河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

茶話164 / 初詣

2025年01月01日 | よもやま話

いつもと同じように7時前に起きる。
30分頃に、近くの河原の堤防へ行く。
いつになく人々が集まっている。
やがて山の端がきらりと光って、朝日が昇り始める。
女子高生たちがキャッキャと騒いで写真を撮っている。
自分にもこんな時があったのかなと……年月の流れにひたりながら、2025年の初日の出を浴びる。

昼からバイクで畑へ。
パンパンと柏手を打って、「今年もよろしく」とぺこりと頭を下げる。
さあ行くとするか。
はるか西北の山の麓まで歩くのだ。
「歴史十一/八幡太郎は恐ろしや」で書いた、河内源氏の里、通法寺を目指す。
冬の今なら、田んぼの中を通って真っすぐに向かうことが出来る。

田んぼを横切り、梅川に架かる橋を渡ると通法寺の村に入る。
道が狭いためか昭和の懐かしい家並が続く。
途中に源頼義、義家の墓や、館があった通法寺跡の遺跡がある。
今日は元日なので、500m先の通法寺八幡宮を目指す。
鳥居の先に壷井の地名の由来となった井戸があり、急な石段が続く。
おっちらこっちらと上っている横を、七、八人の子どもたちが元気に駆け上っていく。
自分にもこんな時があったのかと……またしても年月の流れを感じる。

八幡様にお参りして、横手の権現様にもお参りする。
参拝者はまばらで、さっきの子どもたちの遊び場になっている。
ここの境内は丁寧に整備されていて庭園のようになっている。
若葉の頃は実に美しいので、それは春の楽しみにするとしよう。
明日は、昔通った小学校までの道を歩き、中学・高校に通った喜志駅まで歩こう。

コメント (1)
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