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今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

本質は同じ

2012-05-24 10:37:20 | 金沢断捨離会

少し前の話になるが、
ゴールデンウィーク明けに、
断捨離入門レッスンの予定が、立て続けに2件入っていた。

お話する内容とテキストは同じだが、
この2件は、状況も雰囲気も全然違うであろうことが、
最初から分かっていた。

そして、そのどちらもが、
私には等しく重要に思えた。

それは立場が違う人たちであっても、
断捨離を知りたい・学びたい…と思っていることも、
人生をよりよくしたいと切望していることも、同じだから。

人生には様々なステージがある。

独身時代から、
結婚、出産、育児、子育てを経て、
また夫婦の生活に戻る。

ずっとシングルの人もいれば、
途中で退職したり、復職したり、
離婚したり、再婚したり、
生きていればいろいろなことがあり、
その時々で状況は、いかようにも変わる。

でもどんなステージにいようが、
学びたい人が学びたい時に、
断捨離と触れられる機会が手近にあれば…といつも思う。


1件目のレッスンは、
ハッピープロジェクトのユカコさんの企画。

彼女が主催してくれたレッスンはこれで3回目。

毎回、素敵な方たちが集まってくれる。

今回のみなさんは、熱心にメモをとり、
目をキラキラさせながら聴いてくださったが、
奥ゆかしい方が多かったからか、
あまり質問も出ず、講義はスイスイ進んで、
予定時間前に終了。

その後は、お茶を飲みながらの断捨離談義となった。

母娘でご参加の方もいらして、
最近、ダンシャベリ会で、母娘の問題が多く語られることもあり、
こうやって一緒にレッスンに参加してくださると、
断捨離をツールにして、相互の理解も深まるなぁ…などと思った。




そして2件目は、子ども連れ限定のレッスン。

企画をしてくれたのは、松任のEmikoさん。

間もなく2人目の出産を控えている若いお母さんが、
自己流で断捨離をしているが、
なかなかうまくいかず、
赤ちゃんが生まれる前に、
どうしても断捨離レッスンを受けたい…と熱望しているとのこと。

臨月で、2歳の幼児がいたとしたら、
たとえ断捨離セミナーがあったとしても、
参加するのは、大変なこと。

今は無理…と諦めてしまう人は多いのではないだろうか。

でも、これから小さな子供を育てていく若いお母さん達に、
断捨離というツールは、とても役に立つ。

Emikoさんと私の見解は一致していた。

小さなお子さんがいても気兼ねなく参加できる。

子どもたちと一緒の空間で。

…となれば、通常のレッスンとは異なってくる。

参加者の自宅に出向いて、
いつもの慣れた環境でやってみよう。

子どもが騒いだり、泣いたりしても、
参加者全員が子ども連れであれば、
お互い様…と思えるはず。

でも2歳児のパワーは怪獣並だ。

そんな中で果たしてレッスンは成立するのか。

…でも、何事もやってみなくちゃ、分からない。

Emikoさんのどこまでも明るい前向き思考に後押しされて、
子ども連れ断捨離レッスンは実現した。

結果、なんてことはなかった。


3組の親子が参加する予定だったが、
急病で1組が欠席。

若いお母さん2名と2歳児が2名。

「ママ~~」とお母さんの注意をひいたり、
膝に乗ってきたり、
ツンツンしてきたり、
話している時に、プクプクのお手々で、
「どうじょ」…とおせんべいを手渡してきたり、
いろいろあったが、全く平気だった。

子ども達は、いつもの部屋だし、
母親の姿が見えるので、不安になることもなく、
またお母さん達は、こういう状況に慣れているので、
リラックスした様子で、話を聞きながら、子どもの相手もしている。
(今更ながらだが、子育て中のお母さんって、
毎日、本当に頑張っているな、スゴイな…と思う。)


2件のレッスンは、全く違うものに見えるが、実は同じもの。

どちらも、住まいの片づけを通して、
思考と心を片づけ、よりごきげんになる、
断捨離という生き方のトレーニング法を学んでいる。


いろんなタイプの講座が求められているし、
また可能であるということが、
今回、私が学んだレッスン。


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熱すぎるダンシャベリ会

2012-05-03 19:07:45 | 金沢断捨離会

連休を目前に控えた金曜日。

新緑のダンシャベリ会1回目に集合したのは、
私を含めて6名。

場所は浅田屋高尾店、
国際ホテルの最上階にある和食屋さんだ。

ちょっと洋の雰囲気もある和室は、
一面全部が大きな窓で、
そこから街が一望できる。

桜は終わってしまったが、
ホテルの裏山は芽吹く緑が目に痛いほど。

お食事は彩り膳。



(筍の天ぷらが美味しゅうございました。)

初対面の方が2名いらっしゃったが、
ダンシャベリ会の不思議な魔力で、
あっという間にうち解けたのは、言うまでもない。

ダンシャベリ会では、毎回、自然とテーマが浮かび上がってくる。

それはモノの処分に関することとは限らない。

今回は、どう考えても、これだな。

ずばり「親子関係」

親と自分、自分と子供…。

子供としての自分と親としての自分、
両方の立場に身を置きながら、
自分の成育歴を振り返る。

ずっと昔、親にこんなことを言われた、
こんなことをされた…。

親に依存していた子供時代は、
さほど疑問に思わなかった。

だけど大人になった今は、それがオカシイ…と感じる。

考えれば考えるほど、何故?…が渦巻く。

私はなんで叱られたのか、
私はなんで叩かれたのか、
私はなんで罵られたのか?

そんなに私が悪い子だったのだろうか。

いや、違う。

そんな仕打ちを受けなければいけないほどの、
悪さや悪戯や反抗じゃない。

解消されない、親への何故と不満、そして怒り。

でも親と同じことはしたくない…と思いながら、
気が付くと、自分も子供に同じような接し方をしている。

なんというジレンマ!


子供が荒れたのは、母親の自分が至らないせい?

子供が浪人したのは、私が家を片づけられないせい?

不安に苛まれながら、自分を責める日々。


こんな重たい話が、彩り膳の上を飛び交う。

女のくせに、主婦のくせに、片づけもできない…と責めるのは、
他人ではなく、むしろ自分自身だということにも気づいていない。


ダンシャベリ会は、皆さんのお話を聞く場だと思っている。

だけど、口を挟まずにはいられなかった。

家が片づかないのは、貴方の能力が低いからじゃない。

ただ単に、貴方の持つ空間、時間、エネルギーに対して、
管理するモノの量が多すぎるだけ。

決して、貴方が劣っているからではない。

さらに言えば、子どもが荒れても、浪人しても、
よその子達と同じでなくても、
それは全く貴方のせいではない。

子どもの人生は子どものものであり、
たとえ母親であっても、肩代わりすることはできない。

ひとつひとつの試練は、
その子が成長するために与えられたにすぎず、
立ち向かって乗り越える大切な機会を、母親が奪ってはいけない。


私たちの親や祖父母の世代には、
戦争という、とてつもない試練があった。

食べていくだけで、精いっぱい。

生き延びるだけで、精いっぱい。

そんな時代に、子どもの心のケアが疎かになったからといって、
誰もそれを責めることはできない。

とても不運で苦労した世代なのだ。

だけど、その世代の『親は絶対的存在』という観念は、
子どもの尊厳を傷つけ、
心に深い傷を負わせた。

目には見えないけれど、とても深い傷だ。

それが親から子へ、子から孫へと連鎖していく。


だけどね、人の心の傷は癒やすこともできる。

その痛みにきちんと向き合って、
苦しい感情を受け止めなければいけないけれど、
その傷は癒える。

そしてこの負の想いは、
私たちの代で断ち切ることもできる。

愛する我が子に引き継ぐ必要はない。

簡単なことではないけれど、
日々、要・不要の判断トレーニングを積むダンシャリアンになら、
この観念が要るか要らないかを見極めることができるはず。

自分たちが、重たい鎖から解放されてごきげんに生きるため、
そして、大切な子ども達の幸せのためにも、
負の連鎖に、今、ここで終止符を打ちたい。


ご参加くださったMさんが、
プレジデントfamilyを持参してくれた。



実は彼女は、掲載された断捨離体験談を投稿したご本人。

子どもの習い事に関する紆余曲折を、
正直に綴っている。

周りの子ども達は、競うようにして習い事をしているが、
自分の子どもは「やりたくない」と言う。

本当にそれでいいのか…と最初は不安に思ったが、
やがて、その不安は、
いいママに見られたい自分の気持ちの表れだと気づく。

我が子は我が子と開き直ると、
張り合う気持ちも見栄も消え、
とても楽になったとか。

もちろんお子さん本人も。


かなり高度な断捨離だが、この話には続きがある。

Mさんの隣に座っていたNさん、
雑誌を見るなり、爆弾発言をする。

「実は今日、子どものスイミングの最後の日なんです。

プレジデントfamilyのこの記事を読んで、
やめさせる決心ができたので。

ダンシャベリ会の後に送っていきます。」


なんか鳥肌が立つようなシンクロだった。

記事を投稿したMさんの気づきが、Nさんの決断を促し、
その2人が今、並んで座って、断捨離について語っている。

こういう不思議なことが、日常的に起こるのが、
断捨離ワールドの摩訶不思議なところ。




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