうせロクな人じゃない」と考えるようにしてウサを晴らしている。

閑話休題、敵を知り己を知ることがゴルフ上達のカギである。我々はスイングがどうあるべきか日々たゆまぬ努力を続けている。だが肝心の「自分のスイングの癖」は全くわからないままなのである(どぁ〜っ!)。今度ゴルフ用のカメラを買って自分のスイングをチェックしてみようと思うが、年齢的にもう手遅れかも。とにかく「変化し続ける」ことが大切である。それで今日ちょっと思いついたことがあって、それはフォロースルーで「クラブをインに抜かなければ」いけないということだ。バックスイングでクラブをインに引き込まないようにするのは前から気をつけているが、フォローを飛球線に沿って真っ直ぐ出すのが正しいと思い込んでいた。それがもう少しイン側に振り抜くことで「ダウンスイングでクラブを寝かせてイン側から振り下ろす」スイングが可能になるのだ!。言うならばリッキー・ファウラーのスイングである。試してみる価値はあると思った。

新スイングは日曜日に試すとして、CATレディースの2日目を取っておいた録画で見ることにした。今年はイボミやキム・ハヌルや笠りつ子といったビッグネームが揃って低迷している。ここまで不調が長引くと「イップス」も考えなければならないだろう。技術や体力がどうこういうほど彼女らは年ではないのだ。笠りつ子はちょっと去年燃え尽きた感があるので来年は戻ってくると思う。だが、イボミとキム・ハヌルはプロテストの件もあり、今季シードを取らないと来年はもっと難しくなるのじゃないだろうか。もしかすると米ツアーに行くか韓国に戻って頑張るか、いずれにしても今年が日本ツアー最後の年になるかもしれない。2年連続賞金女王がこの体たらくであるから、女子ツアーも入れ替わりが激しい。黄金世代の活躍で新人が上位を賑わす一方、一気に入れ替えが進んだからベテランには辛い状況である。それにしても思ったのだが、アン・ソンジュが26勝、ジョン・ミジョンも25勝、イ・チヒも22勝、彼女たちは日本女子ツアーの偉人であると言う事だ。日本人では不動裕理の50勝だが別格として、現役選手の筆頭は、大山志保の18勝である。やはり韓国選手は強いなぁ、と思った。イボミも若いのに、既に21勝である。しかし22勝目を見られる日はだいぶ遠のいてしまったようだ。

ここで朗報。堀琴音が、戸張捷の話によれば数週間前まで「人生最大の悩み」で大変な苦労を味わいました、と言っていたそうである。私が思うにこれは「恋愛それも失恋」と読み解いた。これは私の勝手な想像である。だって、あの年の女性が人生最大の悩みと言ったら、男女の恋愛で決まりでしょう!?(岡本綾子によれば、森田理香子も同じ悩みから崩れたらしい)。それが過去形で話せるということは「立ち直った」ってことではないでしょうか、ここ1年ばかりの不調の理由もこれで氷解したので、これからは再びアグレッシブなゴルフが見れるのではないかと期待している。だがそんなプライベートの話を、しかも「戸張なんかに」試合の練習場でペラペラしゃべるだろうか?。ふーむ、これもまっとうな考えである。2日目も堀は69で回って4位タイでフィニッシュしているから、そろそろ「復活は近い」と言えそうだ、勝負は明日である。明日も60台で回ってこれれば本物、これからの後半にかけて楽しみなニュースである。

それで録画を見ていて気がついたのだが、菊池絵里香は100ヤード以内のアプローチが抜群に上手い。青木瀬令奈もよくチップインを決めていて、総じて小さい選手は寄せやパッティングが得意である。背の高い選手は飛距離の点で有利だと言われているが、葭葉ルミのように飛ばすだけで小技はからきしダメというのが結構多い。バーディー奪取数では葭葉より菊池や青木のほうが上なんだが、これは予選通過ラウンド数が多いからだろう。平均バーディー奪取率では、一位が鈴木愛、二位が原英莉花、三位以下が成田・勝みなみ・比嘉・申ジエ・そして葭葉である。葭葉以外は賞金上位である。ところが平均パット数で葭葉が5位というのが不思議だ(あれ〜?)。それで個人スタッツを見てみるとパーオンしたホールでのパット数が良いのであり、ラウンド当たりの平均パット数は25位である、やっぱりな。つまりアプローチで「寄せワン」が出来ていないのだ。ちなみにパーオン率43位、リカバリー率75位、サンドセーブ率62位とくれば、飛距離を伸ばすよりもパーオン率を上げるほうが成績は良くなるのじゃなかろうか。

似たような感じの原英莉花はリカバリー率85位、サンドセーブ率73位と、これもどっこいどっこいだがパーオン率14位としっかりアイアンで乗せている。寄せワンは経験が物を言うので、将来よくなる可能性は十分期待出来る。平均ストロークがツアーでただ一人60台を出している鈴木愛は、ドライビング・ディスタンス40位なのだ。如何にツアーでは「アプローチとパッティング」が大事かという証拠である。まあ、いまさら葭葉にそれを求めても始まらないが、ツアーの主役を務めるのは無理だというのが分かる数字である。私も病気で飛距離を諦めざるを得なくなったが、そこで初めてパッティングの重要性に気がついたというわけだ。

結果として葭葉は予選落ちした。小祝・金田久美子・永峰咲希それにキム・ハヌル、若林舞衣子、三浦桃香、上田桃子それに青木瀬令奈も予選落ちである。ツアーも24試合目、疲れも溜まってピークにきてるんだと思う。9月6日の日本女子プロ選手権から秋の高額試合シリーズが始まるので、小祝や青木には「それまでに一度休養を取ってリセットする」のがいいと思う。しかし私は明日、新しいスイングを試しに練習場へ行かねばならない。休んでいる暇はないのだ(なんて偉そうに言っているが、暇だらけである)。これからはマキロイやダスティン・ジョンソンではなく、目指すゴルファーはフランチェスコ・モリナリである。ちょっとスター性に欠けるがゴルフは上がってナンボ、勝ちゃあいいのだ(とは言ってもゴルフツアーとしての人気は下がってしまうのが運営側の痛い処だ)。できるだけひっそりと脚光を浴びないように日陰の道を歩きながらたまに勝つ、言わば「死んだふり作戦」でゴルフを楽しみたいと思っているのだ。そんな進化をいま目指しているのである。

トライするのは「左側の壁と、長くて低いインパクト」である。夢は大きいほどいい、ってね!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿