空観方程式

「色」での重ね合わせによる相互作用で共感・共鳴が生じ、「空」としてのエネルギーで新たなる生命力の姿が実体化される。

コロナワクチン予約システムの不備報道

2021年05月21日 | 記事のコメント
「美しい花がある、花の美しさという様なものはない」 小林秀雄 のことば

花が美しい(観念)のではなく、美しい花がある(本質)のである。
本質が先にあって、その後に観念が従う。

即ち
正しいか正しくないか(観念)ではなく、何が真実か(本質)である。

例えば
正しいか正しくないかの「理念」で生きるときは、
正しいと思い込んでいるが故に、自我の都合や情念によって、
正しいと思った立場を変更できなくなってしまう。
正しいことであるから
突き詰めれば突き詰めるほど破綻に向かって進むのであって、
幕末の尊王攘夷などが象徴的である。

正しいか正しくないか(観念)だけでは持続性はなく、
物事は何が真実か(本質)が先にあり、その結果何が現実なのか
と共に一体でなければならぬ。



満州事変しかり、真珠湾攻撃しかり

このたびの朝日、毎日新聞のコロナワクチン予約システム不備報道も
同様である。
即ち予約システムに不備があることは正しいのだけれども、
現実は「ワクチン接種をいち早く実施する」というのが本質であり、それが
現実なのであって、予約システムが正しいか正しくないかだけの
一面だけを取り上げてそれを報道してしまった。
自分は正しい事をしているのだ!正義を貫くのだ!という思い込みがそうさせる。
自我の都合だけで観るから本質を見失う。こだわりやしがらみがそうさせる。
物事は自と他との一体、本質と現実の二元性の基で評価すべきなのである。




空観方程式では
「色即是空」のみならず、「空即是色」と一体で物事を観る。
あるいは
物事は「諸行無常」のみならず、「諸法無我」と一体である。










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新型コロナによる超過死亡者数の比較

2021年05月16日 | 読書・TV感想
新型コロナによる超過死亡者数の比較



英国、韓国、日本


米国、韓国、日本


米国と英国共にワクチン効果が見られる

日本の超過死亡データ







米国と英国の比較
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プロゴルファー松山選手の優勝

2021年04月12日 | 読書・TV感想
松山英樹 夢のマスターズV
日本男子初のメジャー制覇!15番で池ポチャも1打差で逃げ切る


正しいか正しくないかではなく、
「評価せずとらわれることなくただ観ること」である。
これがいかに大切なことか。

最終日15番パー5、2位と4打差あれば2オンを狙うことなく、
レイアップが正しい選択であるが、松山選手はそうしなかった。





第2打の選択に「何をすれば正しいのか」を考えると、
実作業に評価の行為が混在して、自己都合が紛れ込む。
決められた通りの作業をただアクションする
競技ではそれができるかどうかだ。

ゴルフではどの方向にどの位飛ばすかだけ。
レイアップを狙う行為は、あらかじめ決めた通りの作業以外の
「優勝したい」要素が入っている。
ツーオンするとあらかじめ決められた作業の純粋行為は、松山選手が
チャレンジする姿を同組2位の選手に見せつけることにつながった。
これを見た2位の選手は次の16番で追い詰められて、
逆にあらかじめ決めた通り以外の余分な力が入ってミスしてしまった。
ここで勝負が決着したような気がする。




「自分ひとりで、何がダメだとか、フィーリングだけでやっていた。
自分が正しいと思い過ぎていた。
コーチを付けて、今は客観的な目をもってもらいながら正しい方向に進んでいる」

 頑固なまでに「自分だけ」を貫いてきた松山が、そんな言葉を口にしたのは初めてだった。
勝利から遠ざかり、苦しんだ4年間の歳月は、松山に謙虚さをもたらした。
そうやって気持ちの上で成長し、変化したことが、彼のゴルフそのものの変化と成長につながった。

 その先に待っていたのが、マスターズ優勝だった。

舩越園子 2021/04/12 11:03 記事より



マスターズにチャレンジすること、
それが競技に向き合うありのままの姿だ。
それ以外の作業や評価を競技中に介在させると情意が邪魔する。

競技だけでなく、我々の日常作業においても、
「評価せずとらわれることなくただ観ること」である。
それが「日日是好日」の真実である。
そこには
何が正しいのか(観念)だけでなく、何を信じるのか、
何にチャレンジするか(本質)である。
色即是空と空即是色と同様に、
本質と観念は常に一体であって、動的平衡状態という関係にある。
それにより日常の情意や自己都合のない正常な分析評価が可能となる。
そしてフェイクニュースに惑わされることもなくなる。
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二つの関数(動的平衡)から出現する特別な世界

2021年02月21日 | 読書・TV感想
人類の至宝といわれるオイラーの公式に於いては、
二つの関数の相互作用によって特別な状態が
実空間(実社会)に現れているということだ。
二つの関数から出現した、
縦糸と横糸により織り込まれ現れた布の
奇跡的で特別な秩序の世界だ。



全豪オープン/現地発リポート
「興奮」がポジティブな精神状態を生み、
「恐れ」が冷静な判断力へとつながる。
相反する2つの要素が連携を取りながら舵取りし、
大坂の心技体の針をピタリと勝利に定めていた。
2021/02/20 06:00現地取材・文●内田暁




スポーツ競技の時
実空間である競技中に、虚である喜怒哀楽を同居・介在させてしまい、
自分自身で挫折に追い込んでしまう現象がある。
競技中は今何をすべきかだけに集中しなければならない。
その為にプロゴルファーもプロテニスプレイヤーも
競技中に感情を持ち込まない工夫を、それぞれがしている。

虚と実とが一体となっている世界
「興奮」と「恐れ」との相反する2つの要素が動的平衡状態となって
「今何をすべきか?」の新たな世界が現れる。
興奮だけでもダメ、恐れだけでもダメ。

成功するから微笑むのではなく、微笑むことで成功する
「○○を得たい」、「これこそが!のこだわり」
このような渇愛の火はなくならないが、
笑顔は「私は今何をしているのか?」に一瞬注意を向けさせる。
喜怒哀楽ではなく、現実をあるがままに「感じる」ことである。
即ち一打一打に集中して、ただそれだけを積み重ねることができる。
一つ一つのプレーに一喜一憂しないことだ。
優勝したいという渇愛の火を完全に消してしまえば、
それに代わって完全な満足と平穏の状態が訪れる。
まさにゴータマ(仏教)の悟りだった。

これはちょうど量子の世界と同じ振る舞いをしている。
電子を見ているときは「粒子」として振る舞い、
電子を見ていないときには「波動」として振る舞う。

「興奮」がちょうど電子を見ているときの「粒子」として、
「恐れ」がちょうど電子を見ていない「波動」として振る舞う。
電子は波動でもあり粒子でもある。
現実社会での電子は「エネルギー」として振る舞うことになるので、
実作業の行動中はもっぱら「私は今何をしているのか?」に
集中することだ。
現実社会の中で「恐れ」のような渇愛の状態、あるいは「興奮」の
喜怒哀楽を持ち込むことは、「負の感情」が満足と平穏の状態を
乱してしまうことになる。
従ってこのとき実作業の行動は中断した方がよい。
中断できないときは
もっぱら「私は今何をしているのか?」に集中することだ。
とりもなおさず「今の自分に打ち込む!」ということだ。



”One for all, All for one”
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」
ラグビーワールドカップを機会により有名になった言葉。
誰の意見であろうが、お互い自分の意思決定としてコミットして実行する。
一つ一つの行動が恣意的な感情によって、左右されないようにする
ニュートラル(空相)な特別な世界だ。
「必要なときに、そこに仲間がいる」
「ミスはいつでも起こる、 それを仲間が全力でフォローする」という世界だ。


「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」NHK 2021. feb.
医師であった中村哲はその著書に
「人は愛するに足り真心は信ずるに足る  アフガンとの約束」とある。
理念ではなく「おなかいっぱい食べられれば、誰も戦争には行きません」
の現実の姿であって、そこに真実があるという信条によって出現した
その世界において、
人から砂粒手を投げられても、人を疑うことをしなかった生き方である。
「人を愛する」と「人を信じる」、「理念」と「現実」
日々の活動中においては負の感情を抱くことのない象徴的なことである。
真実だから人として守るべきもの、人として尊ぶべきものに生きる姿である。
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オイラーの公式より得られる空観方程式の概念

2021年01月14日 | 記事のコメント
はじめに:
オイラーの公式を見れば虚数軸と実数軸の複素空間で現わされている。
これは「色」と「空」との複素空間を連想させる。しかも
三角関数と指数関数が等式で示される。
これは奇跡的であって尚、心経での「色不異空」「空不異色」も誘導させる。



起:実数と虚数が一体となっている世界と般若心経
「色即是空」これが真理だ!とこれに固執するならば、真理には到達しない。
「色即是空」であるとともに「空即是色」である。
これらの一体化によって、はじめて独立した尊い世界「涅槃寂静」が現れる。


「色即是空」+「空即是色」


「涅槃寂静」


榊 莫山(書家)
「色即是空」+「空即是色」
「花あるときは 花に酔い 」
「風あるときは 風に酔う 」  

「涅槃寂静」
「それはな、花もええなあ、風もええなあ、っていうこっちゃ」


空観方程式は心の豊かさ(無分別智)が有ればいいというのではなく、
その方程式によって新たな世界や目標に向かって具体的な行動が生まれ、
実体化しようとするものである。即ち方程式の解は、
あるときはあるように、ないときはないように」生きる。


「色即是空」+「空即是色」
「執着心・こだわり 」+「情熱 」  

「涅槃寂静」
「一心不乱・インパクトに対する神聖さ」

「執着心やこだわり 」だけでもダメ「情熱」だけでもダメ
双方が一体となって、初めて新たな尊い領域に意味をなす。


啄木の例:「空に吸はれし十五の心」
「色即是空」+「空即是色」
「空に」が実数部で「吸はれし」が虚数部に該当する。
双方一体となってはじめて意味を成す。
それぞれの強さとプラスマイナスで方向を示したものとの
相互作用での循環を示す。

「涅槃寂静」
新たに生まれた意識が
「十五の心」であって、作品や行動に現れる。


老子
「色即是空」+「空即是色」
「足ることを知る者は富めり」
「富めり」が実数部で「足ることを知る」が虚数部に該当する。
双方一体となってはじめて意味を成す。是が「どうなるか」の部。

「涅槃寂静」
「強めて行う者は志有り」
新たに「どうするか」を見えるようにして実現する道筋。


禅のことば
「清風払明月」+「明月払清風」 
清風明月を払い、明月清風を払うという五言対句
「美しく輝く月」はそれだけでただ美しい。
「さわやかで清らかな風」はそれだけでひたすら爽快だ。
風と月は対立するものではなく、一体である。
「本體が作用となり、作用が本體となりて、一方に固定せざるをいふ」とある。 
新たに生まれた尊い世界「涅槃寂静」は「月白く風清き」であり、
迷いを払いさった、色も、形も、匂いも、浄不浄もない『空』である。


幽から顕へというミアレの原理
内苑の幽から外苑の顕
このミアレの構造を空間で表現したのが、明治神宮の二元論である。
内苑の幽(かくれ)の空間と、外苑に実現された顕の空間は、
はじめから一体でなければならない。
外苑なしの内苑も、内苑なしの外苑も考えられない。
一体化によって尊い世界が現れる。
違いを呑み込んだ同一性:中沢新一)
任意における、対立のない世界の表現となっている。


承:複素数での共役関係が特別な世界を出現させる
「色即是空」と「空即是色」とが
動的平衡状態の複素共役関係である場合には、




であるから例えば

One for all, All for one
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」
ラグビーワールドカップを機会により有名になった言葉

”One for all, All for one”が「色即是空」と「空即是色」に対応していて、
それぞれが複素共役の関係であれば、議論の上で決まったことは、
独立して尚尊い世界であると認め、
誰の意見であろうが、お互い自分の意思決定としてコミットして実行する。
一つ一つの行動が恣意的な感情によって、左右されないようにする
ニュートラル(空相)な特別な世界だ。
集団でお互いが決まった目的のために役割を果たす。
「誰が優秀か」などではなく、それぞれの役割をきちんと果たしながら、
一つの目的に向かって機能し、お互いがリスペクトし信頼してフォローしていく。
「必要なときに、そこに仲間がいる」
「ミスはいつでも起こる、 それを仲間が全力でフォローする」という世界。


方丈記での
「色即是空」と「空即是色」での存在強度
「ただ静かなるを望みとし」X「憂へ無きを楽しみとす」となり、
これらが日常での繰り返し、すなわち
動的平衡状態の関係にあり互いに複素共役の関係であれば、
全てがプラスとなって

新たな秩序が生まれる「涅槃寂静」は
「今寂しきすまひ、一間の庵、みずからこれを愛す」
満ち足りた人生観、ポジティブな無常観となる。



記事:東洋経済
心が強い人は「無感情」を習慣にしている」草薙 龍瞬 より

感情には3種類しかありません。つまり、
「色即是空」と「空即是色」が①と②の複素共役関係であれば
①快の反応 ―― 喜び・うれしさ・楽しさなど
②不快の反応 ―― 怒り・不満・憂鬱・くやしさなど

これらが日常での繰り返しである動的平衡状態、①x②となることで、

次の③が
新たな秩序として生まれる「涅槃寂静」を示す
③快でも不快でもない“ニュートラルな”状態、
即ち方程式の解では全てのマイナスがプラスとなって、
「日日是好日」となる。



歎異抄「第五章」より
廻向には2つあり、
「自力廻向」と「他力廻向」
「わが力にて励む善にても候わばこそ、念仏を廻向して父母をも 助け候わめ」
自と他とが、実と虚の関係となって「色即是空+空即是色」に相当する

「親鸞は父母の孝養の為に念仏一返にて申したること未だ候はず」
「無碍の一道」が新たな秩序として生まれる「涅槃寂静」を示す。
苦悩渦巻く人生を光明の広海と転じて、
本当の幸福になることが本当に親を喜ばせることになる。
いわば、「正しいか正しくないかではなく、何が真実か」である。



ノーベル賞受賞者山中教授の言葉より

「色即是空+空即是色」は
「Vision+Work hard」であって、
「Vision」だけでもダメ「Work hard」だけでもダメ
虚と実、いずれが欠けてもダメ。
双方が一体となって初めて意味をなす。

そして新たに生まれる意識や状態、すなわち「涅槃寂静」が
生きていく上での非常に貴重なモットー(法則)の部分である。

同時に
これらが日常での繰り返しになる場合には、「Vision」と「Work hard」は
動的平衡状態の関係にあり、互いに複素共役の関係でもある。
したがって、新たな状態が生まれる「涅槃寂静」が

「目的を、ビジョンをはっきり持って、そのために一生懸命働く」という
ポジティブなる研究者の成功する秘訣の意識だ。


グラッドストーン研究所研究所長ロバート・マーレー先生から教わった言葉
「Vision」と「Work hard」、いずれが欠けてもダメ
人生を成功するためには、この「VW」が大切だということを教えてくれました。
「Vision」のVと「Work hard」のWです。
生きていく上での非常に貴重なモットー、それが成功する秘訣
「目的を、ビジョンをはっきり持って、そのために一生懸命働く」という。
どっちがかけてもだめですよということです。

自分がなぜ研究者になったのか、毎日忙しいとすぐ忘れてしまいます。 
ですから、こうやって時々こういうVWのお話をさせていただくのは、
ほとんど自分のためであります。
自分にいまだに言い聞かせて、自分は論文のためではなく、
研究費のためではなく、患者さんを治すために研究をしているんだ
ということを言い聞かせているわけであります。山中 伸弥



映画「鬼滅の刃」より
日常での繰り返しになる場合には、「ファンタジー」と「現実」は
動的平衡状態の関係にあり、互いに複素共役の関係でもある。
そこから新たな状態が生まれる。

悲しみにくれていては始まらない。
心の変化が必要だ。(それに気が付くだけでいい)
心の変化
心に伝わるものへの共鳴

(新たな領域の存在に気が付けば、そこに渇愛を無意識のままで
 混在させることはなくなり、恣意的なものに左右されることがない。)

テーマ
幸せとは
心に伝わるもの(何かの価値)のために生きること
心に響くもの、 自分の想いで生きられるようになれば、
生きていく意味を実感できるようになる

「現実」と「建前」なる人間界にあって、すなわち
辛い/醜い/理不尽 の世界と、綺麗ごと/楽しい/非差別の世界
これらの動的平衡状態の人間界から新たに生まれる秩序が
強者の価値観
覚悟をもって立ち向かう
弱いものを守るために強くなる

そこから日本人の見直すべき精神文化・価値観として
   強いものが勝てばいい
   役たたないものは換えればいい
   効率重点社会



転:指数関数と逆関数の関係によって初めて解き明かされる

オイラーの公式で示される指数関数は特別な状態を示している。
eは点(0,1)において接線の傾きがちょうど1になるときの数字で
ネイピア数と呼ばれ特殊な働きをする。



Y=a^X  a>1  X=i θ
逆関数は点(1,0)において接線の傾きがやはり1である関数
Y=log a^X
の導入によって、a=eであるとき、
指数関数が特別な状態であることが証明されている。



上記関数Yにおいて、すべてのaにおいて必ず通る点(0,1)においての
接線の傾きがちょうど1であるとき、即ち指数関数とその
逆関数との一体化によって(逆関数の微分にeの定義が現れる)
いわば”独立した尊い状態”となっていると見ることができる。
理想的にバランスした状態である。
またeの正体が現れる逆関数の導入によって、即ちa=eの時、
関数Y=e^Xは何度微分しても変わらないという特別な世界が現れる。

(e^x)′=e^x

ここでも「一つの関数だけが真実だ」ではない。
逆関数との一体化によって、a=eの特別な状態が現れる。
その何度微分しても変わらない状態とは、いささかこじつけであるが、
ニュートラルで純粋であって、その心は不変である。
即ち感情の変化がなく確信的であり、微動だにしない特別な状態ということだ。



微分しても積分しても指数関数(実態)は変わらないという、いわばこれも
動的平衡での状態を示していて、あたかも「色不異空、空不異色」と
表現している様に感じられる。

さて、数学では例えばa^X=5であれば 
X=log a5と表記するように定義されているから、
逆関数は下図のように表示される。そして
a=eの時、指数関数とその逆関数の接線の傾きは共に1である。


e = 2.71828.... 鮒ふなひとはちふたはち・・・・しごくおいしい
「幸せだから微笑む時もあれば、微笑むことで幸せになれる時もある」関数と逆関数の関係





結:オイラーの公式と般若心経との関係

オイラーの公式において、左辺や右辺は共に
複素関数と共役複素関数、ならびに指数関数とその逆関数の
導入による一体化によって、特別な(独立した尊い)世界が
現れている。即ち
複素関数と共役複素関数の場合では、それらの積をとることで
実社会での存在する確率(または強度・エネルギー)を示し、
それは全てにプラスであって変わることがなく純粋である。

また、指数関数Y=a^Xとその逆関数においては、a=eの時には
必ず通る点においての接線の傾きはちょうど1であり、
その指数関数は何度微分しても変わることがない。
逆関数と理想的なバランス状態にある。
即ちニュートラルで純粋であって、その心は不変である。

結論:
オイラーの公式が教えることは、二つの関数の一体化によって
特別な状態が実空間(実社会)に現れているということだ。
「柳は緑 花は紅」ありのままの独立した尊い世界の真実が見える。
雨が降ろうが風が吹こうがその純粋な世界は変わることがない。
実生活においてオイラーの公式を使うことはまず無いのだが、人類の
至宝と呼ばれる公式の考え方は、実生活において大いに参考になる。
二つの関数から出現した、即ち縦糸と横糸から織り込まれて現れた布の
奇跡的に特別な風合い(意識)に気が付かず(無意識のままで)恣意的に
折り曲げ染色してしまってはならないということだ。


【disagreeルール】と【commitルール】
意見が違うならば、議論の場ですべて出す。
議論の上で決まったことは、誰の意見であろうが
自分の意思決定としてコミットして実行する。
disagreeルールが複素関数に相当し、
commitルールが指数関数で、独立した純粋領域である。その特別な
領域では感情を取り込まず淡々と作業をこなすことにのみに集中する。
それがその場その時での「柳は緑 花は紅」の真実の世界だ。
象徴的な事例では、医師であった中村哲はその著書に
「アフガンとの約束 人は愛するに足り真心は信ずるに足る」とある。
理念ではなく「おなかいっぱい食べられれば、誰も戦争には行きません」
の現実の姿であって、
真実であるとの信条によってコミットし出現したその世界において、
人から砂粒手を投げられても、人を疑うことをしなかった生き方である。
日々の活動中においては負の感情を抱くことのない象徴的なことである。
真実だから人として守るべきもの、人として尊ぶべきものに生きる姿である。

対して、昨年の米国大統領選挙のように
正しいか正しくないか、損か得か、都合がよいか悪いかなどの疑いの
負の感情を抱いた状態で行動すると、
不正、フェイク等が横行し、モットモットとなって破綻に向かう。
民主主義システム・理念だけではうまく運用できなくなるのはこのためだ。



おわりに:
般若心経では、オイラーの公式の様な二つの関数
「色即是空」と「空即是色」の一体化から「涅槃寂静」という
独立した尊い世界が現れる。
もし、一方を排除してしまえば織物同様この特別な世界は現れない。

例えば具体的には、
与えられた環境の中で
「他の人のために生きることが自分のために生きること」と
「自分のために生きることが他の人のために生きることに」が
動的平衡状態となっており、共役の関係や逆関数との関係になっている。
そこから「ありのままのニュートラルの状態」となって、
意欲のある日常、情熱、楽しさ、生き方という特別な世界が現れる。
同様に
「へこたれなければ何とかなる」と「いい人やめれば楽になる」の
一体化から、
「あるときはあるように、ないときはないように生きる」という
「ニュートラルで純粋で特別な領域」が自覚される。
即ち「へこたれなければ何とかなる」だけではダメだ。
また、「いい人やめれば楽になる」だけでもダメだということである。
つまり
成功するから微笑むのではなく、微笑むことで成功する時も必ずある。
いわば
これが唯一の真理だ!とこれに固執するならば、真理には到達しない。
オイラーの公式のように二つの関数の一体化を自覚することから始まる。
一体化とは止揚思想の様な都合の良いものにまとめてしまう利巧主義ではなく、
まして他を排除する全体主義でもなく、オイラーの公式にあるような
二つの関数の共存関係である。偏見や、予断、先入観のない、
縦糸と横糸によって奇跡的に現れた特別仕立ての、尊い真実の姿である。

日常の生活においても、それがたとえ一瞬であっても、その
「ニュートラルで純粋である特別な領域」は独立して尊いものであることを
自覚することができれば、動的平衡状態の如く持続的に守られてゆく。
それが「柳は緑 花は紅」「真心は信ずるに足る」の真実の世界。
要は感情の領域侵入によってマイナスの意識に染まってしまわないことだ。
負の感情は怒りを惹起しやすく、やがて大勢の対立を引き起こし破綻する。
対立は決してなくならない。だが対立とどう向き合うかが自覚されれば、
解決は可能となって動き出すことができる。

従って、空観方程式は「色即是空」と「空即是色」の連立方程式からなっている。
実社会にある解には、怒りや対立の状態からは切り離そうとする力が働いている。
コメント

2020年の大記録

2020年12月20日 | スクラップブック
天文:
木星と土星、400年ぶりの大接近(12月21日)


気象:
東京桜開花史上最速3月14日、後になって積雪(3月29日)


国内最高気温タイ記録41.1度、台風上陸ゼロ、12月の24時間積雪量
    

年末の日本海側

年末の太平洋側


二酸化炭素濃度 過去最高更新


COVID19:
新型コロナウイルスによる世界パンデミック
感染死亡者数 米国33万人超、日本3千人超(見込)
人口100万人あたりの死者数は、アメリカが50人、フランスが約40人。ドイツでも36人のところ、日本は約2人。


超過死亡者数
アメリカ


日本


英国


ドイツ


ヨーロッパ


日本でインフルエンザ減少と超過死亡者年間2万人減

日本の超過死亡者数はマイナス4万人

日本で緊急事態宣言の発令
特別定額給付金の支給、給付対象者1人につき10万円
持続化給付金の支給、小規模事業者200万円個人事業者100万円



政治:
米国大統領選挙混乱、国民投票以外に州議会でも選挙人選定の珍事
安倍首相連続在職7年8か月で歴代最長

経済:
米国株価下げ幅史上初と平均株価最高更新
金価格最高値更新
米国 2020年のGDP 前年比-3.5% 、74年ぶりの低水準に
日本2020年のGDP 年率換算27.8%減、戦後最大の下落
日本国債新規発行戦後最大100兆円

デパート売上45年ぶりの低水準
国内の粗鋼生産量は8319万トンで1969年以来51年ぶりの低水準
東証システム障害で売買終日停止

スポーツ:
箱根駅伝大会新記録10時間45分23秒青山学院大
東京オリンピック延期
大坂なおみ選手の全米オープンテニス優勝
大相撲徳勝龍幕尻力士の優勝20年ぶり
高校野球が春夏中止。同一年の両大会中止は史上初

将棋:
藤井壮太7段二冠、30年ぶりタイトル獲得最年少記録17歳。
史上最年少、最高勝率で公式戦通算200勝を達成。

科学:
はやぶさ2が小惑星リュウグウから土を持ち帰る6年ぶり。
スーパーコンピューターの計算速度「富岳」が1位になった。
         京が1位となって以来9年ぶりである。

映画:
アニメ映画「鬼滅の刃」、国内最速10日で興行収入100億円突破

競馬:
同世代無敗三冠馬3頭対決レース実現。21世紀最高のメンバーが揃った。
デアリングタクトは牝馬(メス馬)三冠を史上初の無敗
コントレイルは無敗で牡馬(オス馬)の三冠馬
父ディープインパクト以来、15年ぶりの快挙。親子での達成は史上初
アーモンドアイにとっては芝GⅠで最多勝利更新と賞金記録となる9勝目。

交通:
山手線49年ぶり新駅「高輪ゲートウェイ駅」
鉄道や航空各社、巨額赤字
関西空港


出生届:
通年では過去最少だった昨年の86万5239人を下回る見通しだ。

家計資産:
9月末時点の個人(家計部門)の現預金残高は前年同月比4.9%増の1034兆円と、
過去最高を更新した

企業金融資産:
9月末時点の企業金融資産は前年比6.1%増の1215兆円。
このうち「現金・預金」は同14.3%増の309兆円と過去最高。
企業倒産件数(負債額1000万円以上)20年ぶりの低水準。

さんまの漁獲量:


日銀:
11月に国内株式市場で最大の保有者になった。
株式の時価総額は東証1部全体の7%弱。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を抜き日本株の最大株主となった
コメント

コロナウイルスの感染状況(東京都)

2020年08月12日 | スクラップブック
ACE2受容体:
アンジオテンシン変換酵素(angiotensin-converting enzyme, ACE)は
アミノ酸を805個エンコードする。
心臓の保護、血管拡張、成長への抵抗と増殖への抵抗の
役割がある。

新型コロナウイルスのスパイクと結びついて、
細胞の中に取り込んでしまい、感染が成立する。
子どもにはほとんどなく、年齢が上がると増える。
また、高血圧や糖尿病、肥満でも数が増える

新型コロナウイルスにとって2020年8月現在
98%自然免疫で処理される。
主に飛沫感染である為、
人の密集による感染依存がある。

高齢者はACE2受容体の増加と免疫力低下によって
重篤化リスクが高い。


東京都の日別
感染者数(1波と2波)と死亡者数の推移 (対数)


感染者の増加速度は1波2波共に同傾向だった。
重篤患者の発生にはタイムラグがあるものの、
重篤患者数は1波に比べ2波では激減した。
1波では感染者の減少と死亡者数増加によって、
人工呼吸器使用数量が減少した。



世代別の死亡率(~7月)


インフルエンザ(2018年)との比較



山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
・多くの感染者が無症状、もしくは軽症なのは、自然免疫が関与している
・感染しても80%の人は、他人に感染させない
・感染しても30~50%では症状が出ない
・感染してもPCR検査で陰性となる場合がある
・発症しても多くの場合は発熱や咳などの軽症
・味覚・嗅覚異常が主症状のことがある。
・高齢者や持病を持つ患者を中心に重症化、致死率も高い



他の感染症との比較(ワールドワイド)例
結核が致死率最上位で2番目が新型コロナ(covid-19)
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動的平衡状態とバランス・オブ・パワー

2020年03月20日 | 読書・TV感想
最後の講義 ドキュメンタリーTV・ nhk
福島伸一教授の動的平衡
および
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る
不安定な状況を創り出すことで、あらゆる変化に対応できる高次元の
「安定」を実現しているのだ。
この「動的平衡」の考え方は生物学だけではなく社会を理解する時にも
ヒントになるのではないか。(柴沼俊一 Future Society 22)


「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る  生物学者 福岡伸一教授
私たちは宇宙の大原則である「エントロピー増大則」に支配されている以上、
築き上げたものは崩れ、秩序あるものは無秩序化する。
一つの場所で止まっていることはできず、分散していきます。
でも、38億年も生きながらえてきた生物はどうやって朽ち果てることに
抗ってきたのでしょう。
生物は堅牢になることを諦め、自分で自分の細胞を壊すことを選んだんです。

例えば片足を前に差し出すことで、体全体のバランスを崩しています。
その不安定な状態を解消しようとして、もう一方の足が自然と前に出るんです。
最初に「分解(エントロピーの増大)」があり、「合成(自己組織化)」が起きる
というサイクルを、絶え間なく繰り返し続けていることで、
高次元の「安定」をつくり続けている、これが「動的平衡」の考え方です。
互いに影響し合うという「関係性」、「つながり」だけは変わらない。
細胞は変わっているのに、細胞同士がつながりながら、全体としては
バランスを取っているんです。


感想:
動的平衡とは、互いに逆向きの過程が同じ速度(程度)で進行することにより、
系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。 wikipedia
分解と合成・創造と破壊・過去と今・プラスとマイナス
人間の脳も矛盾したことを考えているし、
まったく関係ないもの同士をつなげたりしている。
決してロジカルではない。偶然もあるし、カオスだ。
まさにその二次元的な相互作用によって、
即ち混沌によってバランス・オブ・パワーを保っている。

長期的な生命維持のためにサステイナビリティという
方法がある。
丈夫で頑丈なものを作って環境の変化に対応しようとしない。
何のために(私は)生きるかとか、
優勝するために、成功するために頑張るといった
一方向だけでなく、正反応と逆反応の意識を同じように
作用させることで、意識の動的平衡を維持させる。
いい時もあれば、悪い時もある。柔軟に対応する。
その方が安定的であって長持ちする。

空観方程式の意識化では、
「空」と「色」、「虚」と「実」
複素空間と実空間、個人と公共(外部要因)、
内なるものと外なるもの
中空構造や自分自身の固有領域などが
二元性の相互作用での動的平衡の結果であった。
空観方程式ではこれを純粋実空間と複素空間と呼び、
それによりバランス・オブ。パワーを保つ。
左側が複素空間で、右側が純粋実空間である。

例えば「合成」が青で、「分解」が赤である。
相互作用によって実空間に安定を作り出している。
また「色即是空」が青で、「空即是色」が赤である。
そして「涅槃寂静」が純粋実空間に対応する。
同様に
自分の周りにある外部要因が青で、感情が赤である。
正反応と逆反応の速度が同じ場合には動的平衡となり、
反応系を構成する各物質の濃度(実空間)は変化しない。
複素空間では感情と逆向きの意識を相互作用させる。
そうした複素空間では、プラスとマイナスあるいは
互いに逆向きの行程が同じ速度(程度)で進行させることで、
日常の実空間では系全体として時間変化せず
プラスのみの平衡に達している状態。
「怒り」のない時空の意識空間を維持する。
「諸行無常」が複素空間で、
「今何をしているのか?」を純粋実空間という。

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バランス・オブ・パワーのための複素空間

2020年02月19日 | スクラップブック
[起]
意識空間においては複素空間(虚空間)と
純粋実空間とがある。
二元の意識によって自由度が増加するからだ。
実空間はバランス・オブ・パワーのロジック
であって、夢や希望に対して、好き嫌い
といった感情による判断や行動ではなく、
また、何かにとらわれることでもなく、
どうすればプラスとなるかだけの問題である。
即ち日常実生活での心構えに相当する。 


動的平衡状態(左側:虚空間)
   

[承]
しかし人間は感情の動物である。
例えば怒りの感情によって決断したり、
判断ミスや、不安な気持ち、
イライラしたり、緊張したり、
余計な力が入ったりするものだ。

特に仏教には心の三毒と呼ばれている
猛毒がある。
この猛毒が日常のバランスを崩壊させる。
即ち、怒りや貪り、妬みによって
心が反応しないためにどうするかである。

このための意識を「複素空間」と私は呼んでいて、
無意識や潜在意識を意識してみる領域であり、
これはいわば日常実空間とは異なる
バランス・オブ・パワーの意識と対峙する
領域である。
言い換えればバランス・オブ・パワー
であるのかどうかを分析評価する意識
領域である。


[転]
ところで
バランス・オブ・パワー(勢力均衡)とは、
突出した脅威が生み出されることを抑制し、
地域不安や紛争の誘因を低下させることを
目的として考案されたバランス型の秩序モデル。
友好関係の有無やその程度を示すものではなく、
対立の力関係が崩壊することで戦争が発生する。
ウィキペディア

バランス・オブ・パワーのロジックとは
好き嫌いの問題ではない。
プラスなのかマイナスなのかの問題なのだ。
従って、好き嫌いの感情と、勢力のバランスを
同居させないことだ。
いわば国家間での外交と同じことであり、
日本にとって何をすればプラスなのか
どうすればマイナスにならぬのかの問題だ。

例えば、なぜロシアと中国が協調しているのか、
なぜイランが様々な中東のパートナーたちと
勢力を結集しつつあるのか。
独裁主義や反米主義とパワーバランスとは
同列ではない。
また、アメリカとイギリスは
第二次世界大戦において
ソ連と同盟を組んだのが、これは彼らの間で、
ナチス・ドイツを倒すことのほうが
長期的な共産主義の懸念よりも重要である、
と認識されていたからだ。
ナショナリズムやポピュリズム、
イデオロギーよりも、国家として
プラスなのかマイナスなのか、
勢力のバランスを優先した結果である。
敵か味方ではなく、
バランスのためならば「悪魔とも手を握る」
というロジックだ。
仏教でいう三毒が、ナチス独裁政権のように
バランスを著しく損なう。

[結]
日常での純粋実空間においては
バランス・オブ・パワーのロジックを適用する。
その為に分析評価領域である複素空間との
二元の意識を用いる。即ちこの虚空間では
自分を変えてみる方法(条件付き)と、
ありのまま(無条件)の自分を観察する
方法がある。
私はこの様な二元を複素空間(観)と呼んでいる。



ありのままでの方法は
苦という原因は、無くすことはできない。
その原因の排除にはとらわれないことだ。
できないことを考えるのではなく、
どうすればできるかを考える。



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世界から注目された日本人 2019年

2019年10月24日 | 記事のコメント
即位礼正殿の儀






吉野彰名誉フェロー ノーベル化学賞受賞



成功の秘訣については柔軟性と執着心を挙げました。
 旭化成名誉フェロー・吉野彰さん:成功の秘訣
「研究者というのは基本的に一つは頭が柔らかくないといけない。
もう一つが真逆の執着心というんでしょうか。
しつこくしつこく最後まで諦めない。この2つが必要だと思います」

つらい時期ハードワークを乗り越えるための心がけとして
柔軟性だけでもダメ、執着心だけでもダメ。
2つ備えることで初めて多面的な問題に対応できる。
まさに虚往実帰の複素空間の意識である。
(純粋実体空間は複素空間へ帰還させることでつながる)



渋野日向子選手 ゴルフ全英オープンで優勝





試合では「結果」ではなく、「やるべきこと」のみを目標にしていた。
まさに「笑顔」によって、純粋実体空間が顕現された試合であった。


大坂なおみ選手 テニス全豪オープン優勝






井上尚弥選手 ボクシングチャンピオン



ラグビーワールドカップ ベスト8進出





世界陸上2019 金メダルと銅メダル


指揮者コンクール 沖澤のどかさん優勝

世界的な指揮者の登竜門「ブザンソン国際若手指揮者コンクール」で
日本の沖澤のどかさんが優勝を果たしました。(19/09/22)

スケボー



ハヤブサ2 竜宮へ2度目のタッチダウン





ユニクロ 世界市場で拡大


ホンダエンジン(パワーユニット)搭載F1で
ワンツーフィニッシュを達成





トヨタ2年連続となるルマンのワンツーフィニッシュを達成


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違いを呑み込んだ同一性 ビジュアル編

2019年10月08日 | 記事のコメント
二元領域で表現される意識空間であって、
それにより多様性への対応を維持しながら、
混合することなく
一つの関係で結ばれていて一体化している。
(違いを呑み込んだ同一性:中沢新一)
任意における、対立のない世界の表現となっている。


明治神宮内苑と外苑
  通路でつながれる(往来している)


内苑:分析評価空間(隠なる状態)と外苑:実体空間(顕現)   

比叡山延暦寺のにない堂
  通路でつながれる(往来している)


分析体現評価空間(動的:追認すること)      純粋実体空間(静的:知ること)   


金剛界と胎蔵(界)
  精神(悟りと慈悲)と多様性(現実)とが 
  秩序化(顕現化)でつながれている(往来している)

   分析評価空間(動的)          実体空間(静的)    


原子配列空間(結晶周期)とスペクトル空間とが
  フーリエ変換でつながっている(往来している)

   分析評価空間               実体空間  (AlMnCo合金結晶) 

機械運転振動と周波数スペクトルとが
  フーリエ変換でつながっている
   安定した(日常の)機械運転分析評価を帰還させる

    分析評価空間                実体空間


  
複素空間は分析評価空間(オイラーの公式)であって、
         実空間と一体である(オイラーの等式)
  

空観方程式では
複素空間と実空間の二元意識領域は
波動関数とエネルギーの関係であって、
波動関数の二乗でつながっている(虚往実帰
対立のない(争いのない)意識空間としての表現。

     分析評価空間            純粋実体空間  

複素空間
プラス思考とマイナス思考との相互作用
プラスとマイナスとが共存する感情(渇愛)
とを優先して一体化する分析評価空間である。
例えば感情スペクトルとして分析評価する。
実空間
プラスのみの純粋実体空間
(複素空間へ帰還させることでつながる)


虚(今何をしたいのか?)が実空間で混在すると、
成功を選ぶから失敗する」となってしまう。(下図)
(良いか悪いか、損か得かのような分別の世界となる)




他方、
一体化空間でありながら、尚
対立のない世界の表現については、
混合の弁証法であって、
無分別と無条件での救済(宗教)がある。
「無明」の発見による、あらゆる苦しみからの解放。
色と空、自灯明と他灯明等ゴータマの教えであって、
意識的相互依存との関係によって混合一体化する。
(マインドフルネス瞑想法などでは、
心の反応することがないように訓練し、混合領域を拡大する)

違いを呑み込む同一性の事例
自力と他力
  ほとけの救済の場(共存)でつながる





無分別の世界と、違いを呑み込む同一性は、
「無明」の発見による帰還にある。
実空間において苦しみは存在する。しかし渇愛がなければ
(複素空間があることで心の反応がなければ)
苦悩に陥ることはない。(そのために複素空間がある)
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渋野日向子プロの全英オープン優勝

2019年08月05日 | スクラップブック
祝:渋野日向子プロの全英オープン優勝
笑顔は「私は今何をしているのか?」にもっぱら注意を向けさせる。
喜怒哀楽ではなく、現実をあるがままに「感じる」ことである。
即ち一打一打に集中して、ただそれだけを積み重ねることができる。
一つ一つのプレーに一喜一憂しないことだ。



優勝したいという渇愛の火を完全に消してしまえば、
それに代わって完全な満足と平穏の状態が訪れる。
まさにゴータマ(仏教)の悟りだった。

 
スマイルこそは最高、最強の武器である。(「ゴルフPRESS」舩越園子 = 文) 



付録:あとがき
最終日 共に首位タイの18番ホール

米国サラス選手はこの距離であれば確実に決められていたので、この一打
バーディパット決めれば優勝だ!と思ってパット。(集中力を欠いたままのパット) 


渋野選手は強く打って1打で決めるか、オーバーして3打となるのか、の決断中。
(笑顔を交えて)どのようなパット「今、何をするか?」に集中にしていた。


笑顔の効用について:
結果はサラス選手パー、渋野選手は6mのバーディパット決めて優勝。
強い意識によって一喜一憂を表情に出さないでいると、最後のクライマックス場面に
優勝したい!の渇愛がプレーに顕現してしまう。サラス選手(想像)
いうなれば、目的と手段が混在してしまった状態での一打であった。

最終ホールの渋野選手はサラス選手と同じバーディパット決めれば優勝となったが、
渋野選手は最後のパットを「今、どう打つのか?」の手段に集中した上で強打した。
強い意識によって喜怒哀楽を封印するのではなく、まさに笑顔によって喜怒哀楽を、
渇愛である一喜一憂の顕現を封じ込め、かえってプレーに集中できた。
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虚と実の二元論と「ミアレ」の原理

2019年08月05日 | 読書・TV感想
中沢新一著「アースダイバー 東京の聖地」2017より

明治神宮は、代々木の内苑と青山にある外苑と
二つの部分で成り立っている。
伊勢神宮も、
内宮と外宮という二つの宮で成り立っている。
二つの神社はシンメトリーをなしている。

さまざまな集団が移り住んで、より大きな集団を
形成していくときの知恵である。
「違いを呑み込んだ同一性」をつくるための、
じつに巧妙な原理なのだ。



ところが明治神宮に現れている二元論は、
伊勢神宮とは違う本質を持った二元論なのである。
それは「二重構造のうちにあらわれている霊力」である。

明治神宮の代々木内苑は内側に閉じこもる「隠す」考えで、
青山の外苑は自分を「開こう」としている。
異質な空間が南北の二本の連絡通路でつながれていて、
矛盾したものを統合する原理でできている。
人間の心の自然体の構造を、そのまま表現している。



世界がどのようにして生まれてくるのかをめぐって、
日本人が抱いてきた無意識の思想にほかならない。
内苑と外苑の二重構造のうちにあらわれているものは、
「ミアレ」の原理と呼ばれ、物事の生成をあらわす、
きわめて古い日本語である。

創造の原理としての「ミアレ」
世界の本質は、その閉ざされた見えない空間から、
存在の世界に向かって、神々はあらわれ出ようとする。
そのとき、聖なる力のミアレが起こるのである。

卵のように外から閉ざされた空間の中に、霊力は隠れている。
その力が現実世界に向かって、自分を開いていく。
そのとき現実世界のただ中に、神的な力が純粋に戯れているような
特別な場所がつくりだされる。神の「ニワ(斎場)」と呼んだ。
閉じ込められていた霊力が、ミアレをつうじて、神のニワに顕現し、
遊び戯れるのだ。
内苑と外苑の二元論は、ミアレの原理が、近代的な装いをして復活を
とげている。ニワである明治神宮外苑には、ミアレの原理を復活させて
絵画館や競技場が作られた。

内苑の幽から外苑の顕へ。
隠された状態から顕現された状態へ。
神話から歴史へ。
このミアレの構造を空間で表現したのが、明治神宮の二元論である。
内苑の幽(かくれ)の空間と、外苑に実現された顕の空間は、
はじめから一体でなければならない。
外苑なしの内苑も、内苑なしの外苑も考えられない。

幽から顕へというミアレの原理は、
前方後円墳の継承儀礼の例にも存在する。
霊界に隠れてしまった霊が、
四角い土檀の上で新天皇の登場が演出された、と
考古学者は考えている。



感想:
ミアレの原理は「創造の原理」にほかならない。
「閉ざされた見えない空間から、存在の世界に向かって、
あらわれ出ようとする」とある。
そのとき、聖なる力のミアレが起こるのである。
その力が現実世界に向かって、自分を開いていく。

空観方程式においての二元論も、虚と実の関係にあって、
虚である複素空間は意識の空間として、
「閉ざされた空間の中に隠された状態にある」
シュレーディンガーの猫の様なフタ付きの箱の中にある。
箱のフタを開けない限り、複数の状態を同時に持っている。
そこでの相互作用の力によって、現実の実空間へ、
いわば存在の世界に向かって、顕現する。

即ちそこでの複素空間と実空間と同様の関係を言い表す
「ミアレ」の原理は、古来からの日本にあった
意識としての概念であり、精神文化として存在していた
とは、まさしく驚きを禁じ得ない。

そもそも複素空間と実空間の関係は、次のような意識化である。
自分の意味を自分で見つけ、
自らを信じ、自らを頼りにして生きる。
法を頼り、自分の次元で自分を考えることだ。
これがブッタの二元論(自灯明・法灯明)

そこで
複素空間と実空間の二元の関係を中沢風に言えば、
虚空観と実空観が作用する力は、ミアレの力と同様に
「卵のように外から閉ざされた空間の中に隠れている。
その力が現実世界に向かって、自分を開いていく。」
この虚空観と実空観の構造を空間で表現したのが、
複素空間であり、まさしく言い得て妙!である。
その意識概念が虚空間と実空間との二元論となっている。

複素空間の意識は箱の中にある。
喜怒哀楽、悩める空間の世界である。
自と他、いきさつとこだわり、渇愛とあるがまま、
虚空観と実空観とが相互作用を起こして合成され、
現実世界に向かって出てゆく。(ミアレの力)

複素空間と実空間の二元関係は、意識と無意識の二元論ではなく、
正と負の意識と、(エネルギーや確率のように)正だけの意識との関係だ。
目的と手段の関係に近い。渇愛と同様に目的と手段が混在するから
苦の原因となる。
目的は箱の中で相互作用させることで、手段とは混在することがない。
いわば隠された状態から顕現された状態への意識化。
「虚である複素空間と、二乗することで実現された(ミアレの力)、
実体でのエネルギー実空間は、はじめから一体でなければならない。」


   内苑       外苑
  目的の設定     手段
 正と負の意識    正だけの意識
 
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客観論的世界観と目的論的世界観との違い

2017年08月23日 | 読書・TV感想
こころの時代「唯識にいきる」
唯識の科学性 Aug.20.2017 NHK

科学者と宗教学者との対談
横山紘一(仏教学者)
大栗博司(理論物理学者)

共通した認識
人間も与えられた機能が発揮できている時が幸せである。

異なった認識
正しいかどうかをどのようにして証明するのか。
科学者:共通の言語である数学を使って証明する。
仏教学者:人によってすべて異なるが、
多数の人が幸せな状態となることで普遍性があり正しい。





丸山圭蔵著「生きるよすがを求めて」1997によれば、客観論と目的論の中で、

現代人は宗教家と科学者の互いに相いれない二つの世界観を合わせもっている。
科学技術は妥当性を検証するための方法に共通性があり、世界中どこでも通用する普遍性がある。
目的論的世界観では共通性に劣り、それを信ずる集団でしか通用しない。
そして正しいかどうか検証する手段がない。そうでないことの証明はできないから無敵である。

これによれば
多数の人が幸福になるとは、厳密には限られた集団の中での話であって、
いつでも誰にでもあてはまる普遍性ではないので、正しいことの検証にはならない。
幸せな状態となることが正しいとなると、自分にとって都合のよい面だけが強調されて
歯止めがなくなる。

丸山圭蔵著「生きるよすがを求めて」
(「MARC」データベースより)
生物機械論と生気論、客観論と目的論、還元論と全体論という生物学における生命についての対立的論議をとりあげ、順に考察。
生きているということはどういうことか、生命の本質について生物学的に論考する。
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レモン電池

2017年07月05日 | 科学
レモン電池の実験

レモン一個を二つに割って、
はさみで切れる薄い銅版と亜鉛メッキ(トタン)板の電極から
3対の電池を直列につないでLEDを発光させた。






写真のように3対の電池を直列につないだところ電圧は1.5Vであった。
レモン電池によってLEDを発光させるには3対以上の電極が必要である。

お子様の電池教材にどうぞ
白亜イーハトーブ工房より
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