明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフスイング・細かすぎる研究(5)やっぱり私のやり方は間違っていたのか?・・・

2022-10-26 21:08:00 | スポーツ・ゴルフ

今月初め、ゴルフパートナーのシミュレーションゴルフを契約した。当初先生のレッスンを受けながらスイングを直そうとしていたが、ついつい私の癖で「我」が出てしまい、オマケに先生と衝突したりして、2週目からは自主練習に切り替えていた。それから色々と試してはやり直し、また違う方法を試す、の繰り返しを一ヶ月続けてきたわけだが、どうにも結果が出ない。最近では、私にはハンドファーストは無理なんじゃないか?と心が折れそうになっている。

私は YouTube の動画でスイング作りをしているが、「必ずハンドファーストが打てるドリル」とか、「超簡単ハンドファーストの打ち方」とか、はたまた「ここが誤解してる、ハンドファーストの残念な勘違い」とか、とにかく参考になりそうな動画を片っ端から見てはその通りやってみるのだが、勇んで行くゴルフパートナーのビデオでは「残念ながら」ハンドファーストには打てていないのである。何でだろう?

答えは明らかだ、私はレッスン動画の教えの通りに「やってない」のである。

私は今までハンドファーストに打てていない原因を YouTube の動画やゴルフパートナーのビデオで徹底的に研究して来た。まず現状の分析と私が考えている「ハンドファーストに打つ」ためのポイントを、いくつか絞って書いてみたい。

① アーリーリリース
まず第一に、私のスイングは「完全なアーリーリリース」だったので、これを直すために手首を曲げたまま「我慢する」方法でスイングして見た。しかしこれは、ゆっくりスイングしてる時は上手く行っても、本気でスイングする時には元の形に戻ってしまったので失敗である。要するに両腕が水平の位置まで降りて来た段階でシャフトが腕と一直線になっており、手首が完全に伸び切ってしまっていたのである。何でなのか?。トップで90度になっているクラブをインパクトで0度まで戻すのだから、力を均等に加えて振れば当然「半分の位置」に来た時には「45度の戻し幅」になっている筈である。ところがボールを打つという動作が加わると、人間心理として正確に当てようとするので、ボールに当たる前から「当たる準備をして」しまうだ、と推測したのである。つまり、クラブの形はインパクトの形にしておいて、後は「力を加えるだけ」という状態に持っていこうとする。これが何回やっても手首が伸びてしまう「本当の原因」である。私の場合が手首の力が弱いので、より早めにリリースしないと「ちゃんと当たらない」と脳が判断する。それで左手首が真っ直ぐに伸びて、弱弱しいアーリーリリースになってしまうのである。これは初心者や力の無い女性やとか子供に良く見られるスイングで、いかにも飛ばなそうに見えるし、実際飛ばないのだ。これが私の現在のスイングである。では、どうしたらアーリーリリースを直せるのか?

② レイトヒット
私は前項で書いたように、アーリーリリースの原因が「インパクトまでの準備区間」を取ろうとする意識にあると考えた。インパクトまでの準備の為に必要な距離(回転角度)、それとインパクト時に戻すために必要な手首の力を考慮して、それに合わせた「それ相当の前」の段階から手首を戻し始める・・・つまり、「本能が無意識に計算して」やっていると考えた。だから意識して我慢しても「ついつい手首をほどいて」しまうのである。多くのアマチュアが「タメ」を意識して何とか作ろうとしても、最後には「諦めて」努力を止めてしまう原因が意識外にある本能の仕業だったのだ。プロはタメを作ろうなどと考えてはいないと言う。そりゃそうだろう。タメは作ろうとするのではなく、自然と出来ているものなのだ(だからプロなんである)。真実はタメが出来ているから飛ぶのではなく、飛ぶ人はタメが出来るだけのスイングスピードがあるから、逆に「タメが出来ちゃった」というだけなのだ。私はそう結論した。だが、いくらスイングスピードがあっても「ハンドファースト」に打てるかどうかは別である。ハンドファーストに打つ為には「クラブが遅れて」ボールに当たる「レイトヒット」で当たらなければならない。クラブが遅れて当たるのはスイングスピードとは別の要素である。そこでスイングスピードを上げる努力をするのは一旦諦めて、「レイトヒット」の練習をすることにした。だが簡単に遅れて当てれば良いと思ったら、これが意外と難しい。私は長年の自己流スイングのせいで、体の正面で(大文字のYの態勢で)ボールを捉える癖がどうしても抜けないのである。

③ リリースを始めるタイミング
私は長い事自己流スイングを続けた結果、インパクトで頭(目線)とグリップとボールが一直線になった形が「一番力の入る姿勢」だと思い込み、30年間ずっと体にもそのように「沁み付いて」いたのである。今回ハンドファーストに打つからと言って、急に手を前に出す「小文字のy」でインパクトするのは難しいと思い知らされた。よっぽど極端に手を前に出して無理やりインパクトして見ても、ビデオで見ると「ほぼほぼ前と変わらない位置」でしか打ててないのだ。手首がインパクトの位置に来るとどうしても「減速して」止まってしまい、だいたい「右股関節の前辺り」の位置でインパクトしてしまう。何としても「前に行かない」のである。本当はインパクトする時の手首の位置は「左股関節の前あたり」に来るのが理想である。で、左股関節の前に手首が来るまで「クラブヘッドを遅らせる」ことが必要だが、それは手首をほどかずに「待っている」ことになり、結果はヘッドスピードが「遅くなる」のである。何という事!。これではハンドファーストには打てても「ヘッドスピードが遅く」なって、結果「飛ばないスイング」が出来上がるだけじゃあないかぁ~っ!。ジレンマである。解決方法はインパクトの感覚を修正して「レイトヒット」の形が正しいインパクトだと体に教え込み、その位置に合わせて「クラブヘッドを戻すタイミングを調整」するしか無い。つまり、十分なスピードが出ている状態で手首が前に出て、クラブヘッドが遅れたレイトヒットに「合わせた」手首のほどき方を練習するのだ。それにはダウンスイングで、両手首になるべく「力を入れない」まま振り下ろすことが前提である。そしてここが重要だが、シャフトと左手首を「直角に曲げた状態を維持したまま」で、クラブ全体を体の中心まで振り下ろすこと。これを練習しないとハンドファーストに打つことは出来ない。

④ いくつかのコツ
そこで実際にイメージトレーニングを繰り返すと、いくつか「コツ」みたいなものが見えて来る。

a.トップではしっかりとクラブを倒し、左手首とシャフトの角度を90度以上に確保する。
出来れば100度位はあった方がよいかも。

b.振り下ろす時には絶対に右手に力を入れてはいけない。
シャフトが水平の位置まで降りて来た時にまだ左の手首が90度の角度を保っているタイミングで、「それから手首に力を入れる」ことが大事である。ちょっと前にゴルフパートナーの先生と大喧嘩したときのテーマが「これ」だったのだが、結局先生の言った通りになったわけだ。つまり「我慢」である。何のことはない、大いに反省するべし!。喧嘩した原因は先生の言い方が悪かったのだが、我慢ではなく「力を入れるタイミングはもっと後」とか表現してくれたら良かったのに、と今では思う。

c.手首を下に回してフェースを目標に向ける
降りて来たクラブヘッドは、グリップにもよるが、フェースは開いて「オープン」になっている筈である。そのまま打てば間違いなくスライスするので、ハンドファーストとは直接関係は無いが、今のうちからフェースをスクェアに当てる癖をつけておくと将来悩まなくていいだろう。最終目的はボールを目標方向に飛ばす事だから(当たり前だろう!)。

d.腰を回しながら左腕を引っ張る
グリップが正面にある位置から手首をほどいてクラブをリリースするわけだが、そのまま振ったのではクラブの行先が無くて「詰まって」弱弱しい当たりになってしまう。持っている力を全部出し切る為には、腰を回し左脇腹を伸ばして右肩を下げ、左腕の引っ張りと右腕の曲げから来る「伸ばし」の力の両方で、インパクトの衝撃を最大にするのが大事だ。これで「自身の最大飛距離」が狙えるというもんである!(一応理論上は、だが)。

e.前傾姿勢と目線
ハンドファーストにすればするほどシャフトが届く距離は短くなり、頭とボールの距離は変わらないのだから、当たらなくなってくるのは当然だ。これをそのままにして置くとヘッドがボールより上の方を通ってトップしてしまう。よって前傾姿勢を一段下げて、深く沈み込む動きをしないと正確に当たらない。だが、グリップ位置が正しく左股関節前に来たとして、目線がそのまま左に移動してしまうと「ボール位置を左から覗き込む」ようになり、左への移動の代わりに右へ傾くようになってしまう。結果として「レイトヒット」が出来なくて「またしてもシャフトが真っ直ぐ」に当たって、トホホな結果になる。せっかく左股関節の前にグリップを持って行ったと思ったのに実際は、上体の軸が後ろにのけぞって傾き、相変わらず「右股関節前の位置」でインパクトする羽目になっていたのだ(オーマイガッ!)。これでは「一からやり直し」である。これを直すには「ボールを真上から見て」インパクトするしかない。上半身の回転軸は真っ直ぐにして(目線は真上から見る)、両肩だけを回転させる。何だか体を壊しそうだが、これが人生最後の試練だと思って「観念して」、ひたすら練習をやり切ることにする。もはや気持ちの上では「ハンドファースト命」になっているのかも・・・、怖い怖い。

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大体このように考えて、これから「行うべき練習」をまとめて見た。

1、アドレスからクラブヘッドを右45度にセットし、まずハンドファースト状態を作る

2、バックスイングでしっかり左手首90度の形を作る

3、トップで上半身は捻ったまま、下半身を左に少し移動

4、次に左足を踏み込みながら、腰を正面に回して沈み込む(ボールとの距離をハンドファーストの距離に合わせる)

5、それからワンテンポ遅らせて「エイヤっ」とダウンスイング。但し手首には絶対に力を入れないこと。肩だけで下ろす。

6、グリップが正面に来てクラブヘッドが右45度の位置にあることを確認して、同時に腰を思いっきり目標方向に向けて回転し、その時ようやく手首を緩めて「クラブをリリース」する

6、この時、目線は真下を見ていて右肩が目の前にあり、フェースはボールにインパクトしているが、グリップは左目の隅に僅かに見えている状態が私の考えるハンドファーストである

7、目線はインパクトでは真下に保ち、クラブヘッドが視野から出ていくまで真下を見ている事。その時姿勢は「前傾角度を変えずに(つまり、起き上がらずに)」右半身になって、肩を回して右手を思いっきり伸ばしてフォローする

8、振り切ったら左足一本で「すっくと」立つ

以上である。まあこの記事はいつものように、アパートのデスクの前で考えた「机上の空論」である。こうやってゴルフパートナーにいそいそ練習に行っては、「また同じか・・・」と落ち込んで帰ってくる、を繰り返しているのが私の「残念な」毎日である(どうにかしてぇ~)。だが一度や二度失敗したからと言って「へこたれて」いてはゴルフ道は究められない。それに、これと言って他にやることもないし・・・(ご愁傷さまです)。

ということで、今私が考えているハンドファーストの打ち方(私にとって、であるが)を、出来るだけ詳細に分かりやすく書いて見ました。また今度金曜日にゴルフパートナーに行って、上記の方法で果たしてハンドファーストが打てるかどうか、試してみたいと考えています。こういう練習がゴルフのスコアアップに何かしら「役に立つ」とは全く思っていないのですが、私は物事の「因果関係を追求する」のが唯一の趣味なので、今は「ハンドファーストの仕組みを解析する」ことに情熱を燃やしています(もはやゴルフでは無い!)。で、もし私がハンドファーストに実際打てたとしたなら、その時は「偉そうに解説」記事をアップしますので、期待しないで待っていて下さい。

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いつの日か、ハンドファーストに打てることを夢見て練習しつづける男より

追加 : YouTube で改めて初心者向けの分かりやすい動画を見たら、ほぼ私の書いている通りだった。気をつけるポイントは、① 左へ体重移動して左足一本で立つ ② 左手のコックを目で見て確認し、そのまま維持してインパクト ③骨盤をしっかり回転、の3点だそうだ。幸運を祈る


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