私のお気に入り番組は変化している。三年前は毎週欠かさず見ていたのだが、今はさっぱりという番組を並べてみた。余り皆さんには関係ない話だが、私の個人的なテレビ番組の嗜好の変化などが出てくれば、少しは参考になる部分もある「かも」知れない(そんなことあるか!)。
○では、見なくなってしまった番組
(1)知識系
「ぶらぶら美術・博物館」という番組は、前は山田五郎の博識に軽妙なおぎやはぎのトークが魅力の「ためになる番組」だったのだが、この所は「高橋マリ」のファッションが一番の見どころという「美術そっちのけ」の興味に変わってきた。内容も余り斬新な切り口が少なくて、行きたくなるような美術展も「ここんとこは皆無」である(まあ暑いというのもあるのだが)。以前はベラスケスなどの私好みの名画展を紹介してくれたのだが、最近どうもロクな作品展がない。ユトリロやターナーやプッサンなんか狙い目なのだが、予定はないのだろうか。飽きたというよりか「内容がどうも」なので、良いものが来たらという条件がつく。毎週録画はしてあるが、つまらない内容の場合には「高橋マリ」を中心にザッと早送りして「飛ばし見」である。同じテイストで「おぎやはぎの愛車遍歴」も余り興味がなくなった。車は大好きなのであるが、ゲスト次第で「大した事無い話」になってしまうのは、番組の性格上しょーがない。まあ「暇なら見てね」ってところか。
(2)歴史物
「諸説あり!」私がよく見ていた歴史を再検証する番組だ。一時期は珍しく面白いデータを映像で紹介したりして勉強にもなったが、最近はテーマも肝心の再検証も「種切れ」で、中身がさっぱり薄いものになってしまった。歴史番組の陥りやすい罠にまんまと嵌ったわけだが、知識レベルをどの辺りに設定するかという問題と、検証する「新説」が歴史家の色んな意見のうち「どの派」のものに則っているか、の2つの点で「常識的・平均的」なものになっている。これでは「何か新しい事実」を待っているコアな歴史ファンには、そっぽを向かれても仕方ないと言えるであろう。同じ歴史カテゴリーで「先人たちの底力ー知恵泉」や「英雄たちの選択」や「にっぽん!歴史鑑定」などがあるが、テーマも中身も低レベルである。受け狙いの最近の番組編成の傾向では、真剣な歴史マニアには「ちょっと物足りない」。結局私は見なくなってしまった。
(3)酒
以前は「酒場探訪」番組を片っ端から覗いていたが、いまでは(やっとと言うべきか)ほとんど見なくなった。この夕焼け酒場も「きたろう」より「西島アナ」目当てだったのだが飽きてしまった。単なるルポ番組の限界なのだが、レポーターの質が番組の面白さであるから仕方ない。他にも「吉田類の酒場放浪記」や同類の「女酒場放浪記」や「太田和彦の百名居酒屋」などがあるが、録画して流し見る程度で以前のように画面をじっくり見入ることがなくなった。吉田類は最近飲むと「ろれつがおかしい」時があり「いよいよ年だ」と妙な注目をしている。番組は2、3年前に放送されたものを再放送しているので最新情報ではないが、それでも大分「ヨレ感」がヒシヒシと伝わってきて、「そろそろかも」と健康状態が心配だ。太田和彦もだんだんオヤジ臭い話題でごまかすようになってきたので、この分野にも「若手の生きのいいプレゼンター」が登場してきても良い頃だと思っている。結局はこの分野も、最近は見なくなってきた。
(4)お笑い
最近の生活が夜型になって12時に寝れなくなってきたので自然と深夜枠の番組が増えてきたのだが、私のお笑いの嗜好も変わってきたみたいだ。以前から「さんま・ダウンタウン・出川など」のおちゃらけ番組はみていないのだが、これに有吉の番組が加わってきて「有吉・坂本・ヒロミ」の時代は終わった感がどどーんと来ている。さんまやダウンタウンの大御所はすでに過去の人だが、これに有吉らが加わってきたということは「毒舌キャラ」が飽きられてきた証拠ではないだろうか。他人をけなして笑いを取るのは最初は面白いが、いつまでもそれに頼っていては見ていて気分が悪いものである。人間飽きてくると違うテイストのものが欲しくなる。これからは千鳥・有田・三四郎・華丸あたりが伸びてくるのではないか。単に私が気に入っているだけ、とも言えるのだが。
(5)二時間ドラマ
病気仕立ての頃は貪るように見たもんだったが、最近は全然興味も薄れてしまった。渡瀬恒彦の「十津川警部」、名取裕子の「京都地検の女」、橋爪功の「京都迷宮案内」、片平なぎさの「赤い霊柩車」、小林稔侍の「税務調査官」、随分と見まくったもんである。毎回殺人事件は起きるのだがそれがメインのテーマではない。見せ場は「主役の人間性」である。まあ言っても大した事無い「お人好しの憎めない人柄」なのだが、ストーリーはだいたいドタバタと「しょーもない推理」を入れながら犯人を追い詰めていき、最後は断崖絶壁で「犯人が涙の自白」をして終わるという決まりきった話を毎回見せられてしまう。それが分かっているのについついまた見てしまうのだから「日本人って馬鹿よねぇ」・・・である。ようやくこの「二時間ドラマ中毒」を脱した私は振り返って見て思うのだが、この中毒は「自分でものを考えない人」がかかる病気ではないか、と想像している。これは一度「研究してみる価値がある」と思うのだが、どうだろう?
○反対に、見るようになった番組
(1)レアな旅行番組
TVKテレビで土曜日に放送している「おかげ旅行社」が最近のお気に入りである。出てくるMCの二人は芸人とアナウンサーのコンビだが、ローカルな雰囲気丸出しの丁寧な進行で、奈良や和歌山・兵庫などの観光案内を放送している。出てくる地名が「全国区ではない」ところがめっちゃ気に入っているのだ。誰でも知っている有名どころなどは私でも知っていて「またか」と思ってしまうが、この番組では「そういう心配は皆無」なのが嬉しい。見せ場はそれほど無いが、二人の掛け合いが素人に毛が生えた程度の学芸会レベルなのが「妙に親近感が湧く」から不思議である。ブラタモリもこのカテゴリーで見ているが「最近岩石の組成に特化」した番組を放送してこれが好評である。前は「河岸台地などの隆起土地」など断層に詳しいタモリだったが、岩石も専門家顔負けなのが「すごい」と思う。やっぱ「さんまやたけし」とは一味違う、独特の知識人なんだな、勉強になるねぇ。同じくTVKの「鉄道ひとり旅」もお勧めである。
(2)面白くて勉強になる雑学番組
「バカリズムの大人のたしなみズム」というのを見出した。ちょっと変わった切り口の教養番組だが、バカリズムが結構背が低いので相方の女性が「バカ高く」見えてしまうのが目について。まあ男女無関係の世の中だから「女性のほうが大きい」のは全然不思議でも何でも無いのだが、なんとなく変なのは「平均値と違う二人」が揃ったと言うところである。まあ番組の内容とは関係ないが、女性の役割があくまでアシスタントという作りは「ここだけ昔ながらの女性観」なので違和感がある。なんなら背の高い分「準主役ぐらいの存在」に持っていったほうがバランスが良いのでは、と老婆心ながら思ってしまった。最近はコッチ系のおタッキーな番組がなんとも見ていて心地よいのである。Eテレでやっている又吉直樹の「ヘウレーカ!選」というのを「たまに見る」ことがある。これもへんてこりんな番組である。
(3)エンタテイメント
いち押しなのが「有田の夢なら醒めないで」。有田の新しい魅力が前面に出た「暗黒バラエティ」系である。クイズ番組なんかでは100%発揮できなかった有田の「はじけたカンジ」が思う存分出ていて夜中に見るには絶好である。最近見つけたのが同じく「有田Pのおもてなすプロデュース」、こちらは何組かの芸人に有田が無茶ぶりする仕掛けで笑わせる。寝る前に重たいものは見たくない、って気持ちを上手く突いてきた「なかなかの企画」である。今大人気の千鳥が出ている「いってんもの」も面白い。これにはサンドイッチマンとか三四郎とか、いま旬の芸人がそっくり出ているので「かかさず録画」して見ることにしている。彼等の提供する笑いが「気がつくと自分がにっこりしている」優しい笑いなのが素晴らしい。有吉なんかちっとも面白くないし「人の弱点を笑う」自分というのにも嫌になってきている頃だったので、千鳥の笑いは気持ちを優しくしてくれる。ゴールデン枠では「今夜くらべてみました」が好きである。これはゲスト次第である。ゲストが面白ければ後藤も徳井も「盛り上げるのは得意」だから超面白い。番宣絡みではあるが芸能人の大物も出るので是非見てもらいたい番組である。
(4)時事問題
私が楽しみにしているのは「外国人記者は見た」である。日本人のキャスターが取り上げる時事問題はだいたい言うことが読めてしまうから面白くないが、外国人記者がしゃべることは変わっていて「思いがけない理屈」をしゃべるので面白い。特にアメリカより「中国・インド・フランス・ドイツ」といった余り日本人に馴染みのない記者の意見が斬新で、「なるほどなぁ」と思わせることが多い。イギリスの記者は「必ずジョークを入れてくる」し、アメリカの記者は「トランプをこき下ろしてくれる」から流石に自由な国である。このカテゴリーでは「町山智浩のアメリカの今を知るTV」というのが夜中の番組ながらお勧めだ。だいたい外国のことはニュースで上っ面しか報道されないし、それも決まりきった「日本人向け」のバイアスがかかっている場合が殆どであるから、やはり海外メディアは「英語」で読まないといけないな。
(5)海外ドラマ
CSの「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」がいち押しである。新シリーズがこれから始まるから、またいつもの秀逸でスリリングな推理ドラマが見られると楽しみにしている。最初に見た時は「恐ろしいくらいアップテンポの展開」に完全に圧倒させられたが、次第にそのスピードが心地よくなってきた。このカテゴリーでは秋から「相棒」の新シーズンがまた始まる。だんだんテンポが遅くなって来て右京も年をとって来たのかな、と心配である。勿論右京がというより「ライターが年をとって来た」のだが、いつまで「推理のキレ」を維持できるか楽しみである。
総じて私はテレビの「特別な番組」を中心に回している。今まさに全英女子オープンの3日目を放送しているところなのだ。何と比嘉ちゃんがトップタイで爆進中なのである!ブログなんか書いている場合ではないのだ!
○では、見なくなってしまった番組
(1)知識系
「ぶらぶら美術・博物館」という番組は、前は山田五郎の博識に軽妙なおぎやはぎのトークが魅力の「ためになる番組」だったのだが、この所は「高橋マリ」のファッションが一番の見どころという「美術そっちのけ」の興味に変わってきた。内容も余り斬新な切り口が少なくて、行きたくなるような美術展も「ここんとこは皆無」である(まあ暑いというのもあるのだが)。以前はベラスケスなどの私好みの名画展を紹介してくれたのだが、最近どうもロクな作品展がない。ユトリロやターナーやプッサンなんか狙い目なのだが、予定はないのだろうか。飽きたというよりか「内容がどうも」なので、良いものが来たらという条件がつく。毎週録画はしてあるが、つまらない内容の場合には「高橋マリ」を中心にザッと早送りして「飛ばし見」である。同じテイストで「おぎやはぎの愛車遍歴」も余り興味がなくなった。車は大好きなのであるが、ゲスト次第で「大した事無い話」になってしまうのは、番組の性格上しょーがない。まあ「暇なら見てね」ってところか。
(2)歴史物
「諸説あり!」私がよく見ていた歴史を再検証する番組だ。一時期は珍しく面白いデータを映像で紹介したりして勉強にもなったが、最近はテーマも肝心の再検証も「種切れ」で、中身がさっぱり薄いものになってしまった。歴史番組の陥りやすい罠にまんまと嵌ったわけだが、知識レベルをどの辺りに設定するかという問題と、検証する「新説」が歴史家の色んな意見のうち「どの派」のものに則っているか、の2つの点で「常識的・平均的」なものになっている。これでは「何か新しい事実」を待っているコアな歴史ファンには、そっぽを向かれても仕方ないと言えるであろう。同じ歴史カテゴリーで「先人たちの底力ー知恵泉」や「英雄たちの選択」や「にっぽん!歴史鑑定」などがあるが、テーマも中身も低レベルである。受け狙いの最近の番組編成の傾向では、真剣な歴史マニアには「ちょっと物足りない」。結局私は見なくなってしまった。
(3)酒
以前は「酒場探訪」番組を片っ端から覗いていたが、いまでは(やっとと言うべきか)ほとんど見なくなった。この夕焼け酒場も「きたろう」より「西島アナ」目当てだったのだが飽きてしまった。単なるルポ番組の限界なのだが、レポーターの質が番組の面白さであるから仕方ない。他にも「吉田類の酒場放浪記」や同類の「女酒場放浪記」や「太田和彦の百名居酒屋」などがあるが、録画して流し見る程度で以前のように画面をじっくり見入ることがなくなった。吉田類は最近飲むと「ろれつがおかしい」時があり「いよいよ年だ」と妙な注目をしている。番組は2、3年前に放送されたものを再放送しているので最新情報ではないが、それでも大分「ヨレ感」がヒシヒシと伝わってきて、「そろそろかも」と健康状態が心配だ。太田和彦もだんだんオヤジ臭い話題でごまかすようになってきたので、この分野にも「若手の生きのいいプレゼンター」が登場してきても良い頃だと思っている。結局はこの分野も、最近は見なくなってきた。
(4)お笑い
最近の生活が夜型になって12時に寝れなくなってきたので自然と深夜枠の番組が増えてきたのだが、私のお笑いの嗜好も変わってきたみたいだ。以前から「さんま・ダウンタウン・出川など」のおちゃらけ番組はみていないのだが、これに有吉の番組が加わってきて「有吉・坂本・ヒロミ」の時代は終わった感がどどーんと来ている。さんまやダウンタウンの大御所はすでに過去の人だが、これに有吉らが加わってきたということは「毒舌キャラ」が飽きられてきた証拠ではないだろうか。他人をけなして笑いを取るのは最初は面白いが、いつまでもそれに頼っていては見ていて気分が悪いものである。人間飽きてくると違うテイストのものが欲しくなる。これからは千鳥・有田・三四郎・華丸あたりが伸びてくるのではないか。単に私が気に入っているだけ、とも言えるのだが。
(5)二時間ドラマ
病気仕立ての頃は貪るように見たもんだったが、最近は全然興味も薄れてしまった。渡瀬恒彦の「十津川警部」、名取裕子の「京都地検の女」、橋爪功の「京都迷宮案内」、片平なぎさの「赤い霊柩車」、小林稔侍の「税務調査官」、随分と見まくったもんである。毎回殺人事件は起きるのだがそれがメインのテーマではない。見せ場は「主役の人間性」である。まあ言っても大した事無い「お人好しの憎めない人柄」なのだが、ストーリーはだいたいドタバタと「しょーもない推理」を入れながら犯人を追い詰めていき、最後は断崖絶壁で「犯人が涙の自白」をして終わるという決まりきった話を毎回見せられてしまう。それが分かっているのについついまた見てしまうのだから「日本人って馬鹿よねぇ」・・・である。ようやくこの「二時間ドラマ中毒」を脱した私は振り返って見て思うのだが、この中毒は「自分でものを考えない人」がかかる病気ではないか、と想像している。これは一度「研究してみる価値がある」と思うのだが、どうだろう?
○反対に、見るようになった番組
(1)レアな旅行番組
TVKテレビで土曜日に放送している「おかげ旅行社」が最近のお気に入りである。出てくるMCの二人は芸人とアナウンサーのコンビだが、ローカルな雰囲気丸出しの丁寧な進行で、奈良や和歌山・兵庫などの観光案内を放送している。出てくる地名が「全国区ではない」ところがめっちゃ気に入っているのだ。誰でも知っている有名どころなどは私でも知っていて「またか」と思ってしまうが、この番組では「そういう心配は皆無」なのが嬉しい。見せ場はそれほど無いが、二人の掛け合いが素人に毛が生えた程度の学芸会レベルなのが「妙に親近感が湧く」から不思議である。ブラタモリもこのカテゴリーで見ているが「最近岩石の組成に特化」した番組を放送してこれが好評である。前は「河岸台地などの隆起土地」など断層に詳しいタモリだったが、岩石も専門家顔負けなのが「すごい」と思う。やっぱ「さんまやたけし」とは一味違う、独特の知識人なんだな、勉強になるねぇ。同じくTVKの「鉄道ひとり旅」もお勧めである。
(2)面白くて勉強になる雑学番組
「バカリズムの大人のたしなみズム」というのを見出した。ちょっと変わった切り口の教養番組だが、バカリズムが結構背が低いので相方の女性が「バカ高く」見えてしまうのが目について。まあ男女無関係の世の中だから「女性のほうが大きい」のは全然不思議でも何でも無いのだが、なんとなく変なのは「平均値と違う二人」が揃ったと言うところである。まあ番組の内容とは関係ないが、女性の役割があくまでアシスタントという作りは「ここだけ昔ながらの女性観」なので違和感がある。なんなら背の高い分「準主役ぐらいの存在」に持っていったほうがバランスが良いのでは、と老婆心ながら思ってしまった。最近はコッチ系のおタッキーな番組がなんとも見ていて心地よいのである。Eテレでやっている又吉直樹の「ヘウレーカ!選」というのを「たまに見る」ことがある。これもへんてこりんな番組である。
(3)エンタテイメント
いち押しなのが「有田の夢なら醒めないで」。有田の新しい魅力が前面に出た「暗黒バラエティ」系である。クイズ番組なんかでは100%発揮できなかった有田の「はじけたカンジ」が思う存分出ていて夜中に見るには絶好である。最近見つけたのが同じく「有田Pのおもてなすプロデュース」、こちらは何組かの芸人に有田が無茶ぶりする仕掛けで笑わせる。寝る前に重たいものは見たくない、って気持ちを上手く突いてきた「なかなかの企画」である。今大人気の千鳥が出ている「いってんもの」も面白い。これにはサンドイッチマンとか三四郎とか、いま旬の芸人がそっくり出ているので「かかさず録画」して見ることにしている。彼等の提供する笑いが「気がつくと自分がにっこりしている」優しい笑いなのが素晴らしい。有吉なんかちっとも面白くないし「人の弱点を笑う」自分というのにも嫌になってきている頃だったので、千鳥の笑いは気持ちを優しくしてくれる。ゴールデン枠では「今夜くらべてみました」が好きである。これはゲスト次第である。ゲストが面白ければ後藤も徳井も「盛り上げるのは得意」だから超面白い。番宣絡みではあるが芸能人の大物も出るので是非見てもらいたい番組である。
(4)時事問題
私が楽しみにしているのは「外国人記者は見た」である。日本人のキャスターが取り上げる時事問題はだいたい言うことが読めてしまうから面白くないが、外国人記者がしゃべることは変わっていて「思いがけない理屈」をしゃべるので面白い。特にアメリカより「中国・インド・フランス・ドイツ」といった余り日本人に馴染みのない記者の意見が斬新で、「なるほどなぁ」と思わせることが多い。イギリスの記者は「必ずジョークを入れてくる」し、アメリカの記者は「トランプをこき下ろしてくれる」から流石に自由な国である。このカテゴリーでは「町山智浩のアメリカの今を知るTV」というのが夜中の番組ながらお勧めだ。だいたい外国のことはニュースで上っ面しか報道されないし、それも決まりきった「日本人向け」のバイアスがかかっている場合が殆どであるから、やはり海外メディアは「英語」で読まないといけないな。
(5)海外ドラマ
CSの「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」がいち押しである。新シリーズがこれから始まるから、またいつもの秀逸でスリリングな推理ドラマが見られると楽しみにしている。最初に見た時は「恐ろしいくらいアップテンポの展開」に完全に圧倒させられたが、次第にそのスピードが心地よくなってきた。このカテゴリーでは秋から「相棒」の新シーズンがまた始まる。だんだんテンポが遅くなって来て右京も年をとって来たのかな、と心配である。勿論右京がというより「ライターが年をとって来た」のだが、いつまで「推理のキレ」を維持できるか楽しみである。
総じて私はテレビの「特別な番組」を中心に回している。今まさに全英女子オープンの3日目を放送しているところなのだ。何と比嘉ちゃんがトップタイで爆進中なのである!ブログなんか書いている場合ではないのだ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます