今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

不遜な言い草

2010-11-30 11:38:51 | 断捨離とは?

少し早いが、母からクリスマスプレゼントをもらった。

エスティローダー・メークアップコレクション2010(限定品)



↑このデザインの真っ赤な紙袋(もちろん上物)の中に、
赤いリボンがかかった深紅の大きな箱。
中にはゴールドに輝くメークアップボックスとたくさんの化粧品。



「これで、少しはお洒落しなさいよ。」


 あ、ありがとうございます…、で、でも…。


正直に言うと、私はメークにほとんど興味がない

化粧品だって、必要に迫られた時に、買い足す程度。

セットに含まれた口紅4本を使いきるには、きっと2年以上かかる。

メークブラシなるモノも、これまで使ったことはない。

そして光り輝く金色のメークボックス。

女優でもないのに、こんなに大きなメークボックス?

大切な何かを保管しておく箱にしようか…。

でも私は曲がりなりにもダンシャリアン。

“何か”なんて曖昧なモノのために、モノを所有したくはない。



母の気持ちは嬉しかった
 
これは本心。

私のために…と思って買ってくれたプレゼント。

この年齢になると、クリスマスも誕生日も無きに等しく、プレゼント自体が久しぶりだ。

その気持ちだけで、十分だったのに…。



人に品物を贈るのは本当に難しい。

ダンシャリアンになってからは、尚更そう思う。

相手が本当に欲しいモノ、本当に必要としているモノを見極めるのは、
夫婦や親子であっても、できないんじゃないかな。

だけど人はみな、相手が贈り物を用意してくれた気持ち、
自分のことを考えてくれたその気持ちを踏みにじりたくない。

だから大抵の場合は、
たとえ選んでくれた品が的外れであっても、
動揺を押し隠して、「ありがとう。嬉しい!」と笑顔で受け取る。

それが礼儀でもあり、思いやりでもあり、感謝の姿勢でもあり…。

人の気持ちを無にしない…とは、
日本人が受け継いできた美徳でもある。


 
今回のプレゼント、多分8割がた使わない…と分かっていながら、
喜んで受け取った。

ダンシャリアンとしては間違っているかもしれないが、
人としては間違っていないと思う。

販促の軍艦巻きやカレンダーを断るのとはわけが違う。 



だけど、燦然と輝くメイクボックスが…、なんだか哀しい。



高価なプレゼントを貰いながら、こんなことを言う私は、不遜な娘だろうか…。



もし次回があるならば、一緒に買い物に行こうね、お母さん。

(実は黒のハイヒールが欲しいんだ…、私)


 

(お願い:母はパソコンを使いませんから、ブログも見ていません。
この記事のことは、どうか内密にお願いいたします。m(__)m

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エコポイントと軍艦巻き

2010-11-27 22:25:49 | 断捨離とは?

12月1日から、エコポイントが半減する。

…そしてこんな現象が起きた。

エコポ半減、量販店に長蛇の列(FNN Fuji News Network)

省エネ家電を購入するとついてくるエコポイントが半減する前に、
いろいろ買っておこうと人々が量販店に殺到した。


ヤマダ電機LABI 1日本総本店池袋に
開店前から並んだ人の数、実に350人。

購入から配送手配までは、4時間待ち。

整理券を配って、入店に1時間待ちの店舗もあったという。


エコポイントがつくのは、
省エネ対応のエアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビ、
どれも高額商品だ。

お得に買い物をしたい!…という気持ちは分かる。

私も、どうせ買うなら、お得に買いたい。

だけど、みんな、今、必要なの、薄型テレビや冷蔵庫?

もしエコポが半減しなかったら、
そもそもエコポ制度がなかったら、
出費の多い師走を控え、しかもボーナス前のこんな時期に、
揃いも揃ってテレビを買っただろうか。


エコポイントそのものは悪い制度ではないと思う。

地球温暖化対策の一環であり、
また経済の活性化&地デジ対応テレビの普及を図るためのもので、
グリーン家電の購入により
様々な商品・サービスと交換可能なエコポイントが取得できる制度。

地球に優しい製品の購入を奨励することに異存はない。

東南アジアの水害やこの夏の異常な暑さ、ゲリラ豪雨、
温暖化の影響は、すでに私たちの生活を脅かしている。


だけど、エコポが半減するから買うって、なんか違うような気がする。

軸、ずれまくりだよな…。



~~~なんて考えていたら、夫がこんなモノを持って帰ってきた。



巨大なイクラの軍艦巻き(もちろん食べられない

お寿司が食べたい…という娘のリクエストで、
テイクアウトの寿司3人前を購入したら、大将がサービスでくれたとのこと。

なに、これ~~~~っ

私がせっせと断捨離に勤しんでいるというのに、
なに考えてるんだか。

そして、…これってちっともサービスじゃないと思う。

寿司店の大将は好意でくれたのだろうが、
こんなのより、大トロを3貫追加してくれる方が、よっぽど嬉しい…。

ただで貰ったら嬉しかろうという意識や、
エコポがつくからテレビを買うという意識は、
売る方も買う方も変えていかないと、無駄なモノが世界に溢れる。

 

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断捨離セラピー

2010-11-26 09:31:38 | 出版物

断捨離関連書籍が続々出版される。

断捨離 私らしい生き方のすすめ(DO BOOKS)

川畑のぶこ著

同文館出版 

すでに発売中。

テーマは南国、キュートな海の生き物のイラストに癒されるとのこと。

 

断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵

やましたひでこ著

アスコム

11月29日発売。

 

川畑さんとひでこ先生は、昨年12月に相次いで最初の断捨離本を出版、
断捨離旋風を巻き起こし、
この1年で川畑さんは2冊、ひでこ先生は3冊の本を上梓している。

す、凄いペース…。

東野圭吾みたい。


 

この新刊2冊は未読なので、レビューはまた後日。

今日ご紹介したい本はこちら↓

断捨離セラピー 
いろんなことがラクになる!

やましたひでこ監修

あいかわももこ著
青春出版社

内容紹介
『きっぱり「断つ」、サッパリ「捨てる」、すっきり「離れる」
――モノを捨てれば、部屋もこころも軽くなる!――

片づけ下手の漫画家が、断捨離と出会い実践することで、
みるみる変わっていくエピソードを漫画化。

家の中がキレイになるだけでなく、
仕事への向き合い方、心の持ち方、ぎくしゃくしていた母親との関係に変化が!

掃除や片づけに苦手意識がある人にこそ、読んでもらいたい一冊。 』
(アマゾンHPより)


これは著者本人の断捨離体験談を漫画化したもの。

ギャグのテイストも兼ね備えているが、
ただのドタバタ日記ではなく、かなり奥が深いと感じた。

あいかわさんが断捨離を始めたのは、3年前。

当時は断捨離という言葉は知らなかったが、
ある日、家中に溢れかえるモノにプチッと切れて
手当たりしだい不要品を捨てまくった。

…だけどつきまとう罪悪感。

ヤケクソみたいに、モノを捨てて、ホントにコレでいいの?

そんな時、セミナーでひでこ先生に出会った。

『大切なのは、モノときちんと向き合うこと。

モノに感謝することです。』

目から鱗の一言で、モノを通して自分をみつめ、
モノも執着もきちんと手放していく、
あいかわさんの本物の断捨離が始まる。

(ひでこ先生、かわいーーー

本は、出会いの章、断の章、捨の章、離の章の4部構成。

断の章では、
持っているけれど着ない服には、
着ないだけの訳がある…と実例を挙げて検証したり、
めったに使わない調理器具や食器は、
『おしゃれでステキなキッチンで、
手の込んだ料理を作るやさしいママ』への
キョーレツな憧れが背景にあると分析したり。

(↑ねっ?奥が深いでしょ?)


捨の章では、着ない服を大量に手放した後は、
普段着とよそゆきの境界線がゆるくなったことに触れている。

『超よそゆき服』は姿を消し、
『ちょっと頑張ればよそゆきになる普段着』がメインになったとのこと。

なんとも素敵なことではないか。

セルフイメージの大幅アップにも繋がると思う。


そして『薬を飲み続けてまで働き続ける私』を断つ決心をする。

実は馬車馬のように働いていた背景には、
常にトップスピードで走っていないと、
仕事の依頼がなくなるんじゃないだろうか…という不安と恐怖があった。

そこまできちんと見極めての断はあっぱれ、とても潔い。

(↑ねっ?上っ面だけじゃないでしょ?)


そして最後の離の章では、
良い母親幻想、もう一人の自分、思い込みを手放す。

『愛』を実感していくくだりは、私もすごく腑に落ちた。
…多分自分も、はっきり分かっていなかったから。

『でも大丈夫、ちゃんと生きてる』の場面は、胸に迫るモノがあった。
(個人的には、この本で一番印象深かったエピソード)

そして『物欲はなくなりません!』という結論には、
そーだよね~~~と激しく共感。


漫画だから…と侮ってはいけない。

いや、漫画だからこそ、読みやすく、ストレートに入ってくるのかもしれない。

断捨離の話をすると、すぐに警戒して及び腰になる周囲の人も、
漫画だったら、気安く手にとってくれる可能性も大きい。


断捨離初心者だけではなく、
ある程度知識のある人にとっても、
具体例満載で、得るモノは多いと思う。

…そして、なにより、面白いし。

お勧めの1冊だ


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被害者意識

2010-11-24 21:00:13 | 断捨離とは?

ほんの3日、風邪でダウンしただけなのに…。

主婦がちょっと動かなかっただけで、どうしてこんな状態になるのだろう?

奥のリンゴ箱は私が置きっ放しにしたモノのだけれど、
それ以外は子供たちが撒き散らしていったモノ。

この和室はまだマシな方、
リビングはさらに惨憺たる有様で、とても画像を公開できない

すでに中学生と高校生、幼児ではないのに、
弁当箱をキッチンに出すとか、
空のペットボトルは洗ってゴミ箱に入れるとか、
マフラーをフックにかけるとか、
教科書・ノートを棚に戻すとか、
昼寝に使った枕は押入れにしまうとか、
そういった類のことが、一切できない。

躾の問題か…。

はい、その通りでございます

自分の後片付けは自分でする…という基本的な躾に失敗した私。

片づいていない家で幼少期を過ごさせてしまった名残もあるだろう。


…だけど、もうちょっと、なんとかならないかな。


洗濯物の量だって半端じゃない

塾に行く間の2~3時間しか着ていない服、
コンビニに行くためだけに履いた靴下、
朝の整髪のため濡らした髪をなでただけのタオル、
ほとんど汗のついていないジャージの上下、
着ようと思ったけど気が変わって、タンスから出してそのまま床に放ったシャツ、
…そういった諸々が全部洗濯に回ってくるのだ。

バスタオルだって、息子の部屋には常に5枚ほどが散乱している。

ふろ上がりに腰に巻いて自室に戻り、パジャマに着替えたら用済みで放置。

次の日の風呂には、また新しいバスタオルを使う


ものすごく無駄が多い。

私…何やってるんだろう。

なんで、家族が散らかしたモノを、
私が1人で片づけなくちゃいけないんだろうか。

なんで、頑張って部屋を片づけても、
待ってました!とばかりに、また散らかすのだろうか。



なんで、なんで私だけが…。

 

虚しい



そういえば、セミナーで同じような質問が出ていた。

片づけても片づけても、家族が散らかすので、きりがない。

なんで私だけが片づけなくちゃいけないのでしょうか?


『被害者意識を持ってはいけませんよ。』

…とひでこ先生は仰った。

『確かに貴方は被害者かもしれない。

だけど被害者意識に浸かっていても、いいことは何もありません。

被害者は相手を責めます。

言葉に出そうが出すまいが、責められた相手はもっと意固地になります。

被害者として、自分を憐れみながら生きるのではなく、
自分も相手も責めずに、自分のために自分が暮らす部屋を整えましょう。』

…うろ覚えなんだけれど、確かこんなお話じゃなかっただろうか…。

はっきり覚えている方、よかったら教えてください。

 

被害者意識も断捨離の対象か…。

かなり手強いかも

 

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1番人気、特価、限定品の誘惑

2010-11-21 13:16:08 | 実践

10年以上前に購入したクリスマスリースがある

グリーンのベースに、白とゴールドの飾り。

大きめのエンジェルが印象的で美しい。

アメリカで買い求めた品だ。

アメリカ人はびっくりするくらいクリスマスが好きだ。

天井まで届くようなツリーや家のイルミネーションは言うに及ばず、
カードを友人・知人に送りまくり(日本の年賀状と同じ位置づけかも)、
家族全員と友人や同僚だけでなく、
普段お世話になっている方達にもプレゼントを用意して、
(↑スクールバスの運転手さんやアパートのドアマン)
教会のクリスマス礼拝に参列し、
広いアメリカ中から一族郎党が集まって、特別な食卓を囲む。


そして一夜明けた12月26日は勝負の日。

朝も早から、アフター・クリスマス・セールが始まるのだ。

これは主にクリスマス用品の特売で、
ツリーのオーナメントやイルミネーション用品やキャンドルやリースが半額以下になる。

そして堅実な皆さんは、来年のクリスマスに備えて、
店が空っぽになるまで買い込むのだ。

そんなセールの時に、一目ぼれして買ったリース。

おしゃれで上品で、とても気に入っていた



…が、10数年も毎年飾ってきたので、さすがに飽きた

今年は新しいリースが欲しいな…と思っていた矢先、
ネットで素敵な品を見つけた。

赤く着色した松ぼっくりやドライフラワーや木の実やハスをふんだんに使った
とても綺麗な大ぶりのリース。

今年の1番人気だという。

しかも第1弾入荷分は完売で、第2弾入荷分は限定20個、
品薄なのに、なぜか特別価格でお安くなっている。

第2弾の発売開始は、なんと1時間後。

こりゃ、1時間PCに張り付いて、
開始と同時に「カートに入れる」っきゃないでしょ!

 


でも、そこではっと我に返った。(←偉い!

確かに美しいけれど、
そもそも私…、赤ってそんなに好きじゃない。

アクセントとしての赤はいいけれど、全体が赤ってどうなの?

1番人気だとか、完売だとか、特価だとか、
そんな理由で飛びつこうとしたけれど、
それってダンシャリアンとしてどうなの?


違うよね~~~。

自分軸じゃない。

“1番人気”は他人の評価だ。



そう気が付いたら、す~~~っと熱が冷めた。

じっくり他のリースを吟味して、特価でも1番人気でもないけれど、
自分の好みのリースを選んで購入した。


私が選んだのはこれ↓

オーソドックスだけれど、白樺がかわいくて、赤のさし色がいい感じ。

1番人気ではないし、特価じゃなく定価だし、
レア物でも限定品でもない。

だけど他の誰でもない、私が気に入っているので、
もうそれだけで、いいお買い物なのだと思う。

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