息子の高校の文化祭は、市内で一番楽しいと評判だ。
…で、ちょっと遊びに行ってきた。
噂にたがわず、本当に楽しかった。
ほとばしるような若さと笑顔が飛び交っていて、
どの子もみんな可愛く思えてしまった。
いや~~、青春って、素晴らしい!
…だが、息子が青春を満喫している頃、我が家のダイニングは大変なことに!
まあ、今日に限ったことではない。
家族がバタバタと身支度を整え、朝ごはんを食べ散らかして出かけると、
たいてい後はこんな状態になる。
画像には写っていないが、椅子の足元には大量の教科書やプリントが撒き散らしてある。
立つ鳥、跡を濁さず…って言葉とは無縁なヤツラだ。
片づけても、片づけても、すぐこんなに散らかる。
やる気…、失せるよなぁ…
でもこの状態を放っておくと、荒みは荒みを呼び、さらにひどいことになる。
まるで「割れ窓理論」だ。
割れ窓理論は米国の心理学者、ジョージ・ケリング(G.L.Kelling)博士が提唱。
建物の窓ガラスが割れたまま放置されていると、
管理人がいないと思われ、凶悪な犯罪が増えるという理論。
ニューヨーク市では地下鉄の無賃乗車や落書きを「割れ窓」に見立て、
これらを徹底的に取り締まった結果、劇的に犯罪が減ったとされる。
1枚目の窓を割るのは心理的抵抗が大きいが,
割れている窓が1枚あると他の窓を割る時の心理的抵抗は非常に少ない。
すなわち、目に見える軽微な犯行を減少させることで他の犯行の誘発を防ぐという考え方である。
(はてなキーワードより)
犯罪も後始末をしない行為も、どんどんエスカレートするという意味では同じだ。
きれいに片づいていて、何も置かれていないテーブルに、
最初に私物を放置する時は、後ろめたさを感じるだろうが、
元々、とっ散らかったテーブルに、さらに何かを積み上げるのには、良心の呵責など覚えない。
だから散らかった状態を放置するのは、
さらなる悪夢を呼び寄せる、ひじょうに危険な行為だ。
傷口はまだ小さいうちに、手当てをしておかなければ…。
はいはい、片づけますよ、私が一人でね
でも、どのくらいかかるんだろう…。
この状態を普通に戻すのに要する時間って?
そこで計ってみることにした。
上記の状態から
こんな風になるまで、所要時間は約15分だった。
テーブルの上を片づけ、汚れた食器は食洗機に、フライパンや鍋は手洗いして、
同時に洗濯機も回し、ルンバちゃんにも働いてもらう。
たったの15分で得られる幸せ。
荒れた状態だけを見るとうんざりして、もれなく気分も凹むけれど、
15分だけ!…と思えば、頑張れなくもない。
見るのも嫌だったテーブルにすっきり感を取り戻すだけで、朝から気分もアップ、
けっこうごきげんに1日のスタートをきれる。
そう考えれば、15分なんてチョロイかも…。
毎日のことだから、言うほど簡単ではないけれど、
散らかるってことは、生きているってことでもある。
頑張れ、全国のお母さん!
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