プロ野球・ソフトバンクの工藤公康監督（58）が27日、本拠地のペイペイドームで退任の記者会見を行い、「結果が悪ければ責任を負うのは監督」と退任を決めた理由を語った。後任は藤本博史2軍監督（57）の昇格が有力視されている。チームは8年ぶりのBクラス（4位以下）となる4位で今季を終えた。球団側は在任7年間で5度の日本一と3度のリーグ優勝を成し遂げた工藤監督の手腕を高く評価し、シーズン中から続投を要請してきたが、工藤監督は10月上旬に退任の意向を固めたという。今季は抑えの森や主軸のグラシアルら主力選手の長期離脱が相次ぎ、苦しい戦いを強いられた。工藤監督は「けが人が多くてもやりくりをするのが監督の仕事。野手、投手ともにバックアップすることができなかったのは僕の責任」と強調した。今後については未定で、現在の心境を「少し抜け殻のようになっている」と語った。一方で、プライベートでは「アウトドアが好きなので、時間があれば九州を転々とキャンプして、いろいろな景色を見たい」と希望を口にした。工藤監督は現役時代に投手として、西武やダイエー、巨人、横浜でプレーし、2014年オフにソフトバンクの監督に就任。監督通算成績はレギュラーシーズンで558勝378敗42分け。勝率が5割を下回ったのは今季の4割9分2厘のみで、通算勝率は5割9分6厘だった。※引用しました!