すがすがしい朝、ワンコの散歩中にイヌ友に会った。
小さなヨークシャーテリアだが、うちのコーギーとは大の仲良し。
頭の高さがずいぶん違うため、テリアは後ろ足で立ち上がり、
コーギーのでかい顔に両手をかけてご挨拶。
鼻や口、時には目にも、相手の爪が当たって痛いだろうに、
黙ってされるがままになっている、我が家のロッキー。
小さい相手に対しては、ことの外優しい。
…で、犬は犬同士、飼い主は人間同士で、お喋りしながら散歩する。
子供の制服が話題に上った。
中学も高校も制服は3年間使う。
だが、制服のまま、雨のグラウンドで平気でサッカーしたり、
廊下でスライディングしたりするので、
男の子の場合は3年もたないことが多い。
途中で買い替えることになるが、
制服ってけっこうお高いので、や~~ね~~という話だ。
女の子だって、土埃や水溜りの中を駆け回るし、
地べたに座ったり、墨汁をはね散らかしたり、
セーラー服のネクタイを給食のスープに浸したりする。
何度も洗ううちに、スカートのプリーツが消滅し、
あまりにもみっともなくて新調したりするので、
特に経済的とはいえない。
中学3年の秋、夏服から冬服に変わる時、ものすごく丈が短くなっていて、
卒業まであと半年なのに、泣く泣く買い換えたという話はよく聞く。
私の知人は、卒業式の2週間前、
掃除の時間にふざけて、ズボンに大穴を開けた息子のために、
額に青筋立てながら、大枚をはたいた。
そういう逸話がいっぱいある制服だが、
我が家には、娘の中学の夏服がまだある。
高校に入学してから半年以上経っているのに、
ダンシャリアンの私が、なぜまだ処分していないか…というと、
たった4ヶ月しか着てないからだ。
染みもなく、とってもきれいな状態の夏服2枚。
しかるべきお宅に行けば、絶対に重宝する。
…だけど、適当なお宅が見つからない。
そんな話をしていたら、民家の生垣から声がした。
「あの~~~、その制服、貰えませんか?」
そこに人がいるなんて思っていなかったから、びっくりして振り返ると、
草むしりでもしていたのか、同年代の女性が立ち上がった。
ちょっと申し訳なさそうな表情で、来年、同じ中学に入学する娘がいる…と仰る。
渡りに船!
見知らぬ私を呼び止めるのは、勇気がいったことと思うが、
よくぞ、声をかけてくださった!
これで行き場のなかったきれいな制服が、日の目を見る。
私は嬉しいし、制服だって嬉しいし、このお母さんも嬉しいだろう。
(お嬢さんは、新品がよかったかもね)
次の日、この女性がサツマイモと柿を持って、我が家にご来訪。
彼女はこの春、小学校で図書ボランティアを始め、
その昔、“momoという伝説(?)の読み聞かせの人”がいた…と
仲間から私の噂を聞いたとのこと。
ひとかたならぬご縁を感じてしまった。
こうして夏服2枚は、嫁いでいった。
まだ新婚の頃、購入した小タンス。
縦45センチ、横30センチ、高さ120センチの小ぶりなサイズで、
小物や文房具などを仕舞っていた。
だが現在の一戸建てに引っ越してからは、
ず~~~~~っと納戸の中。
中に何が入っているのやら…、もはや忘却のかなただ。
そこにあるのに、見えていない状態が15年以上続き、
このたび、やっとダンシャリアンmomoの目に留まった。
改めてチェックすると、引き出しの中はガラクタばかり。
ちょっと躊躇したのは、独身時代の手紙くらいで、
後はどこからどう見てもゴミなもの。
中身は全部、断捨った。
空っぽの引き出しがあっても仕方ないから、タンスも処分することにした。
(報告すると、いちいちうるさいので、夫には内緒で)
金沢市では、粗大ゴミの処分は有料だ。
ゴミ処理券を購入して対象物に貼り、玄関先に出しておくと、
トラックでおじちゃん達が回収しに来てくれる。
指定された日に、券を貼ったタンスを出した。
するとちょうど外壁修理に訪れていた大工さんが、
「これ、貰ってもいいですかね?」
渡りにフェリーだ!どうぞどうぞ。
こまごました道具を入れておく引き出しが、ちょうど欲しかったとのこと。
回収されて粉砕されるより、
使ってもらえるほうが100倍気分がいい。
かくて制服も小タンスも、
捨てる罪悪感ごと、次の人が引き取ってくれた…というメデタイお話。
断捨離講座in金沢は、今週末です。
今年のお正月は、すっきりした住まいで迎えませんか?
お席に若干余裕があります。
迷っていらっしゃる方は、ぜひ!
人生が変わりますよ。
断捨離講座in金沢、お申し込み受け付け中
ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけたら、とても励みになります。
◆やましたひでこ・オフィシャル・ブログ
断捨離」〜断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
http://ameblo.jp/danshariblog/