前回までの反省で私の問題点は「クラブを大きく速く振ること」が出来てないことです。それを先ず心がけるべきだと考えました。私が今使っているのは、アイアンはタイトリストの714MBでシャフトは日本シャフトの950GH、ドライバーは917D3にフジクラのスピーダー569エボⅢのSを入れてます。このシャフト、同シリーズの中でも一番硬くて先調子の「スイングが速い人向け」のモデルです(買ったのは脳梗塞になる前の調子いい頃です。今の私には全く合わないんですよね、グスン)。そこでとにかくクラブを速く振るためには重量を軽くしなければ・・・というのでストックから引っ張り出したのがタイトリストVG3の7番ウッドでした。シャフトは純正のVGFのRです。多分スピーダーと比べるとだいぶ軽いとは思いますがそこはタイトリストなので相当しっかりした振り心地です。
こないだそれを持って意気揚々とゴルフパートナーに出掛けて行き、早速に一閃してビデオで確かめると「何と135ヤードも出てる」じゃあーりませんか!、驚きです。その後120から130台後半を連発して、とうとう出ました「154ヤード」の最長不倒距離ですぅ!。やっぱ軽いシャフトの効果が出たっつーわけです、やりましたぁ!
しかし冷静によ~く考えて見ると、以前に重たい917Fで175ヤード出したことがあって、出会い頭の一発というヤツだとは思うのですが、それでも距離がでたのは確かです。重量と飛距離の関係は勿論あるとは思いますがそれ以前に「思いっきり振り抜けるクラブとの相性」が大事かもしれません。それで試しに店内に置いてある試打クラブからフェアウェイウッドの「TSR2」でシャフトが軽めのSRをチョイスして打ってみました。そしたらこちらも軽く振っただけなのにいきなり140ヤードも出たわけです。というか、平均の飛距離はVGシリーズよりは多少ですが飛んでいたようにも見えました。この結果を省察すると、もしかしたらクラブの性能を十分に引き出しての数字じゃないと考えた方が良さそうです。先ず「思いっきり振り切る」ことが先決ではないか?。クラブを選ぶのはそれからでも遅くはない、そう考えました。
で、これを踏まえて新しく考えた「振り切るスイング」の全体象像は・・・
① バックスイングはアウトに上げる
今迄テークバックの時にクラブをインに引き過ぎていましたが、それだとトップから切り返しの時に「クラブを正しい軌道に戻す」のが難しいようです。理由は分からりませんが、多分上体が「右にスエー」してしまう原因にもなっているのだと思います。ヘッドを飛球線後方に沿って上げるようにしたら頭は動かずに全体が縦に回るので「クラブが寝なく」なったように思いました。これはただ上げ方を前にするだけなので続けたいと思います。
② 右股関節は不動
アドレス時の右股関節の位置はバックスイングで「絶対に右に動かさない」こと。頭と股関節が不動なら、軸は当然不動になる理屈です。理屈通りにいかないのがゴルフなんですが、徐々に出来るようになって来ていると思います。肝心なことは「毎回忘れず」に実行することです。
③ トップで左肩はボールを指す
身体は相当キツくて体中あちこち痛くなりますが、しっかり「捻転差を確保」しないと正しいスイングが出来上がらないので頑張ってやるよう努力しています。感覚的には、下半身は地面を向いているのに「胸は空を見上げている」状態です(あくまでイメージです。私の場合、実際は胸は右側やや横程度ですね)。この状態のまま左肩をボールよりさらに目標の「反対側」まで回転させると理想のトップになるという寸法です(そういうつもりでトライしている、ということですね)。
④ クラブをトップに上げつつ腰を左に動かす
胸を空に向けながら同時に重心を左にグッと沈み込んでスイングに「軽く勢いをつける」重要な動きになると思います。これは言葉に出すと大変恐れ多いので躊躇するのですが「あのマキロイ」の動きを真似るようにしたら「イメージ」だけは掴めたように思いました。勿論「イメージだけ」ですがそれが形重視の私にとっては一番大事なんじゃないか?、と密かに思っています(カッコだけ!)。
⑤ 切り返し準備
切り返しでは「左腕をグッと伸ばして右肘を内側に入れ」、右手首を甲側に倒して(背屈)グリップを握っている「親指をちょっと離す」感じが良いんじゃないでしょうか。同時に「左脚に体重を乗せ」てダウンスイング開始の「準備」に入ります。この動きを毎回「スムーズに出来る」と大変に良いと思います。要は、動きを止めずに流れの中で体重が左脚に乗っかっていくのが大事だと感じました。
⑥ 一番大事な「切り返し」
これはスイングの中で「静から動」へ移るキーになる「一番大切な動き」ではないでしょうか。体の各部分を個別に細かく説明すると、左脚は伸ばしてグッとお尻を後ろに引き、クラブはトップに上げたまま「更に深く前傾」して頭・左肩を地面に向けます(この状態が一番キツい・・・年寄りは体と相談して程々にすべしでしょうか)。同時に上体を折り曲げるように「右足の上に屈みこみ」、左肩の上から顔を下に向けてやや「つんのめる」ように前傾を深くすると理想的です(まあ私の場合「口だけ」ですが)。
⑦ ダウンスイング
右腰を目標方向に回しながら「それに同調して」左肩・左腕を真下に振り下ろしていく。この時に左手の円弧より「右手の円弧を内側にキープする」ことがアーリーリリースを防ぐ最大の方法だと思っています。言い換えれば「右肘を腹に付ける」とも言えますが、正確には「右手を左手の内側に通す」ことだと考えています。左手の円弧より右手が内側を通れば、「必ずタメ」は出来る筈です(私はまだ出来ないですけど・・・)
⑧ インパクト
前傾姿勢が出来ていれば、後は「左広背筋と腹筋に力を入れ」て左肩を思いっきり引っ張り、それに従ってグリップが引っ張られ、ボールの真上をグリップが通過して左目標方向に移動したタイミングで「手首をリリース」すれば、必ずハンドファーストになると思います(その筈です。残念ながら私には証明はできませんが)。要はインパクトで胸を下に向けたまま「最大速度で肩を回す」こと、です。この回転スピードがそのまま「ヘッドスピード」になる筈です。勿論手首のスナップは必要ですが、それよりも如何にインパクトで「クラブにテンションをかけ続けるか」が大事だと思っているので、必要なのは「ヘッドを遅らせる」事じゃないでしょうか。遅らせると言うよりは「引っ張られているので後からついて来て遅れる」のが正しい表現だと思っています。ヘッドの引っ張られるテンション(つまり、「しなり」です)を感じることが出来れば理想的と思います。
⑨ 後は勢いに任せてフィニッシュ
出来れば勢いに任せて右肩がアゴに付くくらい回転出来れば理想です。ただ、私は体が硬いのでそこまで回らないのです。これが最大の弱点だとも言えます(あるいは単に「勢いが弱いだけ」とも言えますね、これは取りも直さずヘッドスピードが遅いとも言えるわけです、ああ無残!)
ざっとこのような感じで今はスイングチェックを行いつつ「ひたすら打ち込み練習」を続けるのが良いんじゃないかと思ってます。一番大事な点は、勿論インパクトで「クラブを最高加速」することです。そしてボールに「最大打撃を与えること」が最終目的になるわけです。その為にはインパクトで「一番力が入る姿勢」を自分なりに作ってみて何度も形を確認して意識に入れて、それを逆算して「自然とその形になるような安定した軌道」でクラブを振る、という方法が一番良さそうです。
とにかく意識としては「トップから右を向いたまま、ボール位置の地面に向かって「一気」にヘッドを叩き込み、そのまま振り切る」に尽きますね。一気に、です。これ、私の今の「練習テーマ」とも言えます。
・・・・・・・
それと今思いついたのですが、ボールを左に飛ばそうという意識をなくすことが重要だと感じました。下を向いて左へ飛ばそうとすると、どうしても正面にあるボールを腕の力で飛ばそうとしがちです。野球のように手に持っているボールを投げるのとは違って「球は地面にある」わけですから、ホッケーのように「一度当ててから、それから左の方向に弾き飛ばす」感覚になります。これが手打ちの原因じゃないかと私は考えました。
ゴルフは、正しくはクラブを引っ張って来てグリップがボールの位置を通り過ぎてから「後ろに遅れて引っ張られて」いるヘッドで球を打って「右前」に飛ばすスポーツだと考えています。グリップが先行してクラブを引っ張りヘッドが後から遅れて付いて来る感覚を感じられないと、どうしてもインパクトでシャフトが「棒のように」突っ張って、打った感覚も「押しただけ」の詰まった当たりなってしまい勝ちです。それに気が付いてからはダウンスイングでクラブは常に「右後ろ背中側から地面に向かって振り下ろす」感覚で振るように練習しています(中々できませんが、これが正しいヘッド軌道だと思います)。ボールをインパクトで「地面に埋めるイメージ」で正解なんじゃないでしょうか(ちょっとオーバーかも・・・)。ウッドでは難しいですが、一番難しいクラブで練習するというのが私のやり方です。頑張ります。
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