群馬県は、前橋市内の養豚場で飼育されている複数の豚が豚熱・CSFに感染していることが判明したと発表しました。県内の飼育豚での豚熱・CSFの感染は、2例目となります。県の発表によりますと、今月1日前橋市内の養豚場から「2週間前から豚の死亡が増加している」と県に通報がありました。このため、この養豚場で死んだ豚と飼育している豚22頭を県の家畜衛生研究所で検査したところ20頭について感染の疑いがあることがわかりました。2日、国の研究機関に精密検査を依頼し、豚熱・CSFの感染が確認されました。今回、感染が確認された豚は生後およそ100日前後の肉豚で3月上旬にワクチン接種を行っていたということです。 感染の確認を受けて、2日の夜から県の職員が20人体制で殺処分を始めました。殺処分するのは、感染が確認された農場のおよそ8500頭と、同じ経営者が管理する別の農場で飼育していたおよそ1500頭の合わせて1万頭です。この農場の10キロ圏内には前橋市のほか渋川市、桐生市、みどり市の86の養豚場がありますが豚のワクチン接種が済んでいるため、出荷の制限などは行わないということです。 県内の豚熱・CSFの感染は今回が2例目で、去年9月に高崎市の養豚場で飼育豚では初めてとなる感染が確認され、この養豚場で飼育されていた豚5887頭が殺処分されました。 県内では、およそ64万頭の豚が飼育されていて、全国4位の養豚県です。※引用しました!