断捨離合宿のテーマは、
「心と体の自由度を上げる」。
心と体は密接につながっているから、
心がほぐれれば、体もよりしなやかに、
体が柔軟になれば、心もより解放される。
心と体が影響しあいながら、
スパイラルのように自由度を増していくのだろう。
では、まず体のほうから。
ひでこさんお得意のヨガを用いて、
深い呼吸を体感する。
忙しい現代人の呼吸は浅い。
吸って、吐いて、吸って、吐いてを、せわしなく繰り返す。
しかも無意識に。
自分の呼吸にしっかり意識を向け、
お腹の底から吸って、吐いて。
おっと、断捨離の場合は、吐く方が先だ。
住まいの場合も、1 in 1 out ではなく、
1out 1 inが基本だから。
呼吸だって、空気を全~~部吐ききれば、
自動的に吸うようにできている。
次に、イメージや言葉の力で、体感が変わる実験。
「私は鉛」と思っている時と、
「私はタンポポの綿毛」と思っている時では、
体の重さが変わる。
実際の体重に変化はないが、
確かに、重さは違って感じるから不思議だ。
しかも感じるのは、思っている本人ではなく、
持ち上げようとしている相手!
「軽いかな、重いかな?」
綿毛は軽いから、簡単に持ち上がる。
「あら、軽いわね」
思っていることだけでなく、
口する言葉でも同じことが起こる。
「しんどい」・「疲れた」と言った時と、
「楽しい」・「嬉しい」と言った時では、明らかに違うのだ。
イメージや言葉で、
体の軸にブレが生じることも体感。
すっごいな~~~。
…ということは、イメージや言葉使いを改めることで、
体の軽やかさにも、違いが出るってことだ。
とりあえず、
座る時に「あ~、疲れた」って言うの、やめようっと。
そして腹式呼吸。
わざわざお腹からの呼吸を意識しなくても、
自動的に腹式呼吸ができる方法がある。
それは笑うこと。
微笑んだり、ニヤリとしたりではなく、
お腹の底から、わっはっはと笑う。
そうすると、誰でも腹式呼吸になる。
4人1組で、実際にお腹の動きを感じてみた。
この状態では、呼吸は浅い。
腹式呼吸全開の状態。
それ、もう一丁!
男性には少しハードルが高いよう。
大笑いしている時は、
お腹の上の頭がボコンボコン上下する。
それが可笑しくて、なお笑う。
会場は笑いの渦に包まれた。
笑う門には福来たる…って言うけれど、
こんな大笑いの場所に、災厄はとても近づけないと思った。
大笑いすると、お腹が痛くなる。
腹筋がよじれるほど笑うってこと、
日常生活ではあまりないけれど、
これって本当は大切なことかもしれない。
こういう笑い、「痛快」って言うんだって。
毎日、痛快だったら、人生ごきげんだね。
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