明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

官僚の反乱

2017-08-01 20:30:00 | ニュース
お友達政治の安倍政権崩壊の引き金は、官僚の立て続けのリークであった。国会答弁で記憶にないとか記録を廃棄したとか言っているそばから内部告発に近い形で資料が出てくるというのは、どう見ても「何かが起きている」としか思えないではないか。安倍政権の支持率が20%台に急降下したあたりで、官僚からの反乱が止まらなくなっている感じだ。

そもそも官僚が動かなければ、政治家が何を言ってもまともな仕事は出来ないのである。そこで官僚の人事権を官邸が握って意のままに動かそうという独裁権力1極集中型の秘策に打ってでた安倍政権だが、それが官僚のプライドに火をつけてクーデターまがいのリークに繋がったとすれば、あれよあれよと政権の支持率が下がったことで求心力がグッと衰え、思わぬところで飼い犬に手を噛まれたという結末になったようだ。安倍ちゃんが浮かれすぎたのが原因とも言われているようだ。

この一連の流れを見ていると、有権者が政治家を自由に使えるのは選挙の時だけという事がよくわかる。そこで政治家の評価をネットを使って毎週行う「政治家ランキング」を、全国民が簡単に参加出来るような形で官製サイトを立ち上げたらどうだろう。もちろんお金目当てでなく広告宣伝も一切無い純粋に政治家の仕事ぶりを評価して「100点満点で点数をつける」のだ。

A議員は60点だがB議員は25点であるから、次回の選挙はとてもじゃないが落選だ、という風に明確に評価できる。有権者もこの点数を参考にして投票するから、一部の金持や実力者のお仲間に担ぎあげられて当選するような利益還元議員は当選出来ないので選挙がクリーンになる。いきなり議員不要論をぶちあげても先進的な改革には及び腰の国民にはなかなか理解されないだろうから、まずは選挙制度の中身から改革していくのも方法である。

評価基準は色々あるが、普段の仕事の出来・法案の賛成反対の履歴・担当地域全体のシステムの広範囲な改革・社会福祉活動への参加・経済発展のアイディア等々、項目はいくらあっても良いのではないだろうか。例えば5項目で500点満点、今の議員さんたちは果たして何点取れるだろうか。学校を出て以来、ひたすら上司の勤務評定を気にして、散々嫌な思いをしてきた鬱憤を晴らす良いチャンスである。政治家は国民の公僕、それを肌身に感じて貰うのが趣旨であるから、くれぐれも誤解のなきよう。

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