ウクレレのきちんと体系化されたテクニック教本はほとんどなくて、それが日本ウクレレ愛好者のレベルの低さを招いている一因でもあるのだが、唯一使えるテクニック教本として本書をオススメしたい。
特に、全く楽器の経験がなくてウクレレをはじめたひとは、本書から練習したほうがいい。
ギターを弾いていたひとはそれなりに練習方法の手順などはわかるだろうが。初めての人たちは何がどう体系化されていてどう必須なのか、ということがわからないから。
トライアドという作者についてはわからないが、他にもなかなか面白い本を出している。視点が良い。
Amazonの中古本で買ったら、おそらく独学者が使ってたのだろう
正の文字が。5回は繰り返したということか。
その10倍は最低でも繰り返してほしい。
ウクレレは独学でいけると思っている人は、基本的に考えが甘い。
だから、このような教本も続けられずに古本屋に売り払うはめになるのだ。
やけをおこしてページを破いた?正の文字は最初だけ。
この人は挫折を味わってもうウクレレ辞めたかもしれない。そんな気がする。
話しを戻して。
コードワークの練習が豊富な点がまず、良い。
スケールやストレッチの練習なども必須。
巻末にはこんなのもあった。
いわゆるコード譜とメロディーから自分でソロを組み立てるというもの。
解説を少し減らしてエクササイズをもっと増やしてくれるとさらによかったのだが。
レレデボッサやキヨシ小林の教本もあるが、内容が中途半端だ。エクササイズ数も足りない。
本書を独学でやり通せない人は、多分このような本を買うくらいだから元々やる気はかなりあったのだろう。
そのような人はウクレレ教室にでも通って強制的にやらされたほうがいい。
間違いなく上手くなる。
問題は、このような本に全く興味を持たない人たちの方であって、そのような人たちの演奏は、はっきり言うが聞くに耐えない。