今日は節分。
節分は本来4回あるそうです。
立春、立夏、立秋、立冬の前の日をいい
季節の分かれ目なんですね。
似たような表現に「晦日」があります。
晦日は月の最後の日、
12月の最後の日は特別に大晦日。
かれこれ25年ほど前に大阪から富山に嫁いだ私。
節分に「巻きずしのまるかぶり」 をするのが当然
と思っていた私は近くのお寿司屋さんで
お寿司を作ってもらいました。
巻きずし2本、丸ままでください。
店主の怪訝そうな顔は今でも目に焼き付いています。
意気揚々と帰宅した私に家人は言ったのです
そんなみっともない買い方はやめてくれ恥ずかしい
お寿司屋さんでは、にぎり寿司を注文するのが
世間の常識らしい・・・
大阪の常識、世間の非常識 を痛感したエピソードです。
しかし、時は流れ平成になると・・・
どうですか、このチラシ
「寿司のまるかぶり」 とは言わず、
「恵方巻き」 としゃれた名前で
全国区になっているではありませんか
七福神巻、開運恵方巻、大名恵方巻 などなど・・・
海苔はご祈祷済みだそう。
霊験あらたかなる恵方巻きですね~。
(息子によると、
「れいけん」ではなく「れいげん」と
濁音にするのが正しいんだそうな。
母さん、恥かかんでよかったね やて!!)
今年の恵方は北北西
夜は北北西の方角を向いて
無言で食べきるのが関西流です。
子どものころから節分には母が作った巻きずしを食べていた私、
じつは巻きずしが苦手であります。
特に、まるかぶりが・・・
太巻きまるまま一本を無言で食べきるのは
子どもにとって拷問に近いものがありました。
口の中はモゴモゴするし
途中で食べ飽きてくるし
ゆでた三つ葉がかみきれず
ビロ~~ンと垂れてくるし・・・
恵方がわからない年は
私のほう向かって拝んで食べっ
と のたまう母。
この魔女っぷり、私にも受け継がれているようです
巻きずしのまるかぶりが苦手な私、
節分にはこれです。
餡はこしあん、甘すぎないのがいい。
皮は黒砂糖味。
元祖厄除饅頭のまるかぶり~