アキシル 運営ブログ

訪問看護事業からDX化
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訪問看護運営とITベンチャーとして発信していきます。

食っては行けるが稼げない!?

2021-04-12 17:53:05 | 日記
仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

日経ヘルスケアで賃金相場を見ると
看護師は常勤26万339円
理学療法士・作業療法士は26万1901円だそうです。

アメリカでは(平均年収)
正看護師:70,000ドル(約700万円)
理学療法士:86,850ドル(約900万円)
内科医・産科医・婦人科医:222,000ドル(約1,875万円)

平均でこの年収ってすごいですよね。
日本と比べなんでこんなに差が・・・
リハなんて軽くダブルスコアつけられてるんじゃないでしょうか・・・

アメリカって年収と責任って比例するって言われています。
年収高い人の責任感は高いと。
日本って年収が低くても仕事に対する責任感は高いです。

日本は看護師だからって高い倫理観とか求める傾向がありますけど、それに見合う報酬を渡せる制度設計にしていかないと誰もなり手がいなくなりますよね。

医師は外来で何人診察しても良いようですけど、うちらのサービスは時間で報酬単価が設定されてますから、稼げる上限が設定されているわけです。

診療報酬を管理しやすいのは分かりますが、あまりに安い報酬単価だとやる気なくしちゃいますね。

できる限り現状に即した、または実力に即した診療報酬体系への変更したほうが良いのではないでしょうか?
そしたらみんな勉強するし、もらえる報酬も上がるとなればwinwinだと思うんですけどね。
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令和3年度介護保険改正での問題点

2021-04-12 07:49:56 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

4月1日から介護保険改正がありました。
訪問看護からのリハビリに関しては特に強い締め付けがあったように思います。
まず、単位の逆転現象が起こった予防訪問看護のⅠ5。

基本的に訪問看護からのリハビリは、20分を1単位と数え、週6単位まで実施可能となっています。
1時間のリハビリなら週2回まで(20分×3単位=60分 ×2回/週)
40分のリハビリなら週3回まで(20分×2単位=40分 ×3回/週)
なら訪問可能です。

普通なら60分の方が40分のリハビリよりも単価が高くなるはずですが、今回の改正では40分は566単位、60分では456単位と、長くリハビリを行った方が報酬が低く設定されてしまいました。

長くやった方が安くなるんなら、事業所は40分にしようと思うのが普通かと思います。
ただ、利用者さんにしてみたら長くした方が安くなるのであれば60分にして欲しいのが本音のはず。

昔、医療保険でのリハビリに日数制限が設けられた時に社会的にも大きな反発がありました。
おそらく国は週6単位までの上限を4単位までにしたかったんだと思います。しかし反発を恐れ、週6単位の上限を残したままにし、回数を多く行うと単価を減らすという方法を取ることで、結果事業者が40分を選択せざるをえない状況にして、利用者から反発が出たとしても全部事業所に責任を押し付けることにしたと思われます。

先ほども書きましたが、介護保険制度の持続可能性を考え、予防訪問看護のリハビリの単位の伸びが多いので適正化しなければ!というのであれば、素直に週4単位までとするべきだったんです。

この理不尽な改正によって、厄介な問題を利用者と事業者そして地域包括の担当までも巻き込んで発生させた国の責任は重いと思います。
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