空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

宇宙の加速膨張について

2021年10月25日 | スクラップブック
アインシュタインの方程式(1916年)は
重力の正体が時空のゆがみによるものであることを
示す方程式である。

それによれば時空のゆがみ(幾何学的要素)は
質量の分布として示されるという
一元的な関係性であった。



しかし後にアインシュタインは
時空の静的な変化を示すために、
上記の方程式に新たに宇宙項を追加した。
(1917年)




右辺である質量の分布(エネルギー)は左辺の
時空のゆがみ(幾何学的:1項と2項)と
時空の変化(3項)の二元要素で示される
方程式となった。

これはいささかこじつけ的であるが、
オイラーの公式が示す形と同様である。
即ち
SINとCOSの二元で示される三角関数が
指数関数で示される形である。





後にハッブルらの宇宙観測によって、
時空の変化は静的なものではなく
動的(ダイナミカル)なものだということで、
追加された宇宙項(3項)が宇宙における
加速膨張している時空の変化を示す項目に
つながった。(1998年)

要は宇宙項の追加によって、何が正しいのか
(ニュートンの万有引力から始まる法則)
ではなく、何が本当の姿なのかという
宇宙の本質的な姿を示す形となった。

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素晴らしいものは困難から生まれる

2021年10月12日 | 読書・TV感想
◇国内女子◇
スタンレーレディスゴルフトーナメント

渋野が「スタンレーレディス」で演じたのは、
まさしく“苦労して勝つドラマ”だった。

苦労して勝つ方がドラマがあるというか。
女子でも男子でも、
例えば何年もスランプになっている方が
優勝しているところを見ると、
周りの選手まですごく熱くなるというか。
何年も苦労して勝ったというのは、
自分の中でもいろんな思いが出てくる・・・
渋野日向子が体現した“苦労して勝つドラマ”

1年11カ月ぶりのタイトルには、
2019年に積み重ねた優勝とはまた違う意味がある。

苦難を乗り越えて悲願をかなえた松山の姿は、
まぶしかった。
「本当にいろんな人に影響を与えてくれる。
自分も、そういう立場になれたらいいな」。
再び目指すメジャーの頂へ、
唯一無二のストーリーを描いていく。


 10/12(火) 8:13配信 亀山泰宏より


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新型コロナ感染者数の減少原因

2021年09月29日 | スクラップブック
超過死亡者数の国別比較

米国


日本


スペイン


米国、英国、韓国、日本



インド、Covid19感染者数と死亡者数


インドには超過死亡のデータがない。

インドでの感染者や死者数の実体を見ると、
ワクチン接種率が高いわけでもないのに、
急激に感染者数が激減するのに興味がある。
人口の多い国で自然感染に委ねることで、
集団免疫は確立するのだろうか?

インドでの感染者や死亡者数の収束は、
「集団免疫」を達成して感染が自然に終息に向かった
結果なのだろうか?

人口の60%以上の人が免疫をもっていれば、
感染は終息するとされる。
人口10億人の国で、数百万人の感染者でによって
国全体で集団免疫ができたのであろうか。
宗教色の強い国家であるし、
それ以上のロックダウンによって
収束したようにも見えない。


私は集団免疫ではなく、
ウイルス株変異が関係しているものと考える。

変異株が統一されることでウイルスの活性が弱まり、
弱毒化として現れ、収束したのではないだろうか。
それに至るまでの過程で、
異種の変異株が混在しているときが、他種間での
生存競争の激化によって、結果として感染者が急増する。
ウイルスは自分自身では増殖できないからだ。

カゲロウの研究においても、変異株の集団により
縄張りが守られているという。
やはり同型の株どうしの認識によって
行動している。

ウイルスにおいては
縄張りによる棲み分けでなく、異種株間での生存競争が
行われているのではなかろうか。
このとき感染者が急増する。
ある種のウイルスが勝ち抜き、やがて
一種株のウイルスによって支配されれば、
結果として多様性の欠如となって衰退するというものだ。

実際にも昨年には
インフルエンザウイルスとコロナウイルスとの
生存競争の結果によって、インフルエンザが駆逐された。
その時人間がウイルス生存競争に利用される形で
感染者が増える。

スペインなどでも生存競争の結果ではなかろうか。
比較的早い時期に変異株が存在し、株の統一によって
収束したのではないか。
今年になってからは、
ワクチンの効果によって収束が維持されている。

日本では変異株の混在化が、島国の入国制限で
後れていたことにより、感染者の急増が遅れて発生した。
昨年は幸か不幸か中国株が支配的だったせいで、
感染者の激増は抑えられていたが、
我国では今年になってから、インド株を初めとして
アルファ型(イギリス株)やガンマ型(ブラジル株)などの
新型株が拡散混在したことにより、
8月からの第5波感染拡大となった。
第5波の死者数が少ないのはワクチンの効果であろう。

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マンドラゴラからの解放

2021年09月22日 | スクラップブック
薬草にも関わらず、人を殺す毒を持つ
マンドラゴラからの解放は、対立する
2元性と折り合いを付けるための特性として、
知っておいて無駄なことはない。


人間の二元対立を解決しようとする場合
マンドラゴラのように一体化している状態
であって、
そこに折り合いを付けようにもそうそう
簡単なことではない。

そこで
二元の対立が一体化している状態ならば
オイラーの公式にならって、
三角関数での解決方法ではなく、
指数関数の方法を取り入れることだ。



即ち
三角関数ではなく指数関数を使うということは、
例えば正しいか正しくないかではなく、
何が本当かということだ。さらには
例えば人生の意味を人間が問うのではなく、
人生の方から問われているのだと視点を変えることだ。



横から見れば四角だが、
上から見れば丸になる様に。
「理念の中で泳いでいる魚は、
自分が泳いでいることが解らない」
そこで上から見れば、
泳いでいることが見えてくる。

まずは理解することではなく姿に親しむこと、
姿を知ることだ。
何かが芽生えるまで、
答えが出てくるまで何度でも繰り返し、
心に宿すものが出てくるまでじっくり付き合う。
包んでいるように見えても、
包まれていることがわかる。
ごまかそうとする意識や逃げようとする姿、
夢や希望を抱きながら
何に関り、何に関ることを避けているのか、
そうした動的平衡状態の姿として知りつつ、
その場その場で最善を尽くすことだ。




要は、オイラーの公式が示す
三角関数から離れて
指数関数を使うということは、
自己主張による解決方法だけではないことだ。
例えば個性とは
自分が作り出すもの、目新しいものだけではない。
他者が作り出している外的要因、
そこにある水や土、気候風土から生まれてくる
ものを生かすことであり、
本当の良さとは自然にできてくるものであって、
そうした中で生まれてきた、昔からの個性をも
重んじることだ。

そもそも生命とは合成と分解による
動的平衡のバランスで成り立つように、
人体細胞との折り合いを付けながら、
代謝の持続と生命の連続を継続させる。

合成と分解を同時進行させながら、
わずかに分解が合成を先回りしたとき、
エントロピーの減少する方向が起る。
(福岡伸一著:西田哲学を読むより)
薬草でありながら人を傷つける毒を持っている
マンドラゴラのように、人間もこうした二元性と
折り合いながら人生や運命を維持してゆくものだ。
注目すべき点は、
合成と分解の繰り返しの場合には分解を優先する点だ。
薬草と猛毒の二元性では
猛毒の分解を薬草の合成より少し先回りすることだ。
もしも薬草の合成を優先させてしまえば
生命の維持がスムースに行われないということだ。

エントロピー増大の法則という、
どうすることもできないことと
関わってゆくために、
合成と分解による動的平衡という二元の
流れによる効果(福岡伸一より)によって
折り合いをつけている。
とりもなおさず
支配しながら、支配される関係であり、
ありのままのダイナミズムな姿の
自覚である。
理念の中だけで泳いでいる自分の姿を見る様に、
どんな実体や観念の中でいるのか、
真の実在は何なのか、何が本当なのか、
即ち本質との一体化であって、
ひいては居心地の良さの感得でもある。


一方、
オイラーの公式と同様に
三角関数の化学反応ではなく、
指数関数である触媒反応という
システムを使う方法もある



同様にして
例えば親水性と疎水性の動的平衡による
秩序の維持においては、
疎水性を少しだけ優先して、
エントロピー増大の老廃物を汲み抱いて廃棄しながら
生命秩序を継続させる。

親水性と疎水性の動的平衡状態によって代謝する
脂肪加水分解酵素リパーゼのように、
油というものを、
水のような液体に溶解させながら
分解して、心の老廃物をシステムを利用して
汲み出し廃棄する。
これはエントロピーの排出機能そのものであって、
エントロピー(増大)の法則に従う状態と
エントロピーに逆らう状態(減少)がそれぞれ交互に
繰り返されることで生命秩序が維持されてゆく。
エントロピー増大の法則と折り合いをつける方法でもある。
都合の悪い自分の姿から逃げることを優先するのではなく、
ありのままの自分の姿を少しだけ先回りさせて
白日の下に晒すことで、心の老廃物を洗い流すことができる。
これこそマンドラゴラのように、対立が一体化している、
どうすることもできないものとの化学反応ではなく
触媒酵素での折り合いをつける方法であり、
マンドラゴラからの解放でもある。


運命の法則によって生じた老廃物を、いつまでも
抱え込むことの無い様にする方法であって、
いささかこじつけ的であるが、
生命のダイナミズムにもつながるシステムである。

人生においても
何でもコントロールできると思って
自己主張するだけが解決方法ではない。
他人の意見を受け入れる方を
少しだけ先回りさせ、
自己主張は少しだけ遅らせる事で
人生をスムースにさせる方法となりうる。
これが化学反応ではなく、
触媒・酵素反応の代謝方法である。
人の細胞と同様に分解を少しだけ先回りさせる。
目の前にある対立によって生じた問題の
化学反応だけが解決法ではない。



秩序は守られるために絶え間なく壊され、
再構築される(福岡伸一より)
エントロピーを排出する代謝システム
=運命の老廃物を廃棄する。

これもまた、
理念や観念だけでなく、真の実在
即ち本質との一体化であって、
ひいては居心地の良さの感得でもある。




酵素触媒システムの参考例:
神輿を担ぐように対立を空洞化させる方法や
「相即」のシステムで解決する方法もある。

自分と他人との二元対立
他人のために生きる生き方も
苦しみを消す一つの道だ。
人の痛みが分かる人間となる


幸福と不幸の二元対立
自分の不幸を肯定的に受けいれる。
そもそも不幸を乗り越えることによって
幸福が訪れるものだ。
そして人間をより大きくするものだ。
また、素晴らしいものは困難から生まれる。

逆らわないと受け容れるの二元対立
逆境は必ず訪れるものだ、
それを回避するだけでなく
受け容れることも必要だ。
一方的、あるいは一元的なものは
人為的であって自然ではない。

人生の楽しみは自分の心の持ち方次第だ。
困難を乗り越えるだけでなく、
困難を受け容れ、
折り合いをつけることでも可能だ。
(方丈記)
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対立二元論と空観方程式

2021年09月03日 | スクラップブック
AとBが対立する二元の関係について
近江商人の公式「三方よし」は、
オイラーの公式とよく一致する。
A:売り手
B:買い手
C:信用


A(売り手)とB(買い手)により、
C(世間よし)が新たに見えてくる。
あるいは、Cはもともと潜在的なものであって
新たに感じることができるものであって、
且つ、CにはAとBの存在が保持されている。


注目すべき点は、
三方よしの意識は問題の解決にも役立つ。
対立する二元に対しての意識を持つことは、
「対立の解決法になる」ということだ。
要は二元対立を解決するための公式、
即ち、
解決のためのシステムの存在である。


オイラーの公式イメージ

複素空間システム
A:三角関数COS
B:三角関数SIN
C:指数関数

CはAとBの二元対立から生まれる
問題の解決法である。


上図の三角形は、空観方程式のイメージで、
ABCの関係を象徴するシステムである。
複素空間である
オイラーの公式とよく一致する関係である。

空観方程式におけるオイラーの公式での
対立二元との関係イメージ

三角関数での二元対立ABから波動状態での
指数関数Cが生まれてくると同時に、
三角関数と指数関数との二元対立ABからは
もともと潜在的なシステムとしての
複素空間Cでの状態が見えてくる。

空観方程式においての二元論も、
虚と実の関係にあって、
虚である複素空間は
意識のシステム空間として存在して、
二元対立という問題の解決に向かう。

以下の対立している状態に対しても、
このシステム(公式)を使うことにより、
解決に向かうことができる。


自他喜びの公式(創作システム)
A:カレー
B:トンカツ
C:カツカレー

利益・健全性(システム)
A:資産
B:借入金
C:バランスシート

議会制民主主義(システム)
A:衆議院
B:参議院
C:多数決

色彩と調和(織物創作システム)
A:縦糸
B:横糸
C:布

ホモ・サピエンス(意思疎通システム)
A:支配する
B:支配される
C:虚構(想像上の秩序)

希望・開放・平穏(システム)
A:私は何をしたいか(理念)
B:私は今何をしているのか(現実)
C:瞑想

希望・開放・平穏(システム)
A:自己に頼れ(苦の否定ではなく乗り越える)
B:自己に頼るな(苦の否定ではなく法に頼れ)
C:無明の存在意識

生命の代謝(システム)
A:エントロピーに従う
B:エントロピーに逆らう
C:動的平衡状態

運命(公式)
A:運命に従う
B:運命に逆らう
C:折り合い意識


自己増殖(システム)またはワクチンシステム
A:DNA
B:mRNA
C:たんぱく質





我国には仏教の伝来に対し、神道との二元論に
どう向き合うべきか、
古来より知恵を絞ってきたように見える。
いわゆる「違いを呑み込んだ同一性」である。
西洋とは異なる方法で、
より大きな集団を形成するときの知恵である。
様々な集団の対立のない多様性への知恵である。
象徴的には対立二元に対しては
権威を神輿の様にみなで担ぎ上げながら進めて、
時間をかけて対立を空洞化させる方法だ。
だから中庸というものを尊重する。

要は二極・二元をあるものとして認め、
バランスをはかることで進める方法だ。


あるいは仏教のように
対立する境界の概念を取り払う方法だ。

陰陽二元論の象徴
「光があれば影もある」
相即のシステム



二つのものが一体となって、
切り離すことができない関係であって、
相手なしでは存在できない関係。

二つの対立するものが実は相互に融合しあい
一体となっていること。 「相即」広辞苑

「実は」がわざわざ挿入されているところに、
目に見えない状態として存在していることを
強調しているように思う。

一体化(構造美公式)
A:左
B:右
C:平等院

一体化構造物
A:表
B:裏
C:コイン

自己都合からの開放システム
A:自利
B:利他
C:一切法空

無碍の一道
A:無義 (本願)喜び
B:義 (はからい)悲しみ
C:信心 (救済)感謝

三位一体トリニティの公式
A:三者(父、子、聖霊)
B:位格(一体)ペルソナ
C:神



これと対照的なものが西洋の「止揚」統合である。
曖昧なものや中間的なものを排除して善か悪かを
決める。
止揚における対立二元の場合、
分別・合議によって新たに統合したものを
上位のステージに発展させることで、
問題の解決に当てようとするシステム。



植物成長法
A:蕾
B:花
C:果実

クリスマス(休日名)
A:キリスト教
B:ユダヤ・イスラム教
C:ハッピーホリデー
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マンドラゴラの象徴

2021年08月14日 | 読書・TV感想
イタリアの哲学者マキャベリ
道徳的・倫理的なものと、合理的な考えとの二元性の対比によって、
権力者のとるべきスタンスを書き表している。君主論(1534年)

愛されるべき倫理的なものと、恐怖という合理的な考え方である。
例えば、権力者は恐怖と愛のどちらを選択するのかと問われれば、
愛されるより恐れられる方がはるかに安全である。
そもそも人間は恩知らずで、むら気で、偽善者で、厚かましい。
人間は利己的で偽善的であり、たとえ従順に見えても
利がなくなれば反逆するが、君主を恐れていれば反逆しないからだ。
人間の本質を直視した、重要な倫理的問題を提起している言葉である。

君主が善良で慈悲深い人間であることは称賛すべきだとしつつも、
現実を見ればそうした君主は必ず没落するとして、
愛される君主より恐れられる君主のほうが安全だという。




薬草にも関わらず、人を殺す毒を持つ
マンドラゴラからの解放は、対立する
2元性と折り合いを付けるための特性として、
知っておいて無駄なことはない。




人間の二元対立を解決しようとする場合
マンドラゴラのように一体化している状態
であって、
そこに折り合いを付けようにもそうそう
簡単なことではない。

そこで
二元の対立が一体化している状態ならば
オイラーの公式にならって、
三角関数での解決方法ではなく、
指数関数の方法を取り入れることだ。



例えば、弁証法においても同様である。




要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまったり、
異質な考えにこだわって、不調和や排除したりしないことだ。

マンドラゴラの地上の葉である、人間いかに生きるべきかだけを見て、
地下にある現実の生きている姿を見逃す人間は、
自立するどころか、破滅を思い知らされるのが落ちである。
そのことに気が付かずに
一次元での正しい事だけで熱狂してしまえば、多くの場合で破綻する。

決めつけているもの(知識・理念)だけでは生きてゆけない。
人間は居心地の良い、悪いといった意識の領域も無視して生きてゆけない 。
正しい事だけで行動すれば、確かに間違いではないだけに
現実との一体化で、新たに生まれていることに気が付きにくいからだ。
しかも目には見えない概念や関係性であれば尚更だ。

新たに生まれる世界
人間はマンドラゴラの植物の様に、見えない領域の
どうしようもない不合理な領域と共に、
折り合って生きていかなければならぬ動物だ。

マンドラゴラの世界に気が付かづにいれば、
単にその場その場の感情で行動する人間だということになる。
その場合は損得・陰謀論などの外的要因に惑わされやすい。
マンドラゴラの世界に気が付けば、合理的な最適化を意識して
判断ができる。




同様に、科学の教えるもの
「人間はエントロピーの法則に
    逆らって生きてはいけない」

生命現象とはエントロピーに逆らう現象
従って、人間はマンドラゴラのように

エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との双方一体化となって生きるしかない。


例えば
植物だけでなく動物との共生の場合
田んぼに鴨を育てると除草してくれる
楽になる・楽しいこととは、
他の生物と共生する(折り合いを付ける)ことで
パーフェクト・ハーモニーの世界に向かう。
共存できるレベル、即ちそれが自然の力だ。

要は見えない領域に気付かずに、
見える領域だけで決め付けてしまわぬことだ。

典型的な例:
「どう生きるべきか?」 は「何が正しいのか?」 の典型である。
一元的な見方では答えは出ない。

「人間いかに生きるべきか?」というのと、
「人が現実に生きている!」のとは、
マキャベリが言うマンドラゴラであって、
はなはだかけ離れているのだが、

マンドラゴラの象徴
二個の生命体が一つに接合しているのではなく、
一つの生命体がエントロピーに従う要素と
エントロピーに逆らう要素の二つを兼ね備えているので、
それらには境界がなく、もともと折り合った形の一体化である。
それらが同時に進行する状態での生命体だ。

エントロピーに逆らう領域(誕生)と
エントロピーに従う領域(死)
との一体化(循環)で生きるしかない。
 = 動的平衡状態


「人間が人生の意味は何かと問う前に、
人生のほうが人間に対し問いを発してきている。
だから人間は、本当は、生きる意味を問い求める必要などないのである。
人間は、人生から問われている存在である。
人間は、生きる意味を求めて問いを発するのではなく、人生からの問いに
答えなくてはならない。
そしてその答えは、それぞれの人生からの具体的な問いかけに対する
具体的な答えでなくてはならない」
ヴィクトール・E・フランクル

オイラーの公式はSINとCOSとの二つが一体化して
複素空間の中で同時に進行する状態の形となっている。
同様に、マンドラゴラも薬草と毒草とが一体となって
調和しながら生存している。

Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.







変えるのではなく、新たな止揚概念を作り出すのでもなく
排除や差別でもなく、マンドラゴラのように
互いに折り合う形で一体化する。
やはりその二つが同時に進行する状態での生命体だ。

一方だけが膨張・拡大してしまう状態では破綻する
苦しいこととは、一方だけが膨張・拡大している状態なのであって、
損得だけでは破綻する。

オイラーの公式


オイラーの公式もマンドラゴラの植物の様に、
実数と虚数と共に、指数関数の姿として
折り合って一体化している。
さらに複素数での共役関係の折り合いによって
特別な世界を意識させる。

あるいは
SINとCOSとの二つが一体化して
同時に進行する状態の形となっている。

Opposite Polarities Harmonize To Become One.
Duality is a part of our existence.
Many people hate what isn’t like them.
However, without duality, you wouldn’t be alive.
コメント (2)

剣と天秤を持つ正義の女神 観念と本質の場合

2021年06月01日 | 読書・TV感想
剣と天秤を持つ正義の女神テミスの姿は、
空観方程式でのオイラーの公式とも一体化する。
 

即ち複素数の、実数部が天秤で虚数部が剣である。


指数関数が目隠しでの実働を象徴している。


ネイピア数(e)の導入によって
逆関数と理想的バランス状態にある。

天秤と剣はいわば考える領域であって、目隠しは考えのない実動領域である。
目隠しは法の下での平等を象徴しているが、
ちょうど真実の下では渇愛や感情、自己都合などは混在させない、
純粋な領域であることと同一のように見える。

さらには、いささかこれもこじつけに近いのであるが、
西田幾多郎博士の「善の研究」の中にある


知識と情意の観念が天秤
「色即是空」と「空即是色」であり、
剣は執着やとらわれを断ち切るであって、
目隠しが「諸法空相」に対応している。

正しいか正しくないかの天秤(観念)だけでは
持続可能性はなく、 物事の本質が剣の部分であって、
観念と一体の関係となる。
いわば本質と観念とが動的平衡状態という
関係にある。
その結果での決意が、
真相である目隠しとして象徴され、
信じるべき真の実在「涅槃寂静」の状態が
出現し存在する。

正しいか正しくないかの観念の世界に
浸るだけではなく、
善の為に悪を指摘する建前だけでなく、
ごちゃごちゃした人生の中から、
すっきりとした純粋性が体現・一体化できるし、
余分なものや心も捨てることができる。
何か信じるものがあれば、希望を持てる。
多い少ないではなく、
例えば我欲であっても大吟醸の一滴があれば、
希望を持てるようなものだ。

これは空観方程式でいうところの
「色即是空」と「空即是色」が天秤(観念)であり、
剣(本質)が執着や自分と他との境界が断ち切られた現実であり、
真相「諸法空相」が目隠しの状態だ。
いわばオイラーの公式から
観念+本質=真相(真の実在)の関係であって、
この公式はすっきりとした純粋大吟醸の一滴、
真の実在「涅槃寂静」の象徴であるように見えなくもない。
つまりこれは
麹菌(天秤)によってでんぷんが糖化され、
酵母菌(剣)によって発酵が促され、
結果としてアルコールである真の実在が
生まれてくるようなものだ。

観念と本質は一体で尚、
観念よりも本質が先立つ。
つまり
何が正しいのか(観念)ではなく、
何が本当なのか(本質)である。
したがって
「正しいものが勝つ」とは限らない。
また観念には、
自分の都合の良いことだけを切り取って
考えるといった確証バイアスもかかる。
都合の悪いところはなかったことにする。
正義の女神が不在の場合である。


例題1 公平と正義
観念(心の世界)公平であることこそ正義だ
本質(外の世界)自然は偶発的であって尚、
       全て異なるものから成り立つ
       公平と正義も異なる
真の実在   心の世界を外の世界に合わせる


例題2 仕事と幸せ
観念     好きなことを仕事にするのが
       幸せだ
本質     好きなことをするためには
       嫌なこともしないと
       できないものだ
真の実在   嫌なことも好きになることだ



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コロナワクチン予約システムの不備報道

2021年05月21日 | 記事のコメント
「美しい花がある、花の美しさという様なものはない」 小林秀雄 のことば

花が美しい(観念)のではなく、美しい花がある(本質)のである。
本質が先にあって、その後に観念が従う。

即ち
正しいか正しくないか(観念)ではなく、何が真実か(本質)である。

例えば
正しいか正しくないかの「理念」で生きるときは、
正しいと思い込んでいるが故に、自我の都合や情念によって、
正しいと思った立場を変更できなくなってしまう。
正しいことであるから
突き詰めれば突き詰めるほど破綻に向かって進むのであって、
幕末の尊王攘夷などが象徴的である。

正しいか正しくないか(観念)だけでは持続性はなく、
物事は何が真実か(本質)が先にあり、その結果何が現実なのか
と共に一体でなければならぬ。



満州事変しかり、真珠湾攻撃しかり

このたびの朝日、毎日新聞のコロナワクチン予約システム不備報道も
同様である。
即ち予約システムに不備があることは正しいのだけれども、
現実は「ワクチン接種をいち早く実施する」というのが本質であり、それが
現実なのであって、予約システムが正しいか正しくないかだけの
一面だけを取り上げてそれを報道してしまった。
自分は正しい事をしているのだ!正義を貫くのだ!という思い込みがそうさせる。
自我の都合だけで観るから本質を見失う。こだわりやしがらみがそうさせる。
物事は自と他との一体、本質と現実の二元性の基で評価すべきなのである。




空観方程式では
「色即是空」のみならず、「空即是色」と一体で物事を観る。
あるいは
物事は「諸行無常」のみならず、「諸法無我」と一体である。










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新型コロナによる超過死亡者数の比較

2021年05月16日 | 読書・TV感想
新型コロナによる超過死亡者数の比較



英国、韓国、日本


米国、韓国、日本


米国と英国共にワクチン効果が見られる

日本の超過死亡データ







米国と英国の比較
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プロゴルファー松山選手の優勝

2021年04月12日 | 読書・TV感想
松山英樹 夢のマスターズV
日本男子初のメジャー制覇!15番で池ポチャも1打差で逃げ切る


正しいか正しくないかではなく、
「評価せずとらわれることなくただ観ること」である。
これがいかに大切なことか。

最終日15番パー5、2位と4打差あれば2オンを狙うことなく、
レイアップが正しい選択であるが、松山選手はそうしなかった。





第2打の選択に「何をすれば正しいのか」を考えると、
実作業に評価の行為が混在して、自己都合が紛れ込む。
決められた通りの作業をただアクションする
競技ではそれができるかどうかだ。

ゴルフではどの方向にどの位飛ばすかだけ。
レイアップを狙う行為は、あらかじめ決めた通りの作業以外の
「優勝したい」要素が入っている。
ツーオンするとあらかじめ決められた作業の純粋行為は、松山選手が
チャレンジする姿を同組2位の選手に見せつけることにつながった。
これを見た2位の選手は次の16番で追い詰められて、
逆にあらかじめ決めた通り以外の余分な力が入ってミスしてしまった。
ここで勝負が決着したような気がする。




「自分ひとりで、何がダメだとか、フィーリングだけでやっていた。
自分が正しいと思い過ぎていた。
コーチを付けて、今は客観的な目をもってもらいながら正しい方向に進んでいる」

 頑固なまでに「自分だけ」を貫いてきた松山が、そんな言葉を口にしたのは初めてだった。
勝利から遠ざかり、苦しんだ4年間の歳月は、松山に謙虚さをもたらした。
そうやって気持ちの上で成長し、変化したことが、彼のゴルフそのものの変化と成長につながった。

 その先に待っていたのが、マスターズ優勝だった。

舩越園子 2021/04/12 11:03 記事より



マスターズにチャレンジすること、
それが競技に向き合うありのままの姿だ。
それ以外の作業や評価を競技中に介在させると情意が邪魔する。

競技だけでなく、我々の日常作業においても、
「評価せずとらわれることなくただ観ること」である。
それが「日日是好日」の真実である。
そこには
何が正しいのか(観念)だけでなく、何を信じるのか、
何にチャレンジするか(本質)である。
色即是空と空即是色と同様に、
本質と観念は常に一体であって、動的平衡状態という関係にある。
それにより日常の情意や自己都合のない正常な分析評価が可能となる。
そしてフェイクニュースに惑わされることもなくなる。
コメント

二つの関数(動的平衡)から出現する特別な世界

2021年02月21日 | 読書・TV感想
人類の至宝といわれるオイラーの公式に於いては、
二つの関数の相互作用によって特別な状態が
実空間(実社会)に現れているということだ。
二つの関数から出現した、
縦糸と横糸により織り込まれ現れた布の
奇跡的で特別な秩序の世界だ。



全豪オープン/現地発リポート
「興奮」がポジティブな精神状態を生み、
「恐れ」が冷静な判断力へとつながる。
相反する2つの要素が連携を取りながら舵取りし、
大坂の心技体の針をピタリと勝利に定めていた。
2021/02/20 06:00現地取材・文●内田暁




スポーツ競技の時
実空間である競技中に、虚である喜怒哀楽を同居・介在させてしまい、
自分自身で挫折に追い込んでしまう現象がある。
競技中は今何をすべきかだけに集中しなければならない。
その為にプロゴルファーもプロテニスプレイヤーも
競技中に感情を持ち込まない工夫を、それぞれがしている。

虚と実とが一体となっている世界
「興奮」と「恐れ」との相反する2つの要素が動的平衡状態となって
「今何をすべきか?」の新たな世界が現れる。
興奮だけでもダメ、恐れだけでもダメ。

成功するから微笑むのではなく、微笑むことで成功する
「○○を得たい」、「これこそが!のこだわり」
このような渇愛の火はなくならないが、
笑顔は「私は今何をしているのか?」に一瞬注意を向けさせる。
喜怒哀楽ではなく、現実をあるがままに「感じる」ことである。
即ち一打一打に集中して、ただそれだけを積み重ねることができる。
一つ一つのプレーに一喜一憂しないことだ。
優勝したいという渇愛の火を完全に消してしまえば、
それに代わって完全な満足と平穏の状態が訪れる。
まさにゴータマ(仏教)の悟りだった。

これはちょうど量子の世界と同じ振る舞いをしている。
電子を見ているときは「粒子」として振る舞い、
電子を見ていないときには「波動」として振る舞う。

「興奮」がちょうど電子を見ているときの「粒子」として、
「恐れ」がちょうど電子を見ていない「波動」として振る舞う。
電子は波動でもあり粒子でもある。
現実社会での電子は「エネルギー」として振る舞うことになるので、
実作業の行動中はもっぱら「私は今何をしているのか?」に
集中することだ。
現実社会の中で「恐れ」のような渇愛の状態、あるいは「興奮」の
喜怒哀楽を持ち込むことは、「負の感情」が満足と平穏の状態を
乱してしまうことになる。
従ってこのとき実作業の行動は中断した方がよい。
中断できないときは
もっぱら「私は今何をしているのか?」に集中することだ。
とりもなおさず「今の自分に打ち込む!」ということだ。



”One for all, All for one”
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」
ラグビーワールドカップを機会により有名になった言葉。
誰の意見であろうが、お互い自分の意思決定としてコミットして実行する。
一つ一つの行動が恣意的な感情によって、左右されないようにする
ニュートラル(空相)な特別な世界だ。
「必要なときに、そこに仲間がいる」
「ミスはいつでも起こる、 それを仲間が全力でフォローする」という世界だ。


「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」NHK 2021. feb.
医師であった中村哲はその著書に
「人は愛するに足り真心は信ずるに足る  アフガンとの約束」とある。
理念ではなく「おなかいっぱい食べられれば、誰も戦争には行きません」
の現実の姿であって、そこに真実があるという信条によって出現した
その世界において、
人から砂粒手を投げられても、人を疑うことをしなかった生き方である。
「人を愛する」と「人を信じる」、「理念」と「現実」
日々の活動中においては負の感情を抱くことのない象徴的なことである。
真実だから人として守るべきもの、人として尊ぶべきものに生きる姿である。
コメント

オイラーの公式より得られる空観方程式の概念

2021年01月14日 | 記事のコメント
はじめに:
オイラーの公式を見れば虚数軸と実数軸の複素空間で現わされている。
これは「色」と「空」との複素空間を連想させる。しかも
三角関数と指数関数が等式で示される。
これは奇跡的であって尚、心経での「色不異空」「空不異色」も誘導させる。



起:実数と虚数が一体となっている世界と般若心経
「色即是空」これが真理だ!とこれに固執するならば、真理には到達しない。
「色即是空」であるとともに「空即是色」である。
これらの一体化によって、はじめて独立した尊い世界「涅槃寂静」が現れる。


「色即是空」+「空即是色」


「涅槃寂静」


榊 莫山(書家)
「色即是空」+「空即是色」
「花あるときは 花に酔い 」
「風あるときは 風に酔う 」  

「涅槃寂静」
「それはな、花もええなあ、風もええなあ、っていうこっちゃ」


空観方程式は心の豊かさ(無分別智)が有ればいいというのではなく、
その方程式によって新たな世界や目標に向かって具体的な行動が生まれ、
実体化しようとするものである。即ち方程式の解は、
あるときはあるように、ないときはないように」生きる。


「色即是空」+「空即是色」
「執着心・こだわり 」+「情熱 」  

「涅槃寂静」
「一心不乱・インパクトに対する神聖さ」

「執着心やこだわり 」だけでもダメ「情熱」だけでもダメ
双方が一体となって、初めて新たな尊い領域に意味をなす。


啄木の例:「空に吸はれし十五の心」
「色即是空」+「空即是色」
「空に」が実数部で「吸はれし」が虚数部に該当する。
双方一体となってはじめて意味を成す。
それぞれの強さとプラスマイナスで方向を示したものとの
相互作用での循環を示す。

「涅槃寂静」
新たに生まれた意識が
「十五の心」であって、作品や行動に現れる。


老子
「色即是空」+「空即是色」
「足ることを知る者は富めり」
「富めり」が実数部で「足ることを知る」が虚数部に該当する。
双方一体となってはじめて意味を成す。是が「どうなるか」の部。

「涅槃寂静」
「強めて行う者は志有り」
新たに「どうするか」を見えるようにして実現する道筋。


禅のことば
「清風払明月」+「明月払清風」 
清風明月を払い、明月清風を払うという五言対句
「美しく輝く月」はそれだけでただ美しい。
「さわやかで清らかな風」はそれだけでひたすら爽快だ。
風と月は対立するものではなく、一体である。
「本體が作用となり、作用が本體となりて、一方に固定せざるをいふ」とある。 
新たに生まれた尊い世界「涅槃寂静」は「月白く風清き」であり、
迷いを払いさった、色も、形も、匂いも、浄不浄もない『空』である。


幽から顕へというミアレの原理
内苑の幽から外苑の顕
このミアレの構造を空間で表現したのが、明治神宮の二元論である。
内苑の幽(かくれ)の空間と、外苑に実現された顕の空間は、
はじめから一体でなければならない。
外苑なしの内苑も、内苑なしの外苑も考えられない。
一体化によって尊い世界が現れる。
違いを呑み込んだ同一性:中沢新一)
任意における、対立のない世界の表現となっている。


承:複素数での共役関係が特別な世界を出現させる
「色即是空」と「空即是色」とが
動的平衡状態の複素共役関係である場合には、




であるから例えば

One for all, All for one
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」
ラグビーワールドカップを機会により有名になった言葉

”One for all, All for one”が「色即是空」と「空即是色」に対応していて、
それぞれが複素共役の関係であれば、議論の上で決まったことは、
独立して尚尊い世界であると認め、
誰の意見であろうが、お互い自分の意思決定としてコミットして実行する。
一つ一つの行動が恣意的な感情によって、左右されないようにする
ニュートラル(空相)な特別な世界だ。
集団でお互いが決まった目的のために役割を果たす。
「誰が優秀か」などではなく、それぞれの役割をきちんと果たしながら、
一つの目的に向かって機能し、お互いがリスペクトし信頼してフォローしていく。
「必要なときに、そこに仲間がいる」
「ミスはいつでも起こる、 それを仲間が全力でフォローする」という世界。


方丈記での
「色即是空」と「空即是色」での存在強度
「ただ静かなるを望みとし」X「憂へ無きを楽しみとす」となり、
これらが日常での繰り返し、すなわち
動的平衡状態の関係にあり互いに複素共役の関係であれば、
全てがプラスとなって

新たな秩序が生まれる「涅槃寂静」は
「今寂しきすまひ、一間の庵、みずからこれを愛す」
満ち足りた人生観、ポジティブな無常観となる。



記事:東洋経済
心が強い人は「無感情」を習慣にしている」草薙 龍瞬 より

感情には3種類しかありません。つまり、
「色即是空」と「空即是色」が①と②の複素共役関係であれば
①快の反応 ―― 喜び・うれしさ・楽しさなど
②不快の反応 ―― 怒り・不満・憂鬱・くやしさなど

これらが日常での繰り返しである動的平衡状態、①x②となることで、

次の③が
新たな秩序として生まれる「涅槃寂静」を示す
③快でも不快でもない“ニュートラルな”状態、
即ち方程式の解では全てのマイナスがプラスとなって、
「日日是好日」となる。



歎異抄「第五章」より
廻向には2つあり、
「自力廻向」と「他力廻向」
「わが力にて励む善にても候わばこそ、念仏を廻向して父母をも 助け候わめ」
自と他とが、実と虚の関係となって「色即是空+空即是色」に相当する

「親鸞は父母の孝養の為に念仏一返にて申したること未だ候はず」
「無碍の一道」が新たな秩序として生まれる「涅槃寂静」を示す。
苦悩渦巻く人生を光明の広海と転じて、
本当の幸福になることが本当に親を喜ばせることになる。
いわば、「正しいか正しくないかではなく、何が真実か」である。



ノーベル賞受賞者山中教授の言葉より

「色即是空+空即是色」は
「Vision+Work hard」であって、
「Vision」だけでもダメ「Work hard」だけでもダメ
虚と実、いずれが欠けてもダメ。
双方が一体となって初めて意味をなす。

そして新たに生まれる意識や状態、すなわち「涅槃寂静」が
生きていく上での非常に貴重なモットー(法則)の部分である。

同時に
これらが日常での繰り返しになる場合には、「Vision」と「Work hard」は
動的平衡状態の関係にあり、互いに複素共役の関係でもある。
したがって、新たな状態が生まれる「涅槃寂静」が

「目的を、ビジョンをはっきり持って、そのために一生懸命働く」という
ポジティブなる研究者の成功する秘訣の意識だ。


グラッドストーン研究所研究所長ロバート・マーレー先生から教わった言葉
「Vision」と「Work hard」、いずれが欠けてもダメ
人生を成功するためには、この「VW」が大切だということを教えてくれました。
「Vision」のVと「Work hard」のWです。
生きていく上での非常に貴重なモットー、それが成功する秘訣
「目的を、ビジョンをはっきり持って、そのために一生懸命働く」という。
どっちがかけてもだめですよということです。

自分がなぜ研究者になったのか、毎日忙しいとすぐ忘れてしまいます。 
ですから、こうやって時々こういうVWのお話をさせていただくのは、
ほとんど自分のためであります。
自分にいまだに言い聞かせて、自分は論文のためではなく、
研究費のためではなく、患者さんを治すために研究をしているんだ
ということを言い聞かせているわけであります。山中 伸弥



映画「鬼滅の刃」より
日常での繰り返しになる場合には、「ファンタジー」と「現実」は
動的平衡状態の関係にあり、互いに複素共役の関係でもある。
そこから新たな状態が生まれる。

悲しみにくれていては始まらない。
心の変化が必要だ。(それに気が付くだけでいい)
心の変化
心に伝わるものへの共鳴

(新たな領域の存在に気が付けば、そこに渇愛を無意識のままで
 混在させることはなくなり、恣意的なものに左右されることがない。)

テーマ
幸せとは
心に伝わるもの(何かの価値)のために生きること
心に響くもの、 自分の想いで生きられるようになれば、
生きていく意味を実感できるようになる

「現実」と「建前」なる人間界にあって、すなわち
辛い/醜い/理不尽 の世界と、綺麗ごと/楽しい/非差別の世界
これらの動的平衡状態の人間界から新たに生まれる秩序が
強者の価値観
覚悟をもって立ち向かう
弱いものを守るために強くなる

そこから日本人の見直すべき精神文化・価値観として
   強いものが勝てばいい
   役たたないものは換えればいい
   効率重点社会



転:指数関数と逆関数の関係によって初めて解き明かされる

オイラーの公式で示される指数関数は特別な状態を示している。
eは点(0,1)において接線の傾きがちょうど1になるときの数字で
ネイピア数と呼ばれ特殊な働きをする。



Y=a^X  a>1  X=i θ
逆関数は点(1,0)において接線の傾きがやはり1である関数
Y=log a^X
の導入によって、a=eであるとき、
指数関数が特別な状態であることが証明されている。



上記関数Yにおいて、すべてのaにおいて必ず通る点(0,1)においての
接線の傾きがちょうど1であるとき、即ち指数関数とその
逆関数との一体化によって(逆関数の微分にeの定義が現れる)
いわば”独立した尊い状態”となっていると見ることができる。
理想的にバランスした状態である。
またeの正体が現れる逆関数の導入によって、即ちa=eの時、
関数Y=e^Xは何度微分しても変わらないという特別な世界が現れる。

(e^x)′=e^x

ここでも「一つの関数だけが真実だ」ではない。
逆関数との一体化によって、a=eの特別な状態が現れる。
その何度微分しても変わらない状態とは、いささかこじつけであるが、
ニュートラルで純粋であって、その心は不変である。
即ち感情の変化がなく確信的であり、微動だにしない特別な状態ということだ。



微分しても積分しても指数関数(実態)は変わらないという、いわばこれも
動的平衡での状態を示していて、あたかも「色不異空、空不異色」と
表現している様に感じられる。

さて、数学では例えばa^X=5であれば 
X=log a5と表記するように定義されているから、
逆関数は下図のように表示される。そして
a=eの時、指数関数とその逆関数の接線の傾きは共に1である。


e = 2.71828.... 鮒ふなひとはちふたはち・・・・しごくおいしい
「幸せだから微笑む時もあれば、微笑むことで幸せになれる時もある」関数と逆関数の関係





結:オイラーの公式と般若心経との関係

オイラーの公式において、左辺や右辺は共に
複素関数と共役複素関数、ならびに指数関数とその逆関数の
導入による一体化によって、特別な(独立した尊い)世界が
現れている。即ち
複素関数と共役複素関数の場合では、それらの積をとることで
実社会での存在する確率(または強度・エネルギー)を示し、
それは全てにプラスであって変わることがなく純粋である。

また、指数関数Y=a^Xとその逆関数においては、a=eの時には
必ず通る点においての接線の傾きはちょうど1であり、
その指数関数は何度微分しても変わることがない。
逆関数と理想的なバランス状態にある。
即ちニュートラルで純粋であって、その心は不変である。

結論:
オイラーの公式が教えることは、二つの関数の一体化によって
特別な状態が実空間(実社会)に現れているということだ。
「柳は緑 花は紅」ありのままの独立した尊い世界の真実が見える。
雨が降ろうが風が吹こうがその純粋な世界は変わることがない。
実生活においてオイラーの公式を使うことはまず無いのだが、人類の
至宝と呼ばれる公式の考え方は、実生活において大いに参考になる。
二つの関数から出現した、即ち縦糸と横糸から織り込まれて現れた布の
奇跡的に特別な風合い(意識)に気が付かず(無意識のままで)恣意的に
折り曲げ染色してしまってはならないということだ。


【disagreeルール】と【commitルール】
意見が違うならば、議論の場ですべて出す。
議論の上で決まったことは、誰の意見であろうが
自分の意思決定としてコミットして実行する。
disagreeルールが複素関数に相当し、
commitルールが指数関数で、独立した純粋領域である。その特別な
領域では感情を取り込まず淡々と作業をこなすことにのみに集中する。
それがその場その時での「柳は緑 花は紅」の真実の世界だ。
象徴的な事例では、医師であった中村哲はその著書に
「アフガンとの約束 人は愛するに足り真心は信ずるに足る」とある。
理念ではなく「おなかいっぱい食べられれば、誰も戦争には行きません」
の現実の姿であって、
真実であるとの信条によってコミットし出現したその世界において、
人から砂粒手を投げられても、人を疑うことをしなかった生き方である。
日々の活動中においては負の感情を抱くことのない象徴的なことである。
真実だから人として守るべきもの、人として尊ぶべきものに生きる姿である。

対して、昨年の米国大統領選挙のように
正しいか正しくないか、損か得か、都合がよいか悪いかなどの疑いの
負の感情を抱いた状態で行動すると、
不正、フェイク等が横行し、モットモットとなって破綻に向かう。
民主主義システム・理念だけではうまく運用できなくなるのはこのためだ。



おわりに:
般若心経では、オイラーの公式の様な二つの関数
「色即是空」と「空即是色」の一体化から「涅槃寂静」という
独立した尊い世界が現れる。
もし、一方を排除してしまえば織物同様この特別な世界は現れない。

例えば具体的には、
与えられた環境の中で
「他の人のために生きることが自分のために生きること」と
「自分のために生きることが他の人のために生きることに」が
動的平衡状態となっており、共役の関係や逆関数との関係になっている。
そこから「ありのままのニュートラルの状態」となって、
意欲のある日常、情熱、楽しさ、生き方という特別な世界が現れる。
同様に
「へこたれなければ何とかなる」と「いい人やめれば楽になる」の
一体化から、
「あるときはあるように、ないときはないように生きる」という
「ニュートラルで純粋で特別な領域」が自覚される。
即ち「へこたれなければ何とかなる」だけではダメだ。
また、「いい人やめれば楽になる」だけでもダメだということである。
つまり
成功するから微笑むのではなく、微笑むことで成功する時も必ずある。
いわば
これが唯一の真理だ!とこれに固執するならば、真理には到達しない。
オイラーの公式のように二つの関数の一体化を自覚することから始まる。
一体化とは止揚思想の様な都合の良いものにまとめてしまう利巧主義ではなく、
まして他を排除する全体主義でもなく、オイラーの公式にあるような
二つの関数の共存関係である。偏見や、予断、先入観のない、
縦糸と横糸によって奇跡的に現れた特別仕立ての、尊い真実の姿である。

日常の生活においても、それがたとえ一瞬であっても、その
「ニュートラルで純粋である特別な領域」は独立して尊いものであることを
自覚することができれば、動的平衡状態の如く持続的に守られてゆく。
それが「柳は緑 花は紅」「真心は信ずるに足る」の真実の世界。
要は感情の領域侵入によってマイナスの意識に染まってしまわないことだ。
負の感情は怒りを惹起しやすく、やがて大勢の対立を引き起こし破綻する。
対立は決してなくならない。だが対立とどう向き合うかが自覚されれば、
解決は可能となって動き出すことができる。

従って、空観方程式は「色即是空」と「空即是色」の連立方程式からなっている。
実社会にある解には、怒りや対立の状態からは切り離そうとする力が働いている。
コメント

2020年の大記録

2020年12月20日 | スクラップブック
天文:
木星と土星、400年ぶりの大接近(12月21日)


気象:
東京桜開花史上最速3月14日、後になって積雪(3月29日)


国内最高気温タイ記録41.1度、台風上陸ゼロ、12月の24時間積雪量
    

年末の日本海側

年末の太平洋側


二酸化炭素濃度 過去最高更新


COVID19:
新型コロナウイルスによる世界パンデミック
感染死亡者数 米国33万人超、日本3千人超(見込)
人口100万人あたりの死者数は、アメリカが50人、フランスが約40人。ドイツでも36人のところ、日本は約2人。


超過死亡者数
アメリカ


日本


英国


ドイツ


ヨーロッパ


日本でインフルエンザ減少と超過死亡者年間2万人減

日本の超過死亡者数はマイナス4万人

日本で緊急事態宣言の発令
特別定額給付金の支給、給付対象者1人につき10万円
持続化給付金の支給、小規模事業者200万円個人事業者100万円



政治:
米国大統領選挙混乱、国民投票以外に州議会でも選挙人選定の珍事
安倍首相連続在職7年8か月で歴代最長

経済:
米国株価下げ幅史上初と平均株価最高更新
金価格最高値更新
米国 2020年のGDP 前年比-3.5% 、74年ぶりの低水準に
日本2020年のGDP 年率換算27.8%減、戦後最大の下落
日本国債新規発行戦後最大100兆円

デパート売上45年ぶりの低水準
国内の粗鋼生産量は8319万トンで1969年以来51年ぶりの低水準
東証システム障害で売買終日停止

スポーツ:
箱根駅伝大会新記録10時間45分23秒青山学院大
東京オリンピック延期
大坂なおみ選手の全米オープンテニス優勝
大相撲徳勝龍幕尻力士の優勝20年ぶり
高校野球が春夏中止。同一年の両大会中止は史上初

将棋:
藤井壮太7段二冠、30年ぶりタイトル獲得最年少記録17歳。
史上最年少、最高勝率で公式戦通算200勝を達成。

科学:
はやぶさ2が小惑星リュウグウから土を持ち帰る6年ぶり。
スーパーコンピューターの計算速度「富岳」が1位になった。
         京が1位となって以来9年ぶりである。

映画:
アニメ映画「鬼滅の刃」、国内最速10日で興行収入100億円突破

競馬:
同世代無敗三冠馬3頭対決レース実現。21世紀最高のメンバーが揃った。
デアリングタクトは牝馬(メス馬)三冠を史上初の無敗
コントレイルは無敗で牡馬(オス馬)の三冠馬
父ディープインパクト以来、15年ぶりの快挙。親子での達成は史上初
アーモンドアイにとっては芝GⅠで最多勝利更新と賞金記録となる9勝目。

交通:
山手線49年ぶり新駅「高輪ゲートウェイ駅」
鉄道や航空各社、巨額赤字
関西空港


出生届:
通年では過去最少だった昨年の86万5239人を下回る見通しだ。

家計資産:
9月末時点の個人(家計部門)の現預金残高は前年同月比4.9%増の1034兆円と、
過去最高を更新した

企業金融資産:
9月末時点の企業金融資産は前年比6.1%増の1215兆円。
このうち「現金・預金」は同14.3%増の309兆円と過去最高。
企業倒産件数(負債額1000万円以上)20年ぶりの低水準。

さんまの漁獲量:


日銀:
11月に国内株式市場で最大の保有者になった。
株式の時価総額は東証1部全体の7%弱。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を抜き日本株の最大株主となった
コメント

コロナウイルスの感染状況(東京都)

2020年08月12日 | スクラップブック
ACE2受容体:
アンジオテンシン変換酵素(angiotensin-converting enzyme, ACE)は
アミノ酸を805個エンコードする。
心臓の保護、血管拡張、成長への抵抗と増殖への抵抗の
役割がある。

新型コロナウイルスのスパイクと結びついて、
細胞の中に取り込んでしまい、感染が成立する。
子どもにはほとんどなく、年齢が上がると増える。
また、高血圧や糖尿病、肥満でも数が増える

新型コロナウイルスにとって2020年8月現在
98%自然免疫で処理される。
主に飛沫感染である為、
人の密集による感染依存がある。

高齢者はACE2受容体の増加と免疫力低下によって
重篤化リスクが高い。


東京都の日別
感染者数(1波と2波)と死亡者数の推移 (対数)


感染者の増加速度は1波2波共に同傾向だった。
重篤患者の発生にはタイムラグがあるものの、
重篤患者数は1波に比べ2波では激減した。
1波では感染者の減少と死亡者数増加によって、
人工呼吸器使用数量が減少した。



世代別の死亡率(~7月)


インフルエンザ(2018年)との比較



山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
・多くの感染者が無症状、もしくは軽症なのは、自然免疫が関与している
・感染しても80%の人は、他人に感染させない
・感染しても30~50%では症状が出ない
・感染してもPCR検査で陰性となる場合がある
・発症しても多くの場合は発熱や咳などの軽症
・味覚・嗅覚異常が主症状のことがある。
・高齢者や持病を持つ患者を中心に重症化、致死率も高い



他の感染症との比較(ワールドワイド)例
結核が致死率最上位で2番目が新型コロナ(covid-19)
コメント

動的平衡状態とバランス・オブ・パワー

2020年03月20日 | 読書・TV感想
最後の講義 ドキュメンタリーTV・ nhk
福島伸一教授の動的平衡
および
「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る
不安定な状況を創り出すことで、あらゆる変化に対応できる高次元の
「安定」を実現しているのだ。
この「動的平衡」の考え方は生物学だけではなく社会を理解する時にも
ヒントになるのではないか。(柴沼俊一 Future Society 22)


「動的平衡」の視点から「不安定な社会」を見る  生物学者 福岡伸一教授
私たちは宇宙の大原則である「エントロピー増大則」に支配されている以上、
築き上げたものは崩れ、秩序あるものは無秩序化する。
一つの場所で止まっていることはできず、分散していきます。
でも、38億年も生きながらえてきた生物はどうやって朽ち果てることに
抗ってきたのでしょう。
生物は堅牢になることを諦め、自分で自分の細胞を壊すことを選んだんです。

例えば片足を前に差し出すことで、体全体のバランスを崩しています。
その不安定な状態を解消しようとして、もう一方の足が自然と前に出るんです。
最初に「分解(エントロピーの増大)」があり、「合成(自己組織化)」が起きる
というサイクルを、絶え間なく繰り返し続けていることで、
高次元の「安定」をつくり続けている、これが「動的平衡」の考え方です。
互いに影響し合うという「関係性」、「つながり」だけは変わらない。
細胞は変わっているのに、細胞同士がつながりながら、全体としては
バランスを取っているんです。


感想:
動的平衡とは、互いに逆向きの過程が同じ速度(程度)で進行することにより、
系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。 wikipedia
分解と合成・創造と破壊・過去と今・プラスとマイナス
人間の脳も矛盾したことを考えているし、
まったく関係ないもの同士をつなげたりしている。
決してロジカルではない。偶然もあるし、カオスだ。
まさにその二次元的な相互作用によって、
即ち混沌によってバランス・オブ・パワーを保っている。

長期的な生命維持のためにサステイナビリティという
方法がある。
丈夫で頑丈なものを作って環境の変化に対応しようとしない。
何のために(私は)生きるかとか、
優勝するために、成功するために頑張るといった
一方向だけでなく、正反応と逆反応の意識を同じように
作用させることで、意識の動的平衡を維持させる。
いい時もあれば、悪い時もある。柔軟に対応する。
その方が安定的であって長持ちする。

空観方程式の意識化では、
「空」と「色」、「虚」と「実」
複素空間と実空間、個人と公共(外部要因)、
内なるものと外なるもの
中空構造や自分自身の固有領域などが
二元性の相互作用での動的平衡の結果であった。
空観方程式ではこれを純粋実空間と複素空間と呼び、
それによりバランス・オブ。パワーを保つ。
左側が複素空間で、右側が純粋実空間である。

例えば「合成」が青で、「分解」が赤である。
相互作用によって実空間に安定を作り出している。
また「色即是空」が青で、「空即是色」が赤である。
そして「涅槃寂静」が純粋実空間に対応する。
同様に
自分の周りにある外部要因が青で、感情が赤である。
正反応と逆反応の速度が同じ場合には動的平衡となり、
反応系を構成する各物質の濃度(実空間)は変化しない。
複素空間では感情と逆向きの意識を相互作用させる。
そうした複素空間では、プラスとマイナスあるいは
互いに逆向きの行程が同じ速度(程度)で進行させることで、
日常の実空間では系全体として時間変化せず
プラスのみの平衡に達している状態。
「怒り」のない時空の意識空間を維持する。
「諸行無常」が複素空間で、
「今何をしているのか?」を純粋実空間という。

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