かねてから生徒の皆さんに一度手にとって見て欲しかった、ショートスケール(通常より長さの短い)クラシックギターがようやく入荷した。受注生産なのだが、思いのほか早く来た。
すばらしい。
弾きやすさに関してはショートスケールに勝るギターは、他にありません。
うちの生徒は大人になってギターをはじめる人が多いのだが、すでに硬くなっている指で苦労してセーハや拡張などをしてるのを見ると、内心とても気の毒な気がするのです。もっと短いサイズのギターを使えば、そんなに苦労しなくていいのに、と思うわけです。
でも札幌の楽器店ではほとんどショートサイズ・ギター(子供用はのぞく)はおいてないし、試すことも出来なかったので、どうしようもなかったんですが。ですが、ようやく教室に1本仕入れることができました。値段も手ごろなので、ためしに弾いてみて、気に入ったら注文することもできます。
ぼくはかなり前の現代ギター誌のエッセーにも書いたように、ショートスケールギターを大人のアマチュアギター弾きには強くおすすめします。
弾くことの苦労がぐっと減れば、ギターはもっともっと楽しめます。ギター界の古い悪習である通常サイズのギターをだれもが使うべき、という押し付けには、断固反対します。
練習時間があまり取れないアマチュアにとって、ギターは弾きやすさがすべて。弾き易いギターを使えば音色を磨くことにも余裕をもって取り組めるようになります。
とくに、指が硬くなっている五十代以上の方は、ショート・スケールのギターを一度考えて見てください。教室に実物がありますので。
630ミリ・ショート・スケールギターはあさって入荷します。