電車の待ち時間が余ってるので、この夏に書いた詩でも載せようかな、久しぶりに。
昨日本屋で危うく立原道造の詩集を買いそうになった。既に電子本とか持ってるのに。
日本人の詩人では、彼の詩がぼくには一番合うな。
時々繰り返し読みたくなる。
宮沢賢治もいいけど、ちょっと飽きる。
で、今回書いた詩は過去の詩を流用してるとこもあるが。
今年の夏歩いた、勇払のイメージが少し重なってて、この夏のいい思い出になったよ。
勇払はなかなかいい所でしたな。
(詩:蜘蛛の巣との約束 2020、8)
記憶のなかで
突然姿を現す海。
この駅にきたのは二度目。
開いた電車のドアから
真夏の風が入ってくる。
あのとき蜘蛛の巣との約束。
ただ見届けること。
誰ひとり待つことのない
プラットフォームで
蜘蛛の巣はもうすぐ完成する。