小祝が初日にイーグルを出せば、菊地も続いてイーグル。2日目に菊地がまたまたイーグルで9アンダーの猛チャージを決めると、小祝は3日目にまたしても2打目を直接カップインしてイーグル。どうなっちゃってるの?、と思っていたら今度は三ヶ島がバックスピンで見事にカップインさせた。上位3人で5個のイーグル。普通、イーグルと言えばパー5ロングで2オンし、3打目を入れるというのが一般的なのだが、今回はすべて2打目が入るという「まぐれ全開」のものだけに、喜び方も半端じゃない。それにしても三ヶ島のハシャギっぷりは「超可愛いい」ねえ。彼女ちょっと見には大人っぽい感じだが、実はまだ25歳のうら若きギャルなんである。そのくせ銀座高級クラブの人気ホステス嬢感がジンワリと溢れ出ていて、我々昭和世代のオジサン方には何とも堪らないお色気があるのではないか。その「おすまし顔」がイーグルで一気に満面の喜びに変わり、キャピキャピはしゃぐ様は見ていてこちらも心地よくなってくる。やっぱ女子ツアーは「こうでなくっちゃいけない」と納得の3日目であった。
優勝は菊地・小祝・三ヶ島の3人に絞られた形だが、このコースでは7、8アンダーも簡単に出るようだから、森田や場合によっては稲見も可能性はないとは言えない。だが多分、菊地が勝つんじゃないか。理由はないが、何となくである。
まあ私としては、もう一つぐらいイーグルが出てもいいだろうと思って見ているが、もし出たら凄いことである。しかし本音はスコアがどうとか言うのではなく、単純に選手の喜ぶ姿が見たい、というだけなのだ。これは女子ゴルフを応援するファンの偽らざる心理だろう。もはや乃木坂や日向坂のファンと何ら変わるところがないと言える。ただ、見た目には「ゴルフ」というスポーツのファンということになっているだけなのだが、本心は若い娘見たさが垣間見えていやらしい。年寄りは嫌だねえ。・・・というか 、私もそのうちの一人なんですけど(ああ・・・何かミジメ)。
そういえばテレビでゴルフ中継を見ていると、やたらと還暦過ぎたようなお年寄りが目につく。全部が全部とは言わないが、中には若い娘に心動かされてる御仁もいるのではないだろうか。やはりここはすっぱりと邪念は捨てて、スボーツ本来の姿に戻り、体を鍛えて技術を磨くことに専念する、というのが正しいファンの姿勢だと反省した。それで、改めてスポーツに徹した冷徹な目で試合を見てみると、意外と女子ゴルフの「別の側面」が見えてきたじゃあーりませんか!。例えばスイングの時の腕の振り方とか、インパクト時の手首の返し方とか、あるいはボールに力を伝える上体の動きだとか、等々である。選手たちのキュートなファッションを見るのも楽しいが、球を飛ばすということについては「純粋にアスリート」としての魅力を感じることが出来た。この楽しみ方を覚えると、女子ゴルフの楽しみ方の「幅が広がる」というものである。
こういう見方は、外国のツアーの方が早くから出来上がっているように思う。外国人、特にアメリカ人や北欧の選手などは、女らしさやお淑やかさとは全く無縁で、パターのラインを見るときなど「パッカーンと大股開き」で無心に芝目を読むシーンが、毎回のように出てきて赤面の至りだ。余りにあっけらかんとして気にする素振りも見せないので、私もテレビがそのまま大写しにしていても「気にならな」くなってしまった。屈んだ時にパンツが見えるなどというのもテニスと一緒で、もはや気にする方が「なんで?」と言われるほど当たり前になっている。昔ニュースで、インドで自転車に乗る女性の姿を写していたテレビリポーターが「見えちゃわないですか?・・・」と心配そうに現地の男性に聞いた所、彼が「何か変なことでも?」という怪訝な顔で答えた言葉が
「パンツ履いているから大丈夫だよ」であった(コペルニクス的回答!)。
その通りである。ここに彼我の文化の違いを私は見た気がしたが、インドの方が「余計な煩悩を感じずに済む」点で、これはこれで素晴らしい文化だと納得した次第。その昔、着物からはみ出した脛を見て墜落したという久米の仙人が、なんともウブに思えるから不思議である。日本とインド、どちらがどうと言う気はサラサラないが、私たち日本人はつまらないことにいちいち気を使って、わざわざ「生きにくく」してしているのかな?、と反省した。最近は夜中にコンビニで「露出の多い恰好」の若い女性を目にしても、心の中で「何事も起こらない」と呪文を唱えることで、無駄な煩悩を消し去る術を身に付けたのである(これ、私の発明です)。この術を覚えてからというもの、街中を歩いていても美人に振り返ることがなくなった。つまり、「心安らか」に生活出来ているというわけである。
・・・なんだかゴルフと関係ない話に脱線してしまったが、ゴルフも「ジェンダーフリー」が当たり前の時代になりつつあるよ、という「悟りの境地」を書いてみた。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
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